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ただ打ち込むだけじゃない!実は奥深い「レジ業務」の仕事内容を解説

2024.02.02

ただ打ち込むだけじゃない!実は奥深い「レジ業務」の仕事内容を解説

商品販売の現場で必ず発生するレジ業務。

特別な資格や専門的なスキルは不要なため、誰でもできる簡単な仕事と思われがちです。

しかし、多くのお客様と接することもあり、レジスタッフがお店の印象を左右することも。

お金も扱うので、店舗では重要な役割を担っているといえるでしょう。

レジスタッフが活躍できる場所は多彩ですが、ここではホームセンターや大型スーパーなどのレジ業務専任スタッフに焦点をあて、仕事内容やメリット、向いている人の特徴について紹介します。

仕事内容

レジ打ち、レジ点検、レジ周りの整理整頓の3つがレジスタッフの主な仕事です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

・レジ打ち

バーコードがついている商品はスキャン、ついていない商品はタッチパネルを操作したり、直接金額を打ち込んだりして商品の情報・金額を入力し、精算金額を確定させます。

レジスタッフのメイン業務であり、多くの時間をレジ打ちが占めます。

精算金額が確定したら、お客様に支払い方法を確認します。現金の場合は、トラブル防止のため会計が終わるまでレジの中にしまわず、お客様の目の届く場所に置いておきます。

また、預かった金額は必ず声に出し、お客様にも確認してもらうと良いでしょう。おつりがある場合はレシートと一緒に渡します。

キャッシュレス決済の場合は、キャッシュレス決済用の端末を操作して対応します。

決済する金額は口頭で伝えた後、端末の画面でお客様にも確認してもらうとトラブルを防げます。

決済が終わったらレシートや利用票を渡して終了です。いずれの場合も領収書発行の希望があった場合は、別途対応します。

高齢者や妊娠中のお客様がいた場合、精算が終わった商品をサッカー台まで運ぶお手伝いをすることも。

ホームセンターなど大型商品を扱う店舗では配送の有無を聞き、必要ならサービスカウンターなどの配送手配を行う部署を紹介します。

最近は支払い方法の多様化が進み、レジスタッフの業務が増えています。

レジ周りにはクレジットカード、コード決済、電子マネーなど、さまざまな支払い方法に対応した決済端末が置かれており、レジスタッフは全て操作する必要があります。

また、ポイント加算を行ったり、クーポンの値引き対応をしたりするのもレジスタッフの仕事です。

2020年7月のレジ袋有料化以降は、レジ袋の有無を確認する必要も出てきました。

以前と比べ、レジスタッフの業務負担は増えているといえるでしょう。

一方、バーコードの読み取りといった商品の金額入力はスタッフが行うものの、精算はお客様自身が行うセミセルフレジ、読み取りから支払いまでお客様自身が行うセルフレジも登場してきています。

これらのレジの導入でレジスタッフの負担は減少しますが、業務がなくなることはありません。

操作方法がわからないお客様をサポートしたり、読み取りエラーなどのトラブルに対処したりと、臨機応変な対応が求められます。

同時に万引きが行われないよう、定期的に目を光らせておく必要もあります。

・レジ点検

レジに登録されている金額と実際にレジに入っているお金が一致しているか、確認するのがレジ点検という業務です。

管理職が行う店舗もありますが、レジスタッフが行うのが一般的です。

決まった時間に点検を行う、閉店後にまとめて行うなど、詳細は店舗により異なります。

点検した現金をレジスタッフが金庫に入金する店舗もあるようです。

・レジ周りの整理整頓

基本的にレジスタッフは、レジ前から動くことなくお客様の会計対応を行いますが、空いている時間はレジ周りの掃除、レジ袋やレシート用紙の補充、袋詰めを行うサッカー台の清掃を行います。

