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未経験歓迎の派遣求人で自己PR!履歴書・職務経歴書の書き方教えます【営業編】

2024.09.10

未経験歓迎の派遣求人で自己PR!履歴書・職務経歴書の書き方教えます【営業編】

未経験の業界・職種にチャレンジするなら、まずは書類選考を勝ち抜かなければなりません。転職活動の必須書類である履歴書と職務経歴書で、どのようなアピールをすれば多くのライバルたちより先に内定を勝ち取れるのでしょうか。

今回は未経験から営業職をめざす人向けに、アピールポイントの書き方や情報整理術を紹介します。

自社で扱う商品・サービスをお客様に提案し、購入や契約を促す仕事です。企業の代表として、個人・法人を問わずお客様と接し、会社の売上や利益を生み出すという重要な役割を担います。営業職は多くの業界で必要とされるため求人数は豊富です。専門的な経験やスキル、特別な資格は不要と考える企業が多く、未経験歓迎の求人も多いのが特徴です。そのため、未経験から挑戦しやすい職種といえるでしょう。

営業は大きく個人営業と法人営業の2つに分けられます。保険や不動産販売といった個人営業は、アプローチしたお客様が購入の決定権を持つことが多いため、契約までの期間が短いのが特徴です。インセンティブ制度が導入されていることも多く、成果を上げるほど高い収入を手にできます。

事務用品やビジネス支援システムの購入・契約を促す法人営業は、アプローチした相手が決裁権を持っているとは限りません。大企業ほど契約締結までの時間は長くなるでしょう。ただ、規模が大きい案件を担当すれば大きな売上を上げることができ、達成感や充実感を得られます。

販売職と営業職は似ていますが、お客様の購入意欲という点が異なります。販売職は商品・サービスに興味関心があるお客様に対応するのに対し、営業職は購入意欲が低い、またはないお客様にもアプローチし、購入や契約を促す必要があります。そのため、販売職以上に高いコミュニケーション力や提案力が求められるといえるでしょう。

転職において経験者は即戦力を期待されますが、未経験者は「異業種での経験を活かしてほしい」「消費者目線で、商品やサービスを捉えて提案してほしい」など、社会人経験や成長力が期待されます。以前は「転職は30歳まで」と言われていましたが、現在は年齢を気にしない企業が増えており、何歳からでも理想の職場への転職が可能になっています。

両方とも転職活動に必須の書類ですが、役割が異なります。履歴書は名前や住所、学歴・職歴、志望動機や保有資格などを簡潔に記したもの。職務経歴書は今までどのような業界・職場で、どのくらいの期間、どのような活躍をしてきたかという、実績をアピールするものです。転職活動では職務経歴書のほうが重視される傾向にあります。

職務経歴書には正社員、派遣など、雇用形態に関わらず、これまで働いてきた会社、職種、内容、期間などを具体的に記入します。正社員の場合、株式会社Aに入社、退社と記載しますが、派遣社員として働いていた期間は、B社に派遣登録、C社にて販売員として就業、契約期間満了につき退職などと記入します。

基本的に派遣企業と派遣先企業の両方を記載しますが、企業間の契約上、派遣先の企業名を記載してはいけない場合があります。詳しくは、登録している派遣会社に確認してください。

書類選考、採用面接では職務経歴書の自己PRが合否を左右します。採用担当者は「強みを発揮して、自社でどう活躍してもらえそうか」「自社の文化や風土にマッチしているか」をチェックしています。

自己PRは300~400字程度にまとめるのが一般的です。自分の強み、それを裏付ける具体的なエピソード、得られた結果、応募先で貢献できることいった流れでまとめると、わかりやすく、説得力も増します。

自己PRに記載した内容は面接で再度質問されるため、職務経歴書作成の段階からしっかりと準備しておきたいものです。書類に記載している内容と面接で話す内容がかけ離れている場合、一貫性がない、本気度が足りないと判断され高評価を得られません。

未経験から営業職をめざす場合には次の4点を意識して書類を作成すると、内定にぐっと近づけるでしょう。

    経験者なら過去の営業実績を具体的な数値を使ってアピールすれば、即戦力として活躍できることを証明できます。未経験者の場合は、次のような営業職にマッチした経験やスキルをピックアップして職務経歴書に記載することで、営業職として活躍できることをアピールできます。

    販売職など、前職で売上の数値を持っている場合は絶好のアピールチャンスです。販売職と営業職の仕事は重なる部分も多いため、販売職経験者は即戦力として高く評価されます。店舗の規模、取扱商品について説明した後、個人の売上成績や目標達成率など、できる限り具体的な数字で表しましょう。

    数値でアピールできる実績がない場合は、主体的に行動したエピソードや提案して遂行した業務などを具体的にアピールしましょう。営業は長期的に同じ顧客を担当することもあれば、新しい顧客を開拓することもあります。フットワークが軽く、前例がない仕事にも挑戦できる行動力や、お客様の課題に対する解決策を提案する力は営業職として活躍するのに大事な能力です。

    対面、オンラインを問わず、お客様の課題をヒアリングしながら提案したり交渉したりして仕事を進めていく営業職に、コミュニケーション力は欠かせません。前職でコミュニケーション力や交渉力の高さをアピールできるエピソードがあれば、具体的に書きましょう。リーダーとしてチームをまとめた経験も高く評価されるほか、成果を数字で表せると、さらに説得力が増します。

    お客様・取引先相手のエピソードはもちろん、社内でのコミュニケーション力の高さをアピールできるエピソードでも構いません。営業職は営業事務などのサポートをしてくれるスタッフと一緒に働きます。

    また、営業職同士が協力しあいチーム全体で営業成績を上げている会社もあります。企業研究でチーム力を大事にしている会社だとわかった場合、チームワーク力やリーダシップがわかるエピソードを伝えると、高評価を得られるでしょう。

