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アパレル派遣のきついこと、楽しいこととは?仕事と職場のホントが知りたい!

2025.03.14

アパレル派遣のきついこと、楽しいこととは?仕事と職場のホントが知りたい!

ファッションやアパレルに興味がある人のなかには、いつかアパレル販売員として好きなブランドの服を着て店頭に立ってみたいと思っている人もいるでしょう。ファッション業界の入口ともいわれる販売員は、アルバイトやパート以外に、派遣社員として始めることもできます。

アパレルの仕事は未経験という人のなかには、「アパレル派遣って大変なんじゃないの?」と不安に思う人もいるかもしれません。今回は、アパレル派遣のきついことや楽しいことを解説します。アパレル・ファッション業界に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

いわゆる「アパレル派遣」は、派遣会社に登録して仕事を紹介してもらい、派遣先となるアパレルショップや企業で働くことを指します。派遣会社と雇用契約を結んだうえで、派遣先企業が決まると、業務内容は派遣先から指示されます。給料や福利厚生などは、派遣先ではなく派遣会社の規定が適用されます。

派遣社員の求人は未経験歓迎の仕事がたくさんあり、アパレル派遣で経験を積んでからキャリアアップをめざす人も大勢います。派遣社員はアルバイトに比べて時給が高いため、「正社員ではなく、あえて派遣」という人もいます。仕事内容は企業や店舗によって異なりますが、店頭での接客と商品販売、レジ、品出しやディスプレイなどの求人が多いようです。

ここからは、アパレル派遣で「きつい」といわれていることについて見ていきましょう。

派遣社員が同じ職場で働けるのは最長3年と決まっていますが、3ヵ月程度の契約を更新しながら働くケースも少なくありません。企業が契約を更新しなければ、次の仕事が見つかるまで無職の期間ができてしまうリスクがあります。契約が更新されない理由は、「派遣社員と派遣先がミスマッチだった」「派遣先の経営状況」などさまざまで、成果を出していても契約満了となることもあります。

実際にアパレル派遣として働いた人からは「いい店舗だったのに契約終了で辞めなければいけない」「売り場が撤退して契約終了となったが、次の派遣先が決まらなくて不安」などという声が挙がっています。このように契約が途切れてしまうことが心配な人は、できるだけ長く働ける求人を選びましょう。アパレル派遣には1~3ヵ月程度の繁忙期限定の求人のほか、長く働く人を希望している求人があります。

一方で、働いてみて自分には合わないと思ったら契約を更新せず、円満に仕事を終了することができるのはメリットともいえるでしょう。

また、社員は月給のため、出勤日数に関わらず同じ給与がもらえます。しかし、派遣は時給契約が多いため、たくさん働いた月は収入が多いものの、出勤日が少なかったり体調不良で休んでしまったりすると、収入が減ってしまうというデメリットもあります。

アパレル販売員は、店舗にあるさまざまな商品の魅力をアピールしてお客様に買っていただくのが最大のミッションです。商品のバリエーションは豊富で、季節ごとの入れ替わりもあるため、基本的な情報を覚えるだけでも大変です。

とはいえ、ファッションが好きな人やお気に入りのブランドで働いている場合は、おすすめして喜んでもらえることにやりがいを感じるでしょう。「覚えなきゃ」と思うか「知りたい」と前向きになれるかで、受け取り方は大きく変わるはずです。

アパレル販売員は基本的に立ち仕事で、接客や棚の整理など体を動かす業務がほとんどです。「1日じゅうパソコンと向き合ってジッとしているのは苦手」という人は気持ちよく働けますが、体力に不安がある人、足腰が弱い人にはきつい仕事と感じられるかもしれません。

また、アパレル業界は定期的に繁忙期があり、特に年末年始や夏のセールの繁忙期は忙しいものです。お客様一人ひとりに接客するのではなく、声出しやご案内、品出し、ストック管理などが派遣の仕事になります。一日中店頭とストックを動き回るため、体力的にきついと感じやすいでしょう。

アパレルショップや百貨店の売り場は土曜日と日曜日が書き入れ時になるため、多くのスタッフが必要です。アパレル派遣として働いている人のなかにも、土日勤務・平日休みが多く、友人とスケジュールが合わないと嘆く人もいます。

それでも販売職のなかには、シフト制で土日に休める求人もあるので、「アパレルで働きたいけど土日勤務は避けたい」という人は派遣会社に相談してみましょう。土日に仕事があるのをデメリットと思う人が多いようですが、「レジャー施設や映画館が混まない平日に休みたい」という人にとっては、メリットになります。

「責任をもって仕事をやり遂げたい」「達成感がある仕事をしたい」という人にとっては、成果を評価されにくい派遣社員ではモチベーションが上がらないかもしれません。「売上目標を達成してもインセンティブがつかない」「予算達成ボーナスは正社員だけで、派遣社員にはない」などの不満を持っている人もいるようです。

アパレル販売員には働いているブランドの商品が社販で安く買えるメリットがありますが、派遣先によっては短期派遣が対象外の場合も。服を安く買いたいから短期アパレル派遣で働こうと思っている人は注意しましょう。

