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「20代・派遣社員」からキャリアアップするために押さえておきたい4つのポイント

2024.10.01

「20代・派遣社員」からキャリアアップするために押さえておきたい4つのポイント

好きな時間に働ける、時給が高い、転勤がないなど、メリットが豊富な派遣社員。最近は働き方の自由度の高さを魅力に感じ、20代から派遣社員として働く人も増えています。

一方、収入が安定しない、派遣切りにあうリスクがあるなど、派遣には不安定な面があるのも事実。また、年齢が上がるにつれ仕事が紹介されにくくなる可能性も高まり、ずっと派遣社員のままで良いのか、と不安になる人もいるでしょう。

今回は20代の派遣社員がキャリアアップをしていくために、押さえておくべき4つのポイントを紹介します。

    総務省の労働力調査によると、2023年に派遣労働者として働いたのは約156万人、全労働者の2.23%を占めます。そのうち20代の派遣労働者は約27万人です。以前は一度派遣社員として働いたら正社員に戻れないのではないかという恐れから、20代から派遣社員で働く人は少数でした。

    しかし、最近は正社員の採用の際に派遣社員の経験を評価するケースも多く、未経験歓迎求人も豊富にあることから派遣からスタートして経験を積み、正社員に転職するというルートを選択する人が増えてきました。

    当初、13業種しか派遣が認められていなかったものの、1999年の法改正により派遣業種が原則として自由化され、多くの業界で派遣として働くことができるようになりました。また、2020年4月の「労働者派遣法」改正で、「同一労働同一賃金」が導入されたことにより、派遣社員の待遇や満足度が上昇。派遣社員の地位が向上したことも、派遣社員の増加を後押ししています。

    待遇が良くなっている派遣ですが、漠然と働き続けることはおすすめしません。専門的なスキルや経験がない場合、年齢を重ねるにつれて派遣社員として働きにくくなるケースがあることは事実です。そのため、プライベート、キャリア、どちらでも構わないので、自分の目標を決め、目標達成に向けて働くという意識を持つことが大切です。

    たとえば、25歳までにお金を貯めて海外留学に行きたい、29歳までに正社員になりたい、専門スキルを高めて35歳を過ぎてもスペシャリストとして売れっ子の派遣社員として活躍したい、40歳で自分の店を持ちたいなど、具体的な時期や年齢、目標を書き出してみましょう。書き出すことによって、夢や目標がリアリティを帯びてきます。

    さらに、目標から逆算していくと、身につけておくべきスキルや時期が明確になります。たとえば、3年後に100万円の貯金が必要だとわかったら、どのくらいの時給で、どのくらいの期間働けば目標を達成できるのかといった、求人を選ぶ際の基準ができます。正社員や独立をめざすなら、希望する業界での経験を積めるよう、慎重に求人を選んでいく必要があります。

    目標が明確になることで、仕事選びがスムーズになるだけでなく、最短距離でキャリアアップしていく道が見えてくるでしょう。

    キャリアや目標を実現するためには、スキルや経験、実績が必要です。派遣会社のコーディネーターに相談しながら、必要なスキルや経験が手に入れられるよう、求人を選んでいきましょう。

    ただ、実際に働いてみないと、希望する職種や業界が自分に向いているかどうかは、わからないもの。派遣は3ヶ月~半年という短期の契約が多いため、さまざまな職種・業界に挑戦し、自分の適性を把握することができます。悩んでいたり、不安があったりする場合は、さまざまな業界・職種の仕事に挑戦し、方向性が見えてきたら、専門的なスキルを高めるための求人選びをしていきましょう。

    悩んだら派遣会社のコーディネーターに相談してみるのもおすすめです。経験豊富なコーディネーターは、あなたの今までの経験や希望条件、キャリアプランから適切な求人をピックアップしてくれます。時給が高いから、通勤時間が短いからと安易に求人を選ぶのではなく、上手に経験やスキルを高められるような求人を選んでいきましょう。