    メールのやり取りやWord、Excelといった基礎的なパソコンスキル、プレゼンテーション資料の作成スキル、オンライン会議で使用する各種通信ツールの操作力も重要なアピールポイントです。「自作の資料を元に提案して高い評価を得たことがある」「提案書がわかりやすいと評判だった」などの具体的な事例があれば、自己PRに盛り込みます。ベーシックなスキルがない場合は、事前に勉強しておくとよいでしょう。

    営業職は会社の顔として交渉を行う機会が多いため、基本的なビジネスマナーをおさえておきましょう。面接では立ち振る舞いでビジネスマナーが身についていることをアピールできますが、書類ではどのようにしたらいいのでしょうか。

    「毎日笑顔で挨拶をすることを心がけていたため、他部署に相談できるスタッフが増え、円滑に仕事を進められた」といったマナーとコミュニケーション力の高さをアピールできるエピソードや、報告・連絡・相談を重視しているなど、自分の強みやこだわりを伝えましょう。

    また、指定された形式で作成する、手書きなら丁寧な字で書く、提出締め切りを守る、ビジネスマナーに則った送付状をつけるなど、内容以外の面でもビジネスマナーを身につけていることはアピールできます。

    派遣社員から営業職をめざす場合は、他業界の経験や基本的なパソコンスキル、ビジネスマナーは既に身についているものと見なされます。職歴を丁寧に棚卸し、パソコンスキル、社内での調整力、コミュニケーション力などをアピールできるエピソードをまとめておきましょう。

    海外とやりとりが多い職場をめざすなら、ビジネスレベルの外国語のスキルが求められます。保有している資格や検定試験の成果を履歴書の資格欄に記入しておくと良いでしょう。

      なぜ経験が活かせる業界ではなく、あえて未経験の業界に挑戦するのか。企業はその目的や理由を知りたがります。経験を活かして転職すれば年収アップや待遇アップが期待できるにも関わらず、なぜ条件が下がるかもしれない未経験の業界に転職するのか。前職でトラブルがあったのか、仕事内容について深く考えず、業界全体のイメージや通勤時間の短さなどで選んでいないかなど、仕事への熱意がないことを危惧しているためです。

      営業なら「内勤よりも外回りが向いていると感じたから」「成果報酬制度があり、高年収を手にできると思ったから」などの漠然とした理由、どの業種・企業の営業職でもあてはまるような理由では、熱意や真剣さが採用担当者には伝わりません。

      未経験から営業職をめざすなら、なぜ営業職をめざすのか、なぜこの企業の営業職になりたいのか、という2つの視点から目的や志望動機を明確にする必要があります。

      営業職をめざしたい理由は、「数字や成果で明確に評価されるのが魅力」「より多くの人に、会社の商品やサービスの良さを知ってほしい」などが挙げられるでしょう。営業職についてよく研究することで、自分の志望動機が明確になってきます。

      また、企業研究することで、なぜ同業他社ではなく、この会社を選びたいのかが明確になります。企業研究は志望動機だけでなく、自己PRの作成や面接でも役立ちます。複数社を同時に受ける場合でも、面倒がらずに1社ずつ丁寧に研究しましょう。

        どれだけ優秀な経歴や素晴らしい夢や目標があったとしても、応募先の企業で活かせないスキル、実現できなさそうな夢や目標だった場合、企業は採用を見送るケースが多いといえるでしょう。なぜなら、採用してもすぐに辞めてしまう可能性が高いからです。

        企業研究を行い、企業が求める人材に合わせた強みやエピソードをピックアップして、働く姿を具体的にイメージして伝えましょう。採用担当者が実際に働いている姿をイメージしやすいうえ、しっかりと企業研究をしていることが伝わるため、高い評価を得られます。

        企業が求める人材とマッチする経験・スキルが見つからない場合、自身の強みと新たな仕事の間に共通点を探し、「この強みを活かせばすぐにキャッチアップできる」とアピールしましょう。

          未経験者は、経験者と比べて営業に関するスキル・ノウハウが少ないことは事実です。これまでの経験を活かせるという内容だけでなく、入社前から努力していることをアピールできると、熱意が伝わりやすくなります。

          たとえば、業界知識などを「入社してから勉強します」とするよりも、「今から取り組んでいます」と伝えると真剣さが表現できます。

          未経験から正社員として就職・転職する場合、企業によっては営業目標が厳しかったり、見習い期間があったりします。また、実際に営業職としいて働いてみると、当初のイメージと異なり、長く続けられないこともあるかもしれません。

          ミスマッチを防ぎ、より自分にとって働きやすい職場を見つけるために、まず派遣社員として営業職を経験してから、正社員への転職を考えてみませんか。

          派遣社員なら残業やノルマが少ない求人も多く、早期に責任の重い業務を託されることもありません。負担の少ない仕事から少しずつ営業職に慣れ、派遣会社のサポートを受けながらしっかり経験を積むことができるでしょう。営業職としての働き方に慣れ、営業職での自分の強みを見つけてから転職活動をすれば、より自分の理想にあった職場に出会いやすくなります。

          アパレル・ファッション業界の求人が多い「派遣なび」には、業界を問わず営業職の求人が数多く掲載されています。社会保険完備で、産休・育休制度や給与前払いサービス、研修などフォロー体制も充実しており、快適に働くことができます。派遣コーディネーターが一人ひとりに寄り添って、キャリアプランにあった求人や働き方を提案するため、快適に働くことができるでしょう。

          興味がある方は、ぜひ「派遣なび」で求人情報をチェックしてみてください。次回以降2回にわたり、未経験から販売職をめざす人、事務職をめざす人の履歴書と職務経歴書のまとめ方を紹介します。

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