時にはカゴの片付け、カートの回収なども行います。

大型店舗では品出し専門のスタッフが対応しますが、小規模の店舗ではレジスタッフが手伝うこともあります。

レジスタッフといっても、実際の業務内容は店舗や企業によって異なります。

多くの業務を担当したくないという方は、レジ専任、レジ業務のみと書かれた求人を選ぶと安心です。

一般的に大型スーパーやホームセンターではレジ専任が多く、商品の陳列までは行わないことが多いようです。

ただ、お客様の数も多いので客足が途絶えることがなく、休みなくレジ対応をする必要もあります。

求人によって業務内容や忙しさが異なるため、自分にあった職場を選ぶことが快適に働く秘訣です。

レジスタッフのメリット

仕事のイメージができたところで、レジスタッフのメリットについて考えてみましょう。

・未経験OKで研修が充実している

専門的な知識や資格が不要なため、未経験者歓迎の求人が多い仕事です。

入社後は研修があり、基本のレジ操作を学んでからお客様の前に立ちます。

最近は練習モードが搭載されたレジも多く、お客様が少ない時間帯にトレーニングもできます。

店舗で練習中のスタッフを見たことがある方もいるかもしれません。

いきなりお客様が購入する商品を扱うのは不安がありますが、練習があれば安心して始められますね。

また、お客様の前に立ってからも最初のうちは先輩が後ろにつき、困ったら助けてもらえます。

大型店舗ではマニュアルや教育制度が充実していることが多いため、レジに触ったことがないという未経験者は大型店舗からスタートするのがおすすめです。

レジスタッフの人数も多く、トラブルが起きてもサポートしてもらえる人が多いので安心という面もあります。

なお、研修期間中は時給が安いことがあるので、事前に確認しておきましょう。

・求人数が多い

販売の現場にレジスタッフは欠かせないため、求人は一年を通して安定しており、数も豊富です。

さまざまな業種・業態の求人が出ているので、自宅から近い、自分の興味のある商品を扱っているなど、働きやすい職場を選ぶこともできます。

レジ業務は最初に覚えることが多いものの、同じ業務を繰り返すため慣れてしまえば負担は少ないと感じる人も多いようです。

また、一度レジ操作を覚えてしまえば、基本的にどのような小売りでも大差はありません。

まずは身近な店舗や企業でレジ操作や接客を学んでおくと、選べる仕事の幅が広がり転職に有利になります。

・年齢を問わず働ける

立ち仕事がメインにはなりますが、力仕事ではないため若年層から高年齢層まで働くことができます。

長く働くこともでき、何歳からでも挑戦できるというのは大きなメリットです。

・希望通りの時間で働きやすい

レジスタッフはシフト制で働くことが一般的です。

午前中のみ、夕方だけ、1日4時間など、家庭や育児、体力とバランスを取りながら自分の好きな時間帯、働きたい時間だけ働けます。

勤務時間の調整、シフト調整がしやすいので、扶養内で働きたいといった希望も叶えられます。

夢や目標と両立したい方、ダブルワークで稼ぎたい方は深夜帯を選べば高時給が狙えるでしょう。

・ありがとうと感謝の言葉をもらえる

レジスタッフは高齢者から子どもまで、さまざまな人と接します。

淡々とレジ打ちをするのではなく、袋の有無を聞いたり、支払い方法を確認したりと意外とお客様とのコミュニケーションが多いものです。

お客様から直接「ありがとう」という感謝の言葉をもらえることも多く、充実感を得られます。

レジスタッフの大変なところ

多くのメリットがある一方、大変な面もあります。レジスタッフとして働く前に、注意点も確認しておきましょう。

・お金に関わるためミスが許されない

おつりの渡し間違い、お金の受け取り間違いはNG。お金のトラブルは、お店の印象を下げてしまいます。

忙しくても慎重に対応し、ミスを起こさないよう気をつけましょう。

万が一ミスをしてしまった場合は、すぐに謝罪をすることが大切です。

最近はレジスタッフがお金を確認するのではなく、お金を入れると自動でおつりが出てくるタイプのレジも増えています。

