派遣なびコーディネーターブログ
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アパレル業界&求人ニュース
一般事務と何が違う?アパレル事務の仕事内容チェック
2024.06.07
ファッションが好きでアパレル業界で働きたいと考えている人はたくさんいます。アパレル業界で働くといったら、まず思い浮かべるのは販売職という人が多いのではないでしょうか。
しかし、ファッションは好きだけれど販売職だと土日や祝日に休めなかったり、仕事が終わる時間が遅かったり、立ち仕事で体力が心配だったりする人もいるかもしれません。実はアパレル業界には「アパレル事務」という仕事があります。
アパレル事務は学歴や資格が必要な仕事ではないため、未経験者でも採用される可能性があり、アパレル業界に入るためには販売職に次いで間口が広いといえるでしょう。
しかし、アパレルに限らず事務の仕事は人気があります。さらにアパレル事務は人気があり、条件がいい求人にはかなりの人数の応募があります。実際には地味な業務が多く、目立つ活躍がある仕事ではありませんが、会社やブランドの運営には欠かせません。
アパレル・ファッションの業界に入れること、周囲がおしゃれな雰囲気であること、安定的に長く働くことができることなどが人気の要因でしょう。
アパレル事務の採用の際には、アパレル業界以外でも事務経験があると優遇されます。しかし、事務未経験者が採用されないわけではありません。未経験でも仕事ができること、やる気があることをアピールするために、基礎的なスキルを習得しておくとよいでしょう。今回は、一般事務とアパレル事務を比較しつつ、仕事内容、求められるスキル、転職の際に有利になる資格などを具体的に紹介します。
一般事務の仕事内容
一般事務は会社全体を支える仕事です。仕事内容には、パソコンを使用したデータ入力、書類作成、資料作成、ファイリング、電話・メールや来客の対応、郵便物の仕分け・発送、伝票処理、備品管理、雑務などがあります。
基本的にはオフィスに出勤し、土日や祝日が休みになることが多いでしょう。繁忙期がある会社も多いですが、年間を平均すると比較的残業が少ない職種といえます。
事務職に共通しているのは、パソコンを使用する時間が長いこと、一日中座っていること、地道な作業が多いことです。人のサポートをする業務が基本になるため、それが苦ではない人、コツコツとした作業を正確にできる人、また、ノルマなどがないため、自分で目標を立てて打ち込める人に向いています。
会社によっては、一般事務、営業事務、経理事務、労務事務などに分かれている場合もあります。細分化している場合は、より専門的な知識を求められる可能性があります。
一般事務とアパレル事務の違い
一般事務もアパレル事務も、会社によって担当する業務や範囲は違います。どちらにも共通する仕事は多くありますが、アパレル事務の場合、総務、営業、経理、広報、人事などの事務作業からECサイトの運営に関わる仕事まで含まれていることも多く、会社によっては一般事務よりも幅広い業務に携わることができます。梱包・発送業務などがある場合は体力を求められることがあるでしょう。
アパレル事務のメリットは、アパレル・ファッション業界に身に置くことができ、新商品やトレンドに関する情報をいち早く知ることができるところです。ファッションが好きな人にはうれしいポイントでしょう。また、服装や髪型、ネイルなどが自由な職場が多いのも特徴です。
アパレル事務の仕事内容
アパレル事務の場合は会社によって担当業務の範囲が大きく違います。バックオフィスの仕事全てを「アパレル事務」として募集していることが多いため、応募前に担当業務の内容の確認が不可欠です。アパレル事務のなかで比較的多い業務内容は総務事務と営業事務です。
総務事務は、社内の各部署がスムーズに仕事ができるようにサポートする役割を担っています。職場によって仕事内容は異なりますが、書類作成や管理、電話・メール対応、備品管理、社内イベントの企画・実施、店舗運営のサポートなどを担当することが多いでしょう。
営業事務は、店舗の売上、顧客情報、在庫数といったデータ入力や、営業職のサポートとしてプレゼン資料や見積書の作成、展示会の運営サポートなども行います。ECサイトを展開している場合、サイトの商品情報の更新、発送手配、電話やメールでのお客様サポートなども担当することがあります。
