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【2025年版】10分でわかるアパレル・ファッション業界注目職種・サービス・トレンド

2025.02.11

【2025年版】10分でわかるアパレル・ファッション業界注目職種・サービス・トレンド

業界全体の売上が伸び悩むなか、アパレル・ファッション業界は2020年の新型コロナウイルスの大流行で大きなダメージを受けました。それでも徐々に回復し、2023年までに売上は3年連続で前年比を上回っています。市場規模はコロナ前に戻りつつあるといえるでしょう。

これはコロナ禍以降、業界にさまざまな変化が起こっていることも影響しています。アフターコロナの今、アパレル・ファッション業界の流れはどこに向かっているのでしょうか。新たに注目される職種やサービス、業界のトレンドなど、今回は2025年版アパレル・ファッション業界の今を解説します。

実店舗のお客様は減っている一方で、ITやAIが進歩したことで新たなサービスや価値提供が登場し、市場規模は拡大しています。また、消費者の購買行動や意識にも変化が見られるようになり、それにともなった企業やブランドの取り組みも増えてきています。

ここからは、今のアパレル・ファッション業界の現状について詳しく見ていきます。

以前から、アパレル・ファッション業界の売上は停滞しており、そのなかでも実店舗の売上は減り続けています。デジタル技術の進化やインターネットの普及でオンラインショッピングが主流になり、コロナ禍で外出が減ったことも拍車をかけました。さらに原材料の高騰による販売価格の値上げや、フリマアプリなどの新品の商品を安く購入できるシステムの登場などにも影響も受けています。

その一方でECサイトの利用者は増加していて、市場規模は右肩上がりで拡大しています。ECサイトでは商品の詳細な説明やレビューを確認できるだけでなく、サイズやコーディネートの提案などもしてくれるなど、実店舗でのショッピングとほぼ変わらずに商品を買うことができるのです。加えて、AIを活用したパーソナライズ機能により、消費者一人ひとりに合わせたアイテムやサービスの提供も増えています。

この流れに対応するため、多くのアパレル企業はオムニチャネル戦略を採用し、実店舗とECの連携を強化しています。たとえば、実店舗で試着し、気に入った商品をECサイトで購入する「ショールーミング」戦略や、ECで購入した商品を実店舗で受け取る「クリック&コレクト」など、新たな販売手法が定着しつつあります。

消費者の変化も業界に大きな影響を与えています。ファッションの「所有」より「共有」や「レンタル」を重視する傾向が強まりました。そのため、中古ファッション市場やレンタルファッションの人気が高まり、メルカリやラクマなどのフリマアプリなどが急成長しています。また月額制のサブスクリプション型ファッションサービスも普及し、定額でさまざまなアイテムを楽しめる新しい消費スタイルが広がっています。

価値観の変化から、サステナビリティやエシカル消費への関心も高まり、環境負荷の少ない商品や、リサイクル素材を使用したファッションアイテムの需要も拡大しています。価格だけでなく、その背景にある企業の取り組みや理念にも関心を持つ消費者が増えてきているようです。

消費者の変化にともなって、多くのアパレルブランドがリサイクル素材の活用やサプライチェーンの透明性確保にも力を入れています。不要になった衣類の回収・再利用の推進や、環境負荷を軽減するための新たな素材開発やサプライチェーンの見直しなど、SDGsを意識した取り組みを行う企業が増えています。

生産者の労働環境に配慮し、労働環境を守って適正な対価を支払うという取り組みです。

再利用・再使用の意味で使用済みの製品をごみにせずそのままの状態で繰り返し使うこと。これまでにも1度着用した中古品や、購入したものの使用していない新古品をフリマや中古販売店などで販売する動きはありました。最近ではアパレル企業やブランドが自社ブランドで販売した衣料品を回収し、汚れや破損がないかを見て選別。クリーニングなどを行い、リユース品として再び店舗で販売する取り組みも始まっています。

