アパレル業界未経験からキャリアをスタートするなら、まずは販売員から経験を積むのが基本的なスタートです。

販売員として仕事をこなせるようになった後は、店長をめざす人もいれば、専門職をめざしてスキルアップを図る人もいるでしょう。

アパレル販売員として身につけたスキルや業界経験を活かして、その後の仕事の選択肢を広げたい人に向けて、販売員から正社員がめざせる５つの職種を紹介します。

１．新しいアイテムを世に送り出す「商品企画」

商品企画とは、新しい商品を考えて提案する仕事。

お客様のニーズを理解してトレンドやシーズンごとのコンセプトなどもふまえながら企画を考えます。

イメージやコンセプト、デザインなどから、具体的な使用素材や生産量、予算や販売計画まで幅広い業務をこなす必要があります。

・活かせるスキル・適性

販売員として培った商品・業界知識、トレンドなどの情報収集力は商品企画に必要なスキルです。

マーケティングのスキルや企画力を身に付ければ、売れる商品を生み出せるようになる可能性が高まります。

２．商品を生み出す工程に関わる「生産管理」

販売計画をもとに、商品生産量の予測や販売時期を考えて納品まで商品を管理する仕事です。

資材の調達から縫製工場の選択、素材加工や縫製など一連の生産工程を管理します。

・活かせるスキル・適性

接客現場で培ったリアルな商品の動きやトレンド知識があれば、市場に合った商品の生産量や適切な販売時期を見極めるための力を磨きやすくなります。

素材から商品が作られる工程がわかるので、将来的には商品を作る側をめざすこともできます。

３．ニーズが高まっている「Webサイト運用」

最近ではほとんどのアパレルブランドが、商品のオンライン販売を行っています。

Web運用は、自社サイトやECサイトなどのオンライン販売サイトの企画や運営、プロモーションなどを行う仕事です。

・活かせるスキル・適性

ブランドの乱立やオンラインサイトの浸透、ファストファッションの流行にともなって、オンラインサイトの運用経験やSNSを活用するスキルの需要は高まっています。

Webマーケティングの知識を身につければ、自分のファッションセンスや販売員として業界や商品知識を活かし、お客様のニーズやトレンドに合わせた運用ができるでしょう。

４．市場のニーズを踏まえた「アパレル営業」

販売員も営業も商品を販売するのが仕事ですが、販売員がエンドユーザーであるお客様に直接店頭で商品を売る一方で、店舗に並べる商品を仕入れる百貨店やセレクトショップに向けて販売するのがアパレル営業です。

・活かせるスキル・適性

販売員を経験していれば、エンドユーザーであるお客様のニーズを日々肌で感じることができます。

営業担当としてさまざまな店舗に商品を案内する際に、リアルなニーズを伝えながら提案できるようになれるでしょう。

５．現場に即した「アパレル事務」

アパレル業界にも、販売の仕事だけでなく事務職で働く人たちがいます。

ブランドやメーカー本社のオフィスなどでは、電話や来客応対、書類の整理、在庫管理、商品発注など、一般企業と同じように総務・経理・人事・営業事務・一般事務などの事務作業をアパレル事務が担っています。

・活かせるスキル・適性

販売員の仕事と事務作業が結びつかない人もいるかもしれませんが、店舗でもさまざまな事務作業を行っています。

販売員なら在庫管理や補充、商品の発注や整理、店長にもなればスタッフ管理や売上の管理が事務作業に該当します。

販売員も、実は幅広い業務をこなしているので、経験をそのまま事務職に活かすことができるのです。

未経験からアパレル販売員の経験を積める「派遣なび」

アパレル販売員は、接客・販売だけでなく、さまざまなスキルを身に付けることができる仕事です。

未経験からでも、販売員として経験を積むことで新たなキャリアが開けます。

業界未経験からチャレンジするなら、派遣会社のサポートを受けられる派遣社員から始めるという選択肢があります。

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