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アパレル業界&求人ニュース
アパレル派遣・転職の面接対策②落ちる人の特徴
2024.05.17
前回の「アパレル派遣・転職の面接対策①受かる人の特徴」では、面接に受かる人の特徴について紹介しました。
正社員はもちろん、アルバイトやパートも含めると面接を受けたことがない人はいないのではないでしょうか。
面接というと「なんだか緊張してうまくいかない気がする」「何を準備したらいいのかわからないからその場で対応する」という人もいるかもしれません。
しかし面接には、どういう対応をしたら採用され、どういう対応をしたら採用されないのかという傾向がありますので、自分が働きたいと思う会社に採用されるよう、しっかりと準備をして臨みましょう。
派遣社員の場合は、労働者派遣法により面接による選考は禁止されているため、派遣先企業とは面接ではなく面談(顔合わせ)をすることになります。
面談は派遣先企業と労働者のミスマッチを防ぐためのもので、派遣会社の担当者も同席してフォローしてくれるので心強いでしょう。
ただし、企業がイメージしている人物像とあまりにも違っていた場合は不採用となることがあります。
「うちのブランドの一員としてこの人と一緒に働きたい」と思われるような振る舞いが必要です。
このシリーズでは、アパレル業界で転職をする際に、「採用面接で受かる人」と「採用面接で落ちる人」の特徴を紹介しています。
どうして落ちてしまうのか、今回は「落ちる人の特徴」を見てみましょう。
面接で落ちる人とは
「単に洋服が好き、ファッションが好きというだけの志望動機」「これまでの経歴や培ってきたスキルがアピールできず、何ができる人なのかわからない」「身なりに清潔感がなく、ブランドイメージと合わない」「社会人としての言葉遣いやマナーが身についていない」「コミュニケーション能力が低い」などの人は面接で良い印象は与えられないようです。
やる気や熱意があっても、それを具体的に伝えることができないと「採用したい」とは思われないでしょう。
では、ここからは面接で落ちる人の特徴を6つのポイントに絞って解説します。
①志望動機から意欲を感じない
「ファッションが好き」「おしゃれが好き」「ファッションに関係する仕事をしたい」という理由を熱く伝える人がいます。
しかし、アパレル業界では、ほとんどの人がその気持ちを持っています。
大前提ともいえるため、「ファッションが好き」ということだけを伝えてもプラスにはなりません。
また、面接先の企業やブランドについての知識が少ない場合もやる気がないと判断されます。
最低限でもブランドイメージ、コンセプト、取扱商品、価格帯、ターゲット層、店舗数、姉妹ブランドなどの情報を理解した上で、そのブランドへの想いがないと厳しい結果になるでしょう。
面接に臨む前に、ひと通りのことを調べ、どうしてこの会社で働きたいのか、自分はこの会社でどんな力を発揮できるのかを整理しておきましょう。
特にアパレル企業での勤務が未経験の場合、雰囲気や想像だけで考えると的外れな志望動機になりがちです。
アパレル企業で実際に働いている人たちの体験談などを参考にし、おおよその仕事内容を理解した上で、志望動機を考える必要があるでしょう。
わからないこと、知らなかったことについて聞かれた際は、知ったかぶりをせずに、知らないという事実とこれから学んでいきたいという意欲を伝えましょう。
ごまかして受け答えしていると面接官に伝わります。誠実さが感じられないと思われてしまうので、気をつけましょう。
わざわざ調べなくても知っているブランドのほうが楽だからと有名ブランドにしか応募しない場合、競争率が非常に高くなり、採用されるのは難しくなるでしょう。
大手企業、有名企業、人気企業というのはどの業界でもひと握りです。
どうしてもその企業で働きたい場合、挑戦するのは良いことですが、ある程度がんばっても採用されない場合は同業他社で経験を積んでから再度チャレンジするのもいいでしょう。
また、ブランドのターゲット層から大きく外れている場合、何度応募しても採用は難しいでしょう。
法律によって採用時の年齢制限は基本的に禁止されていますが、「平均年齢20代」や「20代中心」などと記載されている場合、大きく離れた年齢の人は採用されにくい場合がほとんどです。
②経験やスキルが不足している