生産工程の中でも、染色には大量の水が消費されています。技術革新に力を入れ、水を使用しない無水染色の取り組みが行われています。

製品を作るためには多くの植物が消費されており、環境に配慮した自然素材の活用が進められています。たとえばオーガニックコットンは、3年以上農薬や化学肥料を使わない農地で栽培され、児童労働を行わないなどの基準が設けられています。

リサイクルとは廃棄されるものの中から使えるものを取り出し、原料や材料として再利用すること。廃棄されるものを再利用するという点では同じですが、アップサイクルは原料や材料に戻すのではなく、元の製品の素材をそのまま活かすという特徴があります。アップサイクルは、製品を原料に戻す際にエネルギーを必要とするリサイクルより、さらに持続可能な再利用といえます。

以前は、リサイクルやアップサイクルというのは個人レベルで行うものでした。最近ではブランドがあえてリサイクル素材を使用したり、アップサイクルしたものを製品として販売したりする動きも出てきています。アップサイクルは持続可能なものづくりという側面だけでなく、デザインやアイデアによって、さまざまな価値をプラスすることができます。

ファッションテックとは、ファッションとテクノロジーを掛け合わせた言葉で、アパレル業界にIT技術を取り入れたデジタル技術の活用を指します。ファッションテックの進化は消費者に新たな価値を提供するだけでなく、企業の業務効率化や環境負荷軽減につながっています。特に、AI、IoT、ブロックチェーン、3Dプリンティングといった技術の導入が加速しています。

ECサイトでAIが消費者の購入履歴や閲覧データを分析し、個々の好みに応じた商品を提案します。

RFIDタグを活用することで在庫管理を効率化。店舗の商品売上とカメラに映る顧客の動きを連携して、商品の配置による売れ筋を分析することも可能です。

「ブロック」と呼ばれる取引データを過去の「ブロック」と時系列でチェーンのようにつなぎ、取引記録を複数の参加者間で共有する技術。ブロックが一度チェーンに組み込まれると、取引記録の後からの改ざんが実質的に不可能になり、データの信頼性や透明性が保たれる仕組みです。仮想通貨でおなじみのこの仕組みは、高級ブランド品の真正性を証明する手段としても使われています。

デジタルモデルから材料を1層ずつ積み重ね、3次元オブジェクトを作成する技術。プラスチック(樹脂)、金属、カーボンなど、さまざまな材料を使用できます。アパレル業界では、洋服のボタンを作成、3Dプリンターで出力した造形物のデザインと機能性の確認などに活用され始めています。オンデマンド生産が可能になることで、無駄な在庫の削減にもつながります。

あらかじめ計測したサイズと撮影した写真を登録することで、自分では計測しづらい細かい部分も採寸が可能に。このデータに基づいて自分のサイズに合った商品が表示されたり、3Dデータ上で試着ができたりするといったサービスです。

アパレル製品を購入する際には、自分のサイズに合うか、好みに合っているか、実際に試着して確認するという人も多いはずです。オンライン購入でネックにもなっていた「試着ができない」という不満解決策としても期待されています。

センサー装置を使ってデータを取るセンシング技術を活用し、実際に採寸しなくても体にフィットする洋服を注文できる仕組み。これまでは、身体にフィットする洋服を作るにはプロが採寸し、それに合わせて縫製する必要がありました。こういった「オーダーメイド」は時間がかかっていたのですが、手軽でリーズナブルな価格で作ることができるようになりました。

その他、偽造品対策やトレーサビリティが向上し、消費者が購入する商品の生産背景や流通過程を確認できるシステムも整備されつつあります。今後も、このようなテクノロジーを活用した革新的なシステムは続々と登場してくるでしょう。