ここからは、アパレル派遣で「楽しい・うれしい」と思えることを見ていきましょう。

アパレル派遣では、特定のブランドに縛られず、興味のある仕事にどんどんチャレンジできます。ブランドや店舗によって仕事のやり方が違うため戸惑うこともあるかもしれませんが、プライベートのショッピングで感じたことを自分の接客に活かすこともできます。

ひとつの職場で長く勤めるのもいいですが、幅広い経験を積んでスキルアップすることを目的にするのであれば、一定の期間で違うブランドを体験できるのはメリットともいえるでしょう。実際に「ブランドに縛られることなく、いろいろなショップを経験できるのが楽しい」「他のスタッフの接客を見て学んだことを活かせる」という人も多いようです。

派遣会社は未経験歓迎の求人を数多く取り扱っており、これからアパレル販売員として働きたい人も仕事が見つけられることがメリットです。未経験からさまざまな経験を積み、正社員に転職することもできるでしょう。

人気ブランドの正社員になるのは難しく、狭き門といわれています。しかし、正社員やアルバイトの募集が少ないブランドでも、派遣社員を募集している店舗があり、憧れのブランドで働くことも夢ではありません。好きなブランド、ここで働きたいという要望がある人は、派遣会社に確認してみましょう。

アパレル販売員は、お客様の気持ちを汲み取って、自信をもっておすすめできるアイテムを紹介しています。そんななかで、「ありがとう」のひとことがうれしくて、ずっと続けているという人もいます。一人ひとりに合わせて提案したアイテムやコーディネートを気に入ってもらうことができ、さらにお客様がその商品を買ってくれた時には、モチベーションが一気に高まる仕事です。

アパレル派遣の時給はアルバイトよりも高く設定されています。フルタイムで勤務すれば、正社員と同じような給料をめざすことも不可能ではありません。東京都でのアパレルのパート・アルバイトの平均時給は1,110円となっていますが、アパレル派遣の時給相場は1,400~1,500円程度で、パート・アルバイトに比べて300~400円ほど高くなっています。「1日7時間×月20日間」働いた場合、月給は42,000~56,000円も変わってきます。同じように働くのなら時給が高いほうがうれしいですよね。

自分の理想とする働き方、条件に合う職場で働けるのもアパレル派遣のメリットです。派遣会社に登録すると、勤務時間や給料、希望するブランド、勤務地など、さまざまな条件に合った職場を紹介してもらえます。自分で希望に合う職場を見つけるには多大な労力がかりますが、派遣会社に相談することで働き方の選択肢が増え、自分に合う職場を選ぶことができます。

アパレル販売で正社員として働くと、販売員としての仕事以外に、新人指導、シフト管理などの仕事もこなさなくてはいけません。このような業務が苦手な人には大きな負担なってしまうでしょう。一方で派遣社員は契約書に記載された仕事のみを行うため、自分の仕事に専念できます。

派遣社員は派遣先の企業ではなく、派遣会社と雇用契約を結びます。そのため、「忙しいから残業して欲しい」という店舗側の理由で、派遣社員を無給で働かせることはありません。勤務時間はタイムカードや派遣会社への勤怠連絡などで管理されており、働いた分の時給はきっちり支払われます。

派遣先を探す際や派遣先との顔合わせは、派遣会社のコーディネーターがメインでサポートしてくれます。それだけではなく、就業後もアフターフォローをしてくれるため、店舗でトラブルがあっても派遣会社が解決に導いてくれます。

また、契約終了後も次の派遣先が見つかりやすいのもポイントです。アルバイト・パートの場合、転職する際には自分で仕事探しをしなければなりませんが、派遣の場合は派遣会社が仕事を紹介してくれるので安心です。

そのほか、働く前に職場の情報を得られるのも利点です。正社員として働き始めた後に、職場の人間関係や社風が合わないケースもあります。事前に情報がわかっていれば、合わない職場を避けることができるでしょう。

アパレル派遣の楽しさ・うれしさには、「正社員にはノルマがあったけど、派遣にはなくてよかった」「責任が重すぎず、スムーズに仕事を始められた」といった声もあります。このように、気軽に始められるのもアパレル派遣の魅力です。

ここからは、アパレル派遣の働き方に向いている人がどんな人なのか3つ紹介します。

前述したようにアパレル派遣はずっと同じ職場で働き続けることができません。派遣先が変われば、職場環境やスタッフ、仕事内容など全てが変化します。そのため、アパレル派遣は、変化に柔軟に対応できる、変化が好きな人に向いているといえるでしょう。

アパレル販売職はコミュニケーション力が欠かせません。お客様の接客はもちろん、スタッフとのやりとりでもコミュニケーション力が必要になるため、人と話すことが好きな人、社交的な人に向いています。

未経験でもスタートできるアパレル派遣ですが、派遣先によっては即戦力となる人材を求めています。その場合、アパレル業界で働いたことがある人や接客経験がある人が重宝されるでしょう。働き始めた場合も余裕を持って業務に携われる可能性が高くなります。

以前は、交通費が支給されないことが派遣のデメリットのひとつでした。
しかし、2020年4月に施行された「同一労働同一賃金」によって、現在は多くの派遣会社で時給とは別に交通費支給が支給されるようになり、デメリットが解消されました