    目標に合わせたスキルや経験に加え、どの業界・職種でも役立つポータブルスキルも同時に高めておくと良いでしょう。ポータブルスキルには、コミュニケーション力、計画や課題の設定・立案力、業務遂行力、情報処理力などが含まれます。特に、将来、正社員をめざしている人は課題の立案や業務遂行のスキルを高めておくと、有利になります。

    20代はどの雇用形態でも基本的に素直で吸収力が高いと判断されるため、未経験の職種でも採用されやすい傾向ですが、派遣も同じです。派遣はアルバイトより時給が高く、専門的な仕事を任せてもらえることも多いので、さまざまな業界の知識を短期間で身につけることができます。効率良く博識さに磨きをかけることができるお得な働き方といえます。

    派遣社員として豊富な経験があれば、即戦力として評価されるため、好条件の仕事を紹介してもらいやすくなり、契約満了後に仕事が見つからないという不安を解消できるでしょう。多様な経験を積むことで、スペシャリストとして活躍する道が開けていきます。

    また、正社員をめざしている場合も、複数の職場経験があることは有利になります。たとえば、アパレル企業の正社員になりたいと考えている場合、まずさまざまなブランドの派遣販売員を経験してみましょう。ラグジュアリーブランドが第一希望だとしても、カジュアルブランドやアクセサリー販売などに挑戦することで、多様なお客様に対応できる接客スキルが身につきます。セール期など短期の求人をうまく活用すれば短期間で多くの経験を積むことができます。

    また、他業種に挑戦してみるもの良いでしょう。営業職、販売職、コールセンターのオペレーターはスキルが重複している部分が多いため、接客スキルを大きくのばすことができます。アパレル関連の倉庫での軽作業、事務職なども、アパレル業界全体を学ぶために役立つかもしれません。

    多様な経験が必要といっても、製造業、IT関連など、アパレルと全く関係がなさそうな業種にあえて挑戦する必要はありません。自分の定めた目標に向かって戦略的に職場を選ぶことが大切です。1人で判断するのが不安な場合は、派遣会社のコーディネーターに相談しましょう。

    正社員は副業する時間がない、もしくは企業が副業を禁止しているなど、就業先以外で多様な経験を積むことは難しいといえます。一方、派遣社員の場合、派遣会社によって副業やかけもちがOKな場合があります。短期間でさまざまな経験を積みたいと思ったら、副業やかけもちがOKな派遣会社を選び、コーディネーターに相談してみてください。

    目標によっては、資格取得が必須の場合があるでしょう。また、必須ではなくても資格があることで、時給アップ交渉が成功したり、契約を更新してもらえたりする可能性が高まるほか、正社員をめざす際も採用に有利になったり、資格手当が収入に上乗せされたり、お客様や取引先に信頼されたりとメリットが大きいものです。

    派遣社員は基本的に残業がありません。ルーティンワークも多いため、プレッシャーも少なく精神的な疲労も少ないといえます。プライベートの時間を確保できる派遣社員のうちに必要な資格は取得しておきましょう。派遣会社によっては、働きながらの資格取得支援を行っていることがあるため、積極的に活用しましょう。

    目標実現のために派遣という働き方を選んでいるなら問題はありません。しかし、「漠然と派遣で働いている」「専門分野がない」「特別なスキルや経験もないまま年齢を重ねていく」となると、紹介してもらえる求人が減っていくことがあります。

    また、同年代の正社員の友人たちが昇進・昇給していくのに対し、派遣社員の時給が上がらないことにいら立ちや不安を感じるかもしれません。派遣として働きながらも、正社員、フリーランスなど、将来は別の働き方に切り換えることを視野に入れ、準備をしておくと安心です。

    正社員をめざす場合、一度も正社員の経験がなく30歳以降に正社員に転職しようとすると、正社員経験がないことがマイナスポイントになりがちです。派遣として働き、業界の知識や経験はあっても、派遣はルーティンワークがメインです。正社員には自分で企画する力、業務遂行する力、リーダー経験などが求められます。派遣社員がこれらの経験を積むのは難しいため、どうしても不利になってしまうのです。

