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アパレル派遣・転職の面接対策①受かる人の特徴
2024.05.14
どんな仕事も採用前には面接があるものです。正社員やパート、アルバイトの場合、一般的には書類審査の後、面接があり採用の可否が決まります。
派遣社員の場合は雇用契約を派遣会社と結ぶことから、派遣先企業とは面接ではなく面談(顔合わせ)をすることになります。
労働者派遣法により、面接による選考は禁止されていますが、派遣先企業と労働者のミスマッチを防ぐために面談を行うことがほとんどです。
そのため、アパレル企業がイメージしている人物像とあまりにも違う場合は不採用となることがあります。派遣社員の場合も油断せずに臨みましょう。
面接や面談の場は、企業の担当者と対面し、自分のことを直接アピールできるチャンスです。
しかし、いつも好印象を持たれる人がいる一方、書類選考は通るのに面接ではいつも失敗してしまうという人もいます。
その違いは一体どこにあるのでしょうか。今回は、アパレル業界で転職をする際に、「採用面接で受かる人」と「落ちる人」の特徴を紹介します。
どんな人が評価されるのでしょうか。まずは「受かる人の特徴」を見てみましょう。
面接で受かる人とは
基本的な身だしなみやマナー、礼儀作法が身についているのはもちろん、企業の取り組みやブランドイメージ、コンセプトをしっかり理解するなど、きちんと準備をしてきた人が好印象を得られます。
さらに、面接官の質問の意図を理解し、自分の言葉で明確に受け答えができる人も高評価です。
「こんな感じで対応できる人ならぜひ働いてほしいな」と好感を持たれるような態度で対応できると、「採用したい」と思われるでしょう。
では、ここからは面接で受かる人の特徴を5つのポイントに絞って解説します。
①志望動機から熱意や意欲が伝わる
志望動機や自己PRは、面接官に働く意欲や自分がどんな人物であるかを伝えるために大事なものです。
アパレル系企業の場合、「ファッションが好き」「ファッションに関係する仕事をしたい」という理由は誰もが持っているものです。
どのブランドでも通用する理由のため、本当にこのブランドで働きたいという気持ちがあるのかが伝わりません。
「なぜこのブランドを選んだのか」「なぜこの会社で働きたいのか」などを具体的にアピールすることで、やる気や熱意が伝わります。
明確でわかりやすい志望動機や自己PRを自分の言葉できちんと話せる人は、好印象を持たれやすくなります。
やる気や熱意以外では、自分が「即戦力」であることをアピールすることも重要です。
新卒採用以外では、企業はなるべく即戦力として働いてほしいと思うものです。
そのためには、面接の前に求人情報をしっかり読み込んだり、企業やブランドのHPなどから情報を収集したりして、その企業が求めている人物像を確認しましょう。
志望動機では具体的にどのようなことを伝えればよいのか、アパレル業界での勤務が未経験の場合と経験者の場合に分けて見てみましょう。
アパレル業界未経験の場合
未経験の場合、まずは「なぜアパレル業界で働きたいのか」というところがポイントになります。
この理由をはっきり伝えないと、ほかのポイントをアピールをしても「働ければどこでもいいのかな」と思われることもあります。
「ファッションが好き」「このブランドが好き」という理由を話したうえで「自分が何をしたいのか」という具体的な話を伝えられるといいでしょう。
「飲食店での接客、マネジメント経験を活かして店長をめざしたい」「アパレル業界の人と一緒に働くうちに魅力に惹かれ、BtoBの営業経験を活かしてBtoCで働きたい」「EC支援やディレクションの経験をブランドECサイト運営に活かしたい」など、異業種での経験を何に活かせるのかもアピールしましょう。
その際、アパレル業界という広いくくりではなく、その企業の中でどんなことができるかを説明すると、より良い評価を得られます。
アパレル業界経験者の場合
アパレル・ファッション業界で働いた経験がある場合は、具体的な経験やスキルをしっかり伝えましょう。
過去に、自分がどのような環境で、どのような役割を果たし、どのような成果があったのか、わかりやすくまとめます。
その上で、その経験を活かして、即戦力としてどのように貢献できるのか説明するとよいでしょう。
ただし、同業他社でも通用するような理由や内容の場合、熱意が伝わりません。
企業・ブランドの特徴やコンセプトをしっかり理解し、具体性を持たせたうえで、その企業で働きたいのだということをしっかり伝えましょう。
また、同じ業界で働いてきても、専門性が強い場合や特別な環境での業務など少し変わった経歴がある場合、その経験を面接先企業の業務と結びつけて話すことで、強力なアピールポイントになるでしょう。
転職活動をしているということは、多かれ少なかれ不満があって仕事を辞めた人が多いのではないでしょうか。
同業の勤務経験がある場合、必ずといっていいほど退職理由を尋ねられます。
その際に不平不満を並べると、入社してもまた同じような理由ですぐに辞めてしまうのではないかと思われる可能性があります。
よっぽどの理由でない限り、なるべくポジティブな退職理由を用意しておきましょう。
スキルアップ・キャリアアップを意識した前向きな理由を伝え、志望動機の裏付けになればベターです。
「商品のラインナップや店舗数、従業員数などが少なく小規模だったため、もっと大きな規模でスキルを伸ばしたいと思った」「ブランドのターゲット層が狭かったため、ターゲット層の広いブランドで長く働きたい」など、退職理由と志望動機が同時に伝えられると前向きに捉えられるでしょう。
退職理由と志望動機の整合性が取れるようにするとともに、できるだけ良い印象を残せるように気をつけましょう。
②スキルや経験をアピールできる