ここからはアパレル事務で行う代表的な仕事内容を見ていきましょう。
・書類(資料)作成/データ入力
事務職はパソコンを使用した作業が多いのが特徴で、アパレル事務も同様です。アパレル事務では見積書や請求書、プレゼン資料などの社内外向け資料を作成したり、店舗の売上、在庫、顧客情報などのデータを入力・管理したりします。
・ファイリング/書類管理
会議資料や契約書、見積書、請求書のほか、会社内ではさまざまな書類が発生します。書類は法律や社内規定に則って適切な管理が必要です。また、最近増えている電子書類や電子契約書などの保存も適切に実施します。
一見地味で、何てことのない仕事に思えるかもしれませんが、法律で定められた業務であり、きちんとした管理が行われないと会社が国からペナルティを受けることもある大事な仕事です。
・商品の受発注伝票の処理や在庫管理
アパレル業界の商品は販売時期が比較的短期間なものが多いうえに、天候や気温によって急に状況が変わることもあります。適切な在庫コントロールをするためにも、受発注や店舗在庫などの数字を正しく登録することは重要な仕事です。
・電話やメール、郵便物の対応/来客の対応
会社の代表連絡先に来た電話やメール、郵便物の一次対応を行い、担当部署へ引き渡します。また、来客の対応も担当します。どちらもお客様が最初に接する人になりますので、会社・ブランドの顔であることを意識して気持ちの良い対応を心がけましょう。
・店舗サポート
店舗スタッフと連絡を取り、店舗運営のサポートをします。商品在庫や受発注もそのひとつですが、ノベルティの数量やショッパーなど店舗備品の発注も行います。本社から各店舗への発送業務も担当することがあります。
・展示会や催し、行事の運営サポート
アパレルでは一般の会社よりも催しや行事、イベントが多い傾向にあります。来季の商品発表のための展示会、ポップアップから、入社式、社員旅行、株主総会まで大小さまざまなイベントが年間通して行われます。各イベントにあわせて、会場手配、予算管理、招待状の送付や出欠管理などの準備を担当します。
・EC(ネットショップ)業務
EC業務を行なっている会社の場合、実際の梱包・配送は倉庫業者などに委託していることが多いようです。しかし、それにまつわる発注作業やお客様対応などは社内で事務作業の一環として行われていることがあります。
・備品管理
オフィスで使用する家具、パソコン、コピー機、電話、社用の携帯電話、文具、名刺、お茶やコーヒーなどの消耗品を含めてあらゆる備品を管理します。在庫状況を確認しながら必要な場合は発注し、トラブルがあった場合は修理などの手配も行います。品目は非常に多いですが、きちんと管理をすることで社内みんなが快適に仕事をできるようになります。
・雑務
会社内の雑務は多種多様です。ちょっとしたことから大きなことまで、担当者が決まっていない仕事が事務職に回ってくることはよくあります。大きく評価される業務ではありませんが、会社・ブランドの縁の下の力持ちだと思えばやりがいがある仕事でしょう。
求められるスキル
アパレル事務だからといって特別なスキルが必要だということはありません。しかし、いわれたこと、指示されたこと、決まった作業をただこなすだけではなく、不明点や疑問点があったら確認したり、業務の効率化を提案したりするなど、意欲的に働きたいものです。会社特有の専門知識に関しては仕事をするなかで覚えることができるでしょう。
では、アパレル事務で働くにあたり求められるスキルは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
・コミュニケーションスキル
事務職と聞くとコツコツひとりで仕事をするイメージがあるかもしれませんが、ブランド運営を円滑にするためのサポート役を担い、社内外のさまざまな人と連携して仕事を行うため、コミュニケーションスキルが求められます。
慣れるまでは、わからないことや知らないことがたくさん出てくるもの。周囲の人とコミュニケーションを取り、知識を身につけスキルアップしようとする態度を見せることも必要です。
・マルチタスクスキル