    そのため、ある程度業界の経験を積んで正社員をめざしたいと思ったら、紹介予定派遣を選ぶのがおすすめです。紹介予定派遣とは、最長6ヶ月間、派遣として働いた後、派遣先の企業と派遣社員の双方が希望すれば、派遣先企業に直接雇用される仕組みです。

    派遣期間中にこの企業とは相性が悪いと思ったら、正社員にならずに契約満了することもできます。ただ、直接雇用が正社員とは限らず、契約社員やアルバイトのこともあるため、正社員をめざす場合は、正社員になれる求人を選ぶようにしましょう。

    派遣にはいわゆる“3年ルール”があり、同じ職場で3年以上働くことはできません。派遣先の企業で実力を認められれば、正社員として採用してもらえることがありますが、数は少ないので注意が必要です。

    また、派遣として専門スキルを極めて、フリーランスとして活躍することも可能です。能力や仕事内容によっては、派遣社員よりも大きく収入を増やすことができるほか、派遣社員時代の人脈を活かすこともできます。ただ、営業、経理といったさまざまな業務を1人で行う必要があるため、マルチスキルが求められます。

    正社員に求められるのは、自分で業務を生み出し推進していく力やチームワーク、リーダーシップです。長期雇用が前提となるため自社への理解や貢献度が求められるほか、将来はマネジメント職に就くことも期待されます。異動はもちろん、職場によっては転勤もあるので新しい環境や業務にスムーズになじめる柔軟性も必要です。

    これらのスキルを派遣社員で身につけるのは難しいものの、全てのスキルの根幹となるのがコミュニケーション力です。ニーズを汲み取る力、提案力や交渉力は派遣社員として働きながら高めていくことができます。定期的に自分のスキルや経験を棚卸し、コミュニケーション力を高められる求人を選んでいくと良いでしょう。

    派遣会社のなかには、派遣社員のキャリアや希望に関係なく、派遣会社の売上のために求人を紹介するところもあるようです。そのような派遣会社ではキャリアアップをしていくことはできません。派遣会社の都合ではなく、派遣社員に寄り添ってくれる派遣会社を選ぶことが肝心です。

    「派遣なび」なら、アパレルを始め、コールセンター、事務、軽作業など、多彩な業界の派遣求人を扱っているため、あなたが求める経験やスキルを効率良く身につけられるでしょう。週4日、10時以降出社OKといった求人もあり、働き方の自由度の高さも抜群です。

    また、コーディネーターの多くは派遣社員の経験があるため、親身になって相談にのり、キャリアアップに向けたアドバイスを行うことができます。いきなり求人を紹介することはなく、まずはあなたの希望の働き方や条件、将来の目標など丁寧にヒアリングしてから、最適な求人を紹介します。

    就業中もコーディネーターがサポートするため、紹介した仕事があなたに合っていたか、次はどのような仕事を紹介したらキャリアアップができるかを、一緒に考えていきます。自分の目標がまだ明確ではない、途中で方向転換をしたいといった場合でも、丁寧に寄り添いますので、ご安心ください。

    「派遣なび」には資格取得支援制度があります。サービス接遇検定、カラーコーディネートなど、仕事に役立つ通信講座を受講して試験に合格した場合は、通信講座費用を全額返金します。いずれは正社員としてキャリアアップしたい、専門スキルを身につけてスペシャリストとして活躍したい人は、ぜひ活用してみてください。

    福利厚生も充実しており、条件を満たせば有給休暇の取得、社会保険への加入もできます。もちろん、かけもちで働くことも可能です。登録の際に希望をお知らせください。

    未経験歓迎の求人が多い派遣。柔軟性の高い20代のうちに派遣でさまざまな職種、業界、会社を経験することは、その後のキャリアで大きな武器となります。気になる職種、業界があったら、まずは派遣として働き、自分に適性があるかを確認してみてください。

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