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今どきの派遣事情

企業からも注目の存在!第二新卒の転職で派遣を選ぶメリット

2024.08.16

企業からも注目の存在!第二新卒の転職で派遣を選ぶメリット

「派遣なび」に掲載している求人の多くは、新卒や第二新卒歓迎です。求人検索で、働き方の特徴から「新卒・第二新卒応援」を選択すると、約4,500件の求人がヒットします(2024年8月現在)。

「第二新卒」は仕事の経験が少ないため、転職では不利と思われがちですが、新卒より評価されやすいポイントもあります。今回は、第二新卒で転職する際に押さえておきたいことと、派遣社員という雇用形態を選ぶメリットについて詳しく解説します。

第二新卒について、法的な定義はありません。第二新卒採用の対象は、企業によって若干の違いがありますが、学校を卒業後1~3年で、転職または就職を志す若年の人を指すのが一般的です。4年制大学を卒業した人なら25歳前後まで、高校卒業なら21歳前後までが目安です。

採用においては、以前は継続性が重視される傾向があり、3年以内に転職する人は我慢できない人と判断される時代もありました。しかし今は、3人に1人が第二新卒で転職している時代です。どの業界でも、ネガティブな目で見られることはなくなってきています。

20代前半の有効求人倍率は、他の年代と比較して圧倒的に高くなっています。「新卒で働き始めた環境をリセットしたい」「未経験の業種に挑戦したい」という人は、チャンスが多い第二新卒で転職することをおすすめします。

転職では経験やスキルが重視されますが、なぜ社会人経験が浅い第二新卒が企業から注目されているのでしょうか。主に4つの理由が挙げられます。

新卒社員は社会人経験がありません。入社したら電話対応や名刺交換の仕方、敬語やビジネスマナー、給与明細の項目の見方、会社の売上表や財務諸表の読み方など、社会人の基礎を学習してもらわなければなりません。

人事部が中心となって社内研修を行うだけではなく、時には外部の研修を受けさせる必要もあるでしょう。配属後もOJTなどで先輩社員がゼロから丁寧に指導する必要があり、教育コストとパワーがかかります。

しかし第二新卒は、ビジネスマナーやスキルといった社会人としての立ち振る舞いの基本を身につけています。業務経験は浅いものの、新卒のような教育コストはかかりません。入社後にすぐに現場に出て活躍することも可能なため、企業の注目度が高まっているのです。

「前職の環境が悪く、社会人としての基礎力について学ぶ機会がなかった」「ビジネスマナーに自信がない」という人は、本を読んだり、研修を受けたりして、自身でキャッチアップしておきましょう。未経験の業界に挑戦したい場合も、入社前に勉強を始めておくと、採用面接で熱意の高さをアピールできます。

社会人経験や業界での経験が豊富であればあるほど、その業界や職種、企業の文化の影響を受けているものです。柔軟に対応できる人がいる一方で、「前職のやり方に固執して職場に溶け込めない」「新たな仕事や業務フローをなかなか覚えられない」という人も存在します。

第二新卒は、経験が浅いことがメリットになりえます。特定の業界や職種に染まっていないため、新しい情報をスムーズに吸収できる人が多いと見做されており、新卒社員のように企業のカルチャーになじむことを期待されています。

第二新卒は、短いながらも社会人として働いた経験があります。自分の向き不向きを把握できているため、実体験に基づいた自己分析や志望動機が評価されるケースも多いようです。

一方、新卒同様にポテンシャルにも期待できます。ポテンシャルとは潜在能力や将来性を意味する言葉であり、新卒採用で重視される視点です。第二新卒はまだ20代。成長する可能性が高く、長い間会社に貢献してくれそうです。

仕事への意欲や熱意があり、ポテンシャルと長期間の活躍も期待できる第二新卒は、企業にとって中途採用と新卒採用の“いいとこどり”ができるターゲットといえます。

新卒を採用したものの、短期間で辞めてしまった場合、企業内の人材育成計画に変更が生じたり、一部の組織が人材不足になったりと企業の運営に支障が出ます。欠員が出た際に、同等の能力、年齢、経験を持った第二新卒を採用して補充したいと考える企業もあります。

企業にとってメリットが大きい第二新卒ですが、不満があったらすぐに転職する人ではないかという懸念も持っています。採用面接ではキャリアプランを明確にし、自分のキャリアに沿った転職であること、この企業でどのように活躍したいのかを明確に語るなどで、安易に転職を繰り返さないことを強く印象付けましょう。

派遣社員は正社員にはないメリットがあるため、第二新卒で派遣社員を選ぶ人が増えています。新卒で入社した企業を辞めた理由はさまざまですが、派遣社員という雇用形態によって解決できることもあります。。

新卒で入社後、希望した部署に配属されず不満が募ったという経験がある人も多いでしょう。「簿記の資格があるから経理部門を志望したのに営業に回された」「外国語が得意で貿易関連の部署で働きたかったけど、工場に配属された」など、希望が叶わないことはよくあります。これからのキャリアを考えて、自分のやりたい仕事を極めていきたいと考えるのは当然のことです。

派遣社員の場合、業務内容は契約書に記載されています。契約外の業務を依頼することは法律違反にあたるため、想定外の仕事を任されることはありません。転勤や部署異動もなく、正社員にありがちな「上司から指示された仕事は何でもこなす」「部署異動の命令に逆らえない」ということもありません。

得意な仕事、自分のやりたい仕事を続けていきやすく、満足度の高い働き方ができると考える人も多いようです。

正社員として大手や有名企業に就職するのは、新卒でも中途採用でも難しいものです。しかし、大手企業や有名企業は派遣求人の枠も多いため、派遣社員として働くチャンスがあります。