仕事内容が多岐に渡っており、複数の業務が並行で進行していることが多いため、仕事を同時にこなすマルチタスクスキルがあると良いでしょう。トラブルなど、突然やらなければいけない業務が出てきた時に臨機応変に柔軟な対応できれば、高い評価を得られるでしょう。
・パソコンスキル
パソコンを使った作業をすることが多いため、基本的なパソコン操作が応募条件となる求人が多い仕事です。パソコンの基本的な使い方と、Word、Excel、PowerPointなどのソフトをあらかじめ勉強しておくと安心です。
・ビジネスマナーの知識
電話・メール対応や来客対応をすることも多いので、ビジネスマナーは必須です。社外の人に対応する場合は、会社やブランドイメージを壊さないように良い印象を与えたいもの。事務職をめざす人は、最低限の敬語やマナーを習得しておきましょう。
有利になる資格
アパレル事務として働くのに、必須の資格はありません。しかし、事務職では必ず使用するパソコンは最低限使用できるようにしておきたいところです。それ以外にも知識や意欲を評価されやすい資格があるので紹介します。
・簿記
製品を仕入れて在庫管理をする場合、商業簿記の資格があると有利です。工場を持つメーカーの場合は工業簿記の資格を持っていると良いでしょう。経理事務の仕事に役立ちますし、アパレル会社で必ずある棚卸しなどの作業も理解できます。
・ファッションビジネス能力検定
アパレル、ファッションビジネスに関する資格で、服飾学校などで専門知識を学んでいない人におすすめです。業界の全体像を知ることができますし、業界の人と仕事をする上で共通の知識を持っていると何かと役立つでしょう。
・秘書検定/ビジネスマナー検定
職場によってはすぐに実務を引き継がれるなど、新卒社員以外にはビジネスマナーの研修が用意されていないことがあります。事務職未経験の場合、当然知っているものとして扱われて慌ててしまうこともあるかもしれません。
そのため、基本的なマナーを身につけることができる秘書検定とビジネスマナー検定の資格を取っておくのがおすすめです。どの職場にも通用する知識であり、さまざまな場面で役立ちます。
・パソコン関連の資格
アパレル事務ではパソコンを使うことが多いため、パソコンに関する資格を持っていると、パソコンスキルがあることを証明することができます。「ある程度使えます」など口頭で伝えるよりも、自分の強みを具体的にアピールすることができます。
Microsoft Office(Microsoft365)関連
オフィスではMicrosoft Officeを使用する業務が多いため、Officeに関する技術を学んでおくと安心です。講座を受講するだけでも一定の知識とスキルが身につきます。
さらに一段上の資格を身につけたい人は、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)を受験するのもいいでしょう。Word、Excel、PowerPointなどの利用スキルを証明する国際資格です。
ITパスポート
ITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格です。IT系の国家試験では入門レベルにあたるもので、エンジニアなど専門職の人だけでなく、事務や営業など幅広い人が資格を取得しています。特定のアプリの使用方法ではなくITの基礎知識のため、意欲的に勉強しているという印象になるでしょう。
日商PC検定
一般財団法人日本商工会議所が主催する、パソコン技能の検定試験です。パソコンに関する知識と実技が試されます。実技の科目は、「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」の3種類があります。持っている級により、どの程度の知識があり、どの程度の実技ができるのかがわかります。
未経験からアパレル事務をめざすなら派遣がおすすめ!
アパレル事務の仕事は事務職未経験でもチャレンジ可能です。とはいえ、事務職は人気の職種で、資格などが必要ないため応募者が非常に多くなる傾向にあります。そんななかで、「アパレル業界で働いたことがなく、業界の知識は全くない」「事務職の経験がない」という人が、いきなり正社員で事務職に就くのは難しいかもしれません。
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