志望動機や自己PRの中でも語られるスキルや経験。転職活動では何を置いても、スキルや経験のアピールは必須です。
あまり自信のないスキルや少ない経験、自分ではさほど重要だと思っていないことが、見方によっては大きな強みになります。
自身の経験の棚卸をしっかりして準備することが大切です。
自分のよいところや自分のすごいところを堂々とアピールする機会は日常生活であまりないため、気恥ずかしかったり、照れを感じたりする人もいるでしょう。
しかし、面接の場合はわずか数十分の勝負ですので、割り切って思い切りアピールすることも必要です。
経験者の場合、これまでの実務内容などを整理して、具体的かつ効果的なアピールができるようにしましょう。
未経験の場合でも、「リーダーやマネージャーとして職場をまとめてきた実績」「チームで担当業務を成功させた経験」「接客業でインバウンドのお客様が多かったため、自発的に英語を勉強して習得した」など経験してきたことを、アパレル業界でどう活かしたいか上手に伝えるのが効果的です。
③身だしなみが整っている
一般の企業でも面接の第一印象を左右するのは身だしなみです。
アパレル業界であれば、一般企業よりもさらに厳しく身だしなみをチェックされますので、気遣いが必要です。
一般的に面接というとフォーマルなスーツと革靴、シンプルな鞄というような服装が思い浮かぶでしょう。
しかし、アパレル業界では私服での面接が多いです。全体のコーディネートはもちろん、目に留まりやすい手元や足元をはじめ、全体的に漂う清潔感が大切です。
では、具体的にどのような点に気をつけるべきか見てみましょう。
ブランドイメージに合っている
アパレル業界ならではのポイントになりますが、面接に行った企業、ブランドのイメージに合ったコーディネートであることは最重要です。
アパレル企業の場合、明確なコンセプトとイメージを持っています。
その企業の商品ではなくても良いので、イメージとかけ離れたスタイルにならないような服装にしましょう。
あまりにもイメージと違っている場合、違和感がでてしまい不採用となることがあります。
ブランドの商品そのものを身につけていく場合でも、そこに自分らしさを表現できるとおしゃれの上級者とみなされ、評価が上がるでしょう。
服装やメイクが適切
私服での面接とはいえ、カジュアルすぎる服装は避けたほうが良いでしょう。
カジュアルブランドの場合も含め、目上の人に会うイメージで少しきちんとしたコーディネートのほうが好印象です。
最も大切なポイントは清潔感です。コーディネートがきちんとしていても、シワシワなシャツやシミのついた上着、汚れた靴では台無しです。
きちんと手入れのされた服装で臨みましょう。アクセサリーなどもTPOを考え、過度にならないような意識が必要です。
メイクや髪型も服装やブランドイメージに合ったものにしましょう。
メイクには好みがありますが、華やかな服装でノーメイクなどチグハグな場合は悪目立ちしてしまいます。
メイクは日々の習慣が表れやすいので、「何も考えずにいつものメイク」ではなく、そのブランドの一員としてのメイクを心がけましょう。
また、髪型をセットしにわざわざ美容院に行く必要はありませんが、寝癖がついたままやボサボサでは良くありません。
清潔感を第一に、コーディネートに合った髪型に整えましょう。
④ビジネスマナーが身についている
どんな面接の場合も、一般常識やマナーが身についているかどうかは必ず見られます。
接客業が多いアパレル業界では、一般企業以上にチェックされていると考えていいでしょう。
最初の挨拶から、面接を通しての言葉遣い、立ち振る舞い、すべてがチェック対象であることを意識してください。
笑顔や声のトーン、面接官の言葉に対するリアクションなどから、仕事の時にどういう対応をする人なのか推し量られています。
経験者はもちろん、未経験者の場合は、「アパレルの経験はないけれど、この対応だったら問題なさそうだ」など、判断材料になりますので、入室から退室まで気を抜かずに対応することが必要です。
また、メールや電話でのやりとりや不測の事態が起こった場合の連絡、書類への記入方法など、応募から採用までの間、あらゆる場面で社会人としてのマナーが試されています。
特別に気の利く言動が必要なわけではありませんので、基本のビジネスマナーに則った対応を意識しましょう。
⑤コミュニケーション力が高い
アパレル業界は接客の仕事が多いため、お客様とコミュニケーションを取る場面が非常に多くあります。
店舗の従業員みんなで協力して作業することも多いため、コミュニケーション力が高いということが評価される傾向にあります。
面接の受け答えをする中で、笑顔で対応できること、しっかりとアイコンタクトをとって会話できること、聞き取りやすい声で話せることなど基本的なコミュニケーション力をチェックされています。
コミュニケーション力といっても、誰に対しても積極的に話しかけ、どんな場でも話を盛り上げることができるというような能力が求められているのではないので、無理なキャラクター作りをする必要はありません。
盛り上げ役などはできないタイプであっても、明るく話しかけやすそうな雰囲気や聞き取りやすい声で会話ができることも大事な能力です。
お客様の質問に答えたり、おすすめのコーディネートを提案したりと、お客様に満足してもらえる接客ができるコミュニケーション力が求められます。
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「アパレル派遣・転職の面接対策②落ちる人の特徴」では、面接で落ちてしまう人の特徴について詳しく紹介します。
アパレル業界で仕事を探している人は、こちらも参考にしてください。
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