正社員はフルタイムで会社に貢献することが求められますが、派遣社員は自分で働く時間を選べるため、ライフスタイルを大切にした働き方が可能です。派遣は契約書に残業ありと記載されていない限り、残業が発生することはありません。

「16時まで働く求人を選択して、夜間は専門学校に通って資格取得をめざす」「6ヵ月の契約期間満了後に短期留学に行く」など、自由度が高い生き方・働き方も可能です。自分のやりたい事と仕事を両立できるのは、派遣社員ならではといえるでしょう。

派遣は即戦力を求められることが多いため、パート・アルバイトと比べると高時給求人の比率が高くなっています。前職のノウハウを活かせる職場を選べば、高時給・好条件の職場を紹介してもらえる可能性が高まります。

一方、未経験歓迎の派遣求人も数多く存在します。未経験の職種や業界にチャレンジするとなると、いきなり正社員をめざすのは大変です。最初は派遣社員として業界の経験を積み、正社員をめざすのが近道になることもあります。

派遣は契約期間が決まっており、3ヵ月~半年の契約を更新しながら働き続けるのが一般的です。しかし、雇用の安定を図るため同じ職場で働けるのは最長3年と法律で決まっています。

短期間でさまざまな職場、業界、業種を経験できることは、ビジネスパーソンとして視野が広がるというメリットもあります。

同じ企業で正社員として働き続けていると、特定の分野に精通する一方で、視野が狭くなってしまうこともあります。若い時代にさまざまな仕事を経験することによって、今後のキャリアの選択肢の幅を広げることができれば、派遣で働いてよかったといえるでしょう。

早期に正社員としてリスタートしたい人には、紹介予定派遣という働き方もあります。

紹介予定派遣は、派遣先で最長6ヵ月勤務したうえで、派遣社員と派遣先企業の双方が同意すれば直接雇用に切り換えることができる制度です。直接雇用といっても、契約社員のケースもありますが、大手企業に就職するルートのひとつになりえる制度です。

一方、第二新卒で派遣を選ぶ際には注意すべきポイントも存在します。代表的なものを、3つ紹介します。

派遣社員は時給が高いため、20代では正社員よりも派遣社員の年収が高いことがあります。しかし、派遣社員にはボーナスや昇給・昇進がなく、退職金も支給されないことがほとんどです。

年齢を重ねるほど同年代の正社員との収入差が広がっていくでしょう。また、時給制度だと祝日が多い月や体調を崩して休んだ月は収入が減少するため、月収も安定しません。

福利厚生は派遣先企業ではなく、派遣元の福利厚生を利用します。大手の派遣会社では充実した福利厚生が用意されていますが、派遣会社によっては福利厚生面でもデメリットが生じることもあります。

派遣社員は契約期間に定めがある有期雇用です。契約期間満了後、更新がなされなければ次の仕事を見つける必要があります。いい仕事に出会えなければ、収入がなくなる待機期間が発生します。3ヵ月~半年の短期派遣がメインになると、短いスパンで仕事が見つからない不安を抱え続けることになりかねません。

今は高時給の仕事ができていたとしても、将来も同じような条件で働けるとは限りません。とりわけ高いスキルを要求されない職種は、ポテンシャル重視で若い人が優先される傾向があり、年齢を重ねるほど仕事が見つけにくくなることもあるようです。

待機期間を最小限にするために、「求人数が多い派遣会社に登録する」「自分が働きたい職種や業界に強い派遣会社を選ぶ」などの工夫が必要です。

正社員は成果を上げれば昇給・昇格したり、係長、課長、部長のようなマネジメント職へステップアップしたりすることができます。一方、派遣は契約書に記載された決められた業務を行う場合がほとんどです。独自性や成果は求められないことが多く、成長志向が強い人は物足りないと感じることもあるでしょう。マネジメント職へのステップアップも、基本的にありません。

キャリアアップを実現したければ、「スキルを高めていける求人を選ぶ」「派遣会社が主催する研修や外部の講習を積極的に受ける」など、自ら努力する必要があります。

第二新卒で派遣を選ぶ場合、次の3つのポイントを押さえてください。

長期的な視野に立った場合、派遣で働き続けることは、生涯年収とキャリアの両面において不安定な要素が多くなります。第二新卒で派遣社員として働く際は、「いつまでに実現する」と目標を決めて正社員をめざすことも視野に入れておいてください。

派遣会社は自分の希望通りの派遣先企業を探してくれる重要なパートナーです。特定のジャンルに強い派遣会社、若手・ベテラン向けの派遣会社など、派遣会社によって強みが異なります。受けられるサポートや時給なども違うため、複数の派遣会社に登録し、自分に合った派遣会社を選びましょう。

派遣の求人が多くなるのは4月や9月ですが、思い立ったらすぐに行動しましょう。早めに動くことで、希望に合った求人が見つかりやすくなります。

どのような雇用形態でも、自分にとって最適な働き方を選ぶことが重要です。「働き方について悩んでいる」「どのような仕事が自分に向いているかわからない」という方は、「派遣なび」の派遣コーディネーターにご相談ください。

経験豊富なコーディネーターのアドバイスを受けられるので、仕事が選びやすくなるうえ、これからのキャリアプランを明確にすることもできます。

アパレル・ファッション業界の求人はハイブランドからカジュアルブランドまで扱っており、一般事務や飲食の求人も扱っています。派遣社員という働き方に興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

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