生鮮食品から惣菜、日用品までのさまざまな商品が揃い、日常生活に欠かせないスーパーマーケット。

小売店のようにいくつかの仕事をひとりで担当することもあれば、扱う商品が多い大型店舗やチェーン店などのように部門や業務ごとに仕事が分かれているケースもあります。

「未経験や時間に制限があっても比較的働きやすい」「自宅近くにある」など、アルバイトやパートで働く人も多い仕事です。

この記事では、スーパーに共通する「品出し」「食品加工」「レジ業務」の３つの軽作業について紹介します。

自分に合う仕事かどうか、求人を選ぶ際の参考にしてください。

商品を売り場にならべる「品出し」

仕事内容

箱から商品を取り出して売り場に並べる仕事です。

「棚出し」とも呼ばれ、部門ごとに担当エリアが決まっている場合もあります。

作業内容は、「足りない商品を補充する」「見た目をきれいにする」「賞味期限切れや不良品などを回収する」「特売や値引きなどのシールをはる」「お客様からの質問に答えたり案内をする」など。

売り場だけでなく、バックヤードのダンボールの片づけなどの作業もあります。

必要なスキル・適性

基本的には単純作業なので、特別なスキルがなくてもできる仕事です。

商品知識や店内のレイアウトなど、必要なことを最初に覚えてしまえば、たとえ接客が得意でなくてもスムーズに働けるでしょう。

とはいえ、商品の取り出しなど、店舗を巡回する仕事は体力を使います。

テキパキと動くことができ、黙々と単純作業をこなしつつ、周りの状況にも気を配ることができる人には向いているといえるでしょう。

肉や魚、総菜などを調理加工する「食品加工」

仕事内容

部門や取り扱う食材などによって変わってきますが、基本的には「下ごしらえ」「切りわけ」「焼く、煮る、蒸すなどの調理」「パック詰め・並べる」など、食材を加工してお客様が購入できる商品にする作業です。

必要なスキル・適性

料理が得意なことはプラスにはなりますが、作り方や加工方法のマニュアルがある場合が多く、料理ができなくても働けます。

「包丁が使えない」「料理に自信がない、どころか苦手」という人でも、包丁を使わない求人もあるので心配ありません。

最終的にお客様に対面する「レジ業務」

仕事内容

文字通り、レジで商品を精算する仕事です。

最近ではクレジットカードやキャッシュレス決済など現金以外の精算方法も増えたので、お客様の希望に合わせて対応します。

さらにスキャンから精算までお客様がすべて行うセルフレジや、精算だけをお客様が行うセミセルフレジなど、レジそのものの種類も増えています。

そのほか「領収書の発行」「クーポンの使用やポイントの加算」「ギフトや宅配の手配」「予約商品の受付」なども行い、場合によってはサービスカウンターを兼務する場合もあります。

必要なスキル・適性

レジ業務も接客のひとつなので、お客様への対応スキルは必要です。

また現金やお金に相当するものを扱うので、正確な入力など責任感をもって働かなければなりません。

ただし最近は、入力さえすればお釣りが自動で払い出されるレジが増え、現金自体を扱うことは少なくなりました。

お金に直接関わる業務に抵抗がある人でも、笑顔で気持ちよく、きちんと対応できれば問題はありません。

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