アパレル業界で働いてきて転職をめざしている人もいれば、未経験でアパレル業界をめざしている人もいるでしょう。
どちらの場合も、志望動機や自己PRを伝える際に、今まで培った経験やスキルをきちんと伝えられないと、採用しても戦力にならないと判断されてしまいます。
アパレル業界での勤務が未経験の場合と経験がある場合、それぞれどうしたらいいのか見てみましょう。
・アパレル業界未経験の場合
未経験と経験者ではどうしても経験者が有利になりますが、未経験でもこれまでの経験からアパレルの仕事に必要なスキルを身につけていることや、勤務で役立つことをアピールできれば採用のチャンスがあるでしょう。
しかし、未経験であるハンデを跳ね返すような経験やスキルもなく、アパレルと関係のない経歴を話しているようでは難しくなってしまいます。
チャレンジしたい気持ちや意気込みはわかりますが、求人に載っている要件を満たしていない場合は、面接に進むことができたとしても採用は厳しいでしょう。
応募の時点で、この要件が足りていないが、その分違うスキルが人より優れているなどのアピールをして、評価を待ちましょう。
・アパレル業界経験者の場合
経験者でそれなりのスキルがある場合でも、応募者の中に自分よりもスキルの高い経験者がいたらそちらが選ばれる可能性が高まります。
経験者で大体のことは理解しているからと高を括っていると、失敗してしまいます。
自分の経験やスキルを面接先企業でどのように活かせるのか、具体的に伝える必要があります。また、経験者の場合も、求人要件を満たしていない場合、採用される確率は低くなります。
どうしてもと思う場合は、それなりのアピールが必要です。
③身だしなみが整っていない
どんな会社の面接でも身だしなみが整っておらず、清潔感がない人は受け入れられないでしょう。アパレル業界の企業ならなおさらです。
一般企業の面接の場合、スーツやそれに準じたビジネスの場にふさわしい服装で臨みますが、アパレル企業の場合は私服での面接が多くなります。
私服で大丈夫といわれても、カジュアル過ぎず、面接の場にふさわしい服装を意識しましょう。
私服の場合、スーツ以上にトレンドが反映されやすいので、ひと昔前に流行ったものには気をつけましょう。
ファッションに対する知識がない、トレンドに疎いなどと判断されてしまうことがあります。
また、服のコーディネート以上に洋服、靴、鞄などに汚れやシミ、シワなどがなく、きれいな状態であることが大切です。
服装以外にも、髪型やアクセサリー、メイクなども気を抜かないようにしましょう。
髪の毛に寝癖がついたまま、ボサボサで手入れがされていないなどは洋服以上に目を引きます。
大げさなセットをする必要はありませんが、ある程度整えることや、洋服のコーディネートと合わせる必要があります。
また、アクセサリーをつけておしゃれに見せたい、面接先企業の商品なので身につけたいなど理由はあっても、その場にふさわしいコーディネートやTPOを考えましょう。
メイクの好みは千差万別ですが、基本は企業やブランドのイメージに合わせること。
ファッションは工夫できても、メイクは日々の習慣が出やすいところです。
その日のコーディネートと合っているか、家を出る前に冷静に確認しましょう。
身だしなみでアパレル企業ならではのチェック項目といえば、「自社のブランドイメージに合っているか」ということです。
ファッションが好きな人ばかりの業界です。面接官もそのひとりであり、チェックする目は他業界よりも厳しくなります。
ブランドに対する知識が浅く、コーディネートもブランドイメージから遠すぎる場合、その企業で働く意欲が感じられないと判断されます。
ブランドのコンセプト、世界観、ターゲット層を意識しましょう。
また、ブランドコンセプトを理解した上で、自分らしさも表現できると上級者とみなされ、評価も上がるでしょう。
④ビジネスマナーができていない
一般企業でもビジネスマナーや一般常識が身についているかどうかは面接でチェックされる項目です。
アパレル企業は接客の仕事が多いので、一般企業以上に見られていると思っていいでしょう。
入室時の最初の挨拶から退室するまで、すべての立ち振る舞いに気をつけましょう。
緊張してうまくできないのか、そもそもマナーが備わっていないのかは見ていたらわかりますので、緊張してしまっても問題ありません。
立ち振る舞い以外の大事なポイントは言葉遣いです。社会人として、しっかりした言葉遣いでコミュニケーションを取ることができるかどうかをチェックされています。