ミスが不安な場合は、自動釣銭機タイプのレジを使っている店舗を選ぶと良いでしょう。

・時にクレーム対応がある

精算のミスをしてしまった場合は、真摯に謝らなければなりません。

レジは目立つ場所にあるため、自分のミスでなくても、クレーム対応をすることになる場合があります。

時には、並んでいたのに横入りされたといったお客様同士のトラブルの仲裁を行うこともあるようです。

一人で対応できない内容だったり、店舗が混雑していたりする場合は、上司や先輩に報告・相談しましょう。

・立ち仕事のため体力が必要

働いている間は基本的に立ちっぱなしになるため、足腰に負担がかかります。

店内は空調が効いているものの、夏も冬も足元が冷えることが多いでしょう。

空いている時間を見つけてサッカー台の掃除をするために歩くなど、意識的に足を動かしましょう。

店舗によってはヒーターが使えることもあります。

・身だしなみのルールがある

最近は髪型や髪色の自由度が高い店舗も増えてきましたが、髪色や髪型に規定があるのが一般的です。

また、制服着用が必須という店舗もあります。

おしゃれを楽しみながら働きたい場合は、頭髪や服装の規定を確認しておきましょう。

レジスタッフに適性がある人

多くのお客様を短期間で対応するレジスタッフは、次のような適性があると重宝されるでしょう。

・正確に仕事をこなせる人

お金に関わるため、正確性が求められます。

バーコードのスキャンミスをしない、割引シールは見逃さない、おつりを間違えないなど、基本的なことを正確にこなせる人には適性があります。

・スピード感がある人

混雑している時間帯では特にスピード感が求められます。

レジ対応が遅いと店内が混雑し、お客様はイライラしてきます。

クレームにつながることもあるほか、混んでいるレジを見て買わずに帰ってしまうお客様もいるほどです。

商品を傷つけず、お金のミスをせず、スピード感を持って仕事ができる人は重宝されます。

よく売れる商品のバーコードの位置やタッチパネルの位置を覚えておくとスピードアップを実現できるでしょう。

細かな点ですが、商品数が多い場合はこの小さな工夫が大きな時間短縮につながります。

ただ、一生懸命覚える必要はなく、仕事をしているうちに自然と覚えられたという人が多いようです。

ミスをしないように気をつけていても、打ち間違いや操作ミスはおこしてしまうもの。

ミス対応は時間を大きくロスしてしまうため、研修中にミスをしてしまった時の対処法を必ず教えてもらいましょう。

・責任感がある人

レジスタッフの対応が悪い場合、お店の印象は下がります。

一人で対応できない時や困ったときは、先輩やマネージャー、店長にヘルプを頼むものの、まずは自分で解決するという気概のある人は適性があります。

責任感があり、仕事をきっちりと行える人は、経験を積むうちに新人スタッフの指導係やマネジメント、正社員登用などステップアップも可能です。

・笑顔で対応できる人

会計を始める前に「いらっしゃいませ」、列が長い時は「大変お待たせいたしました」、会計が終わったら「ありがとうございました」「またお越しくださいませ」など笑顔とハッキリした声であいさつできる人はレジスタッフに向いています。

人は笑顔で対応してくれた人に好印象を抱き、またこのお店で買い物をしたいと思うからです。

・臨機応変な対応ができる人

肉や魚の汁もれや、冷凍食品など他の商品を濡らす可能性があるもの、袋詰めされていない野菜などはレジ打ちをしながらビニール袋に入れていきます。

また、ただレジ打ちをするのではなく、重いものはカゴの下や端、軽いもの、つぶれる可能性があるものは上におくなどかご詰めのスキルも必要です。

お客様が袋詰めをする際に取り出しやすいよう、飲料は縦にするといった工夫も求められます。

高齢者や妊娠しているお客様の場合、カゴをサッカー台まで運ぶと、大変喜ばれます。

臨機応変な対応ができる人は、お客様から感謝されやすく店舗でも評価されます。

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