アパレル・ファッション業界の変化を背景にした、注目職種も見てみましょう。

ECとは「Electronic Commerce」の略で、電子商取引の意味。ECサイトとは、インターネット上で商品やサービスを販売するサイトの総称です。

ECサイト運営とは、ネットショップの販売・運営を行うこと。商品の撮影や登録、販売、在庫管理などが業務ですが、さまざまな知識やスキルが必要です。他の業界に比べてアパレル・ファッション業界のEC化率は高く、今やほとんどのブランドがECサイトでの販売や運営を行っています。

商品の販売を促進するためのマーケティング戦略を行います。InstagramやTikTokなどを活用してビジュアル重視のブランドイメージの発信や、ライブ配信での商品紹介・Q&Aを行い、オンライン上でブランドの認知度を向上させます。

SNSでの投稿や共有、ブログやウェブサイトでのレビューや評価、オンラインストアでの製品レビューや評価などのUGCの活用もデジタルマーケティングのひとつ。UGCとは「User Generated Content(ユーザー生成コンテンツ)」の略で、一般のユーザーが自発的に作成したコンテンツのことです。

ファッション系インフルエンサーや芸能人とのコラボレーションで認知度を向上したり、マイクロインフルエンサーを活用して特定のターゲット層に刺さるプロモーションを実施したりする「インフルエンサーマーケティング」もデジタルマーケティングに含まれます。

ファッションデザイナーは時代の流行や変化を考慮しながら、消費者の要望に応えられるような衣服をデザインするのが仕事。新しい職種ではなく、デザインセンスが必要なファッション業界に昔からあった職種です。

ただ、デザインセンスだけでなく、新素材を生かすアイデアやサスティナブルファッションへの取り組み、繊維メーカーの新しい動きへの対応など、今後は業界の変化に対応したデザインをすることが求められるでしょう。

AIやITの技術によって可能になったサービスやサステナブルに関連したものなど、ここでは今特に注目したいサービスを紹介します。

プロのスタイリストから、コーディネートやスタイリングのアドバイスを受けられるサービス。サービスによっては、プロのスタイリストが1週間のコーディネートを選んでくれるようなものもあります。AIを使ったコーディネート提案をする技術も進歩しています。

実店舗では店員に質問したりアドバイスをもらったりすることもできますが、ECではそれができません。バーチャルスタイリストの技術があれば気軽に相談ができ、購入する際の参考にできます。

サブスクリプションとは、一定期間に一定額を支払うことでさまざまな商品やサービスが利用できる仕組みのこと。アパレル業界では、月額などの定額でアパレル製品をレンタルできるサービスなどがあります。

自分の好きな服を買うのは楽しいことですが、一度に何十着も買える人はなかなかいません。このサービスを使えば、定額でさまざまなファッションを楽しむことができます。気になる製品を気軽に試せる、実際に自分に合うかどうか確認できるなど、多様化する消費者のニーズにも応えることができるサービス。普段の自分なら選ばないようなファッションにもチャレンジできます。

衣料品は生活必需品。アパレル・ファッション業界がなくなることはなくても、消費者のニーズや変化に対応していくことが求められるでしょう。今は大きな転換期でもありますが、テクノロジーとファッションが融合したファッションテックなど、新たな分野も生まれているように、今後は新たな職種が生まれる可能性もあります。

業界内での競争が激しくなり課題も抱えながら、消費者の新たなニーズに応えつつ時代の流行を作っていくのはチャレンジでもあります。だからこそ、そこには新たなチャンスもあります。将来性を明言するのは難しいですが、可能性を秘めたやりがいのある業界であるといえるでしょう。

国内のアパレルから海外ブランドまで、「派遣なび」にはアパレル・ファッション業界の求人が豊富にそろっています。アパレル・ファッション業界に力を入れているからこそ、多くの人が利用しているのです。

わからないことがあっても、業界に精通したコーディネーターが最新事情やどんな仕事が向いているかなど、適切なアドバイスをしてくれます。派遣が初めてでも、求人情報の見方から不安や悩みまで、登録前から相談できる専門の窓口も用意されています。ぜひ、気軽に相談してみましょう。

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