自分で用意してきた志望動機や自己PRなどはきちんとした言葉遣いであっても、面接官との会話やふとした時の相槌などに普段の言葉遣いが出てしまうものです。
ブランドイメージに合わせたトーンを意識すると高い評価につながりやすくなります。
普段あまり意識しないかもしれませんが、声量にも注意が必要です。
聞き取りづらい声量では接客業は任せられないと判断されてしまいますし、場の雰囲気を考えない大きな声はマナーがないと判断されます。周囲のトーンに合わせた声量を意識しましょう。
面接に遅刻した場合、「数分だから問題ないだろう」などと考えて何も言わない人は不採用になりやすいでしょう。
何かあっても遅刻しないように余裕を持った行動は必須です。
万が一、やむを得ない事情で遅刻する場合も、事前に連絡をしたり、最初に遅刻したことに対する謝罪をしたりするなど、マナーを守りましょう。
また、履歴書など書類の書き方にも一般常識の有無が出るので、記入時には注意が必要です。
⑤コミュニケーション力が低い
接客業で働くなら、笑顔は基本です。コミュニケーションの中でも笑顔は特に重視される項目です。
緊張していて笑顔が引きつってしまっても大丈夫なので、笑顔は絶やさないように意識しましょう。
面接時に笑顔がないと、やる気がないと判断されることもあります。
また、アイコンタクトも大切な要素のひとつです。会話の際には相手の目を見ることを意識しましょう。
目が合わない状態が続くと、自信のなさや本心を話していないイメージを持たれますので注意してください。
なかには、コミュニケーション力があることを、誰とでもフレンドリーな対応ができることだと誤解している人がいます。
敬語も使わず、語尾を伸ばしたり、ダラダラ話したり、言葉を最後までしっかり話さなかったりすると、フレンドリーではなくマナーを知らない人だと判断されます。
そのような話し方が許されるのは限られた人間関係だけと心得て、TPOを考えたコミュニケーションを取りましょう。
面接での受け答え、面接官への対応は実際の接客態度を想像させます。
「話をするときに目を見ず、床や壁など関係ない方向を見ている」「声が小さくて聞き取りづらい」「おどおどしていて、口癖のようにすぐ謝る」などの態度だと、面接自体もうまくいきません。
自己PRの内容がよくても、「こんな人には働いてもらえない」と判断されるでしょう。
⑥希望条件が多い
アパレル業界はシフト勤務が多く、特に土日祝日、連休などは稼ぎ時でもあるのでカレンダー通りに休むのは難しいでしょう。
スタッフみんなが交代で休暇を取るため、「土日祝日は働けない」「特定の曜日、時間帯は働けない」「休暇は必ず連休にしたい」など、希望する条件が多すぎて柔軟な対応ができない人は敬遠されがちです。
求人をよく見て、自分が働きたい条件とあっているのか確認が必要です。
また、希望条件があるのに面接では何も言わず、採用されてからあれこれ追加すると問題が発生します。
譲れない条件や働き方がある場合、先に確認しましょう。
条件面を優先して働きたい場合は、派遣社員として働くのがおすすめです。
派遣の場合は、求人数が多く募集内容もさまざまです。その中から勤務日や勤務時間など自分が希望する条件で働ける仕事を選ぶことができます。
アパレル派遣なら派遣なび!
アパレル業界で働きたいけれど、正社員として働くのは厳しいと思っている人、譲れない条件を優先して働きたい人、派遣社員なら自分の希望に合わせた仕事を探すことができます。
条件が少ないほうが仕事の選択肢は広がりますが、希望の勤務地、勤務日数や勤務曜日、勤務時間などを指定して働くことができるのが派遣社員の強みです。
また、未経験で挑戦できる仕事が多いのも派遣の良いところです。
正社員として入社するのが難しいブランドも、派遣社員としてなら働くことができる場合もあります。
アパレル業界に強い「派遣なび」は、アパレル・ファッション業界の求人が豊富です。
登録すると、カウンセリングを受けることができ、不安なことがあったら相談できます。
職場の雰囲気などの情報提供や働くうえでのアドバイスもしてくれるので、面談前の準備も安心です。
どんな求人があるのか知りたい人は、「派遣なび」でチェックしてください。
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