アパレル業界での雇用形態には、正社員や派遣社員、契約社員、パート・アルバイトなどがあります。求人情報を見ても、どの形態が自分に合っているのかわからない人もいるのではないでしょうか。今回は、アパレル販売員として企業で働く際に、正社員と派遣、どちらが良いのか、2つの違いを紹介します。ぜひ参考にしてください。

正社員と派遣社員の違い

・雇用先

正社員と派遣社員は雇用元が異なるため、正社員は正規社員としてアパレル企業に雇用されており、派遣社員は派遣会社に雇用されて企業に派遣されています。

・給与

正社員と派遣社員はそれぞれの雇用先が決めた給料をもらいます。正社員は毎月決められた基本給を支給される固定給制度が多く、派遣社員は毎月の出勤日数や時間数によって金額が変動する時給制が多い傾向です。

・待遇

正社員のインセンティブ率や福利厚生などの待遇はアパレル企業が決めますが、派遣社員は雇用元の派遣会社が決めます。社会保険や雇用保険の加入に違いはありませんが、加入者が受けられる優待券などは違う可能性もあります。

・期間

正社員は無期雇用契約になるため、基本的に定年までの雇用を保証されています。派遣社員は派遣できる期間が最長3年と定められており、ずっと働き続けることはできません。3年を過ぎる場合は、アパレル企業に直接雇用として雇ってもらう、他の派遣先を紹介してもらう、派遣会社に無期雇用として雇ってもらうなどの方法をとる必要があります。

・未経験なら派遣にメリットが多い

正社員と派遣社員にはさまざまな違いがありますが、未経験の場合、派遣会社に求人を紹介してもらえる、職場の雰囲気を教えてもらえる、派遣会社のサポートが受けられる派遣がおすすめです。ここからは、派遣としてアパレル業界で働くメリットを見ていきましょう。

・有名アパレル企業で働ける

自分が好きなファッションブランドで働きたくても、正社員で入社するのは難しいケースがあります。場合によっては、パートやアルバイトでも受からないことも。しかし、直接雇用が難関な場合でも派遣であれば、比較的簡単に就業することができます。有名なアパレル企業で働き、ファッションを存分に楽しみたい人にとっては大きな魅力になるでしょう。

・販売の仕事に専念できる

販売の仕事のみをしたい人にも、派遣社員はおすすめです。正社員になると販売員の仕事だけではなく、シフト管理や新人の指導などもしなければなりません。派遣社員は契約に則った仕事を行うのが基本になるため、責任のある仕事や苦手な仕事を避けることが可能です。

・シフト勤務などもある

アパレルは長時間の立ち仕事や品出しなど、体力が必要な仕事です。派遣社員は正社員とは異なり、シフト勤務のことが多いのも特徴。パートやアルバイト、派遣社員の希望を優先してシフトが作成されることも多いため、正社員に比べて自由に時間を選べることが多いでしょう。週休3日や1日に５時間勤務など、短時間の勤務にも対応できます。残業をしたくない人も、正社員より派遣社員が適しているでしょう。

・サポートを受けられる

派遣は派遣会社に雇用されて派遣先を紹介してもらう形式のため、派遣会社の担当がサポートしてくれます。派遣というと仕事の紹介だけのイメージがあるかもしれませんが、実際には働き出したあとにも疑問や悩み、不満を聞いてくれるなど、働く上での相談に乗ってくれます。派遣会社が悩みを解決してくれるため、安心して仕事に集中することができるでしょう。また、キャリアプランに関する相談にも乗ってくれるなど、将来のことを一緒に考えてくれるのも魅力です。

・アパレル業界での求人は「派遣なび」をチェック

未経験者や働き方を重視する人にとって、派遣社員はとても魅力のある雇用形態です。正社員として本格的に働き出す前に、経験を積んでおくのにもぴったり。派遣なびではアパレル派遣が多数掲載されており、キャリアプランやニーズに合った仕事を紹介して、仕事の悩みもしっかりサポートします。新卒や第二新卒の仕事も多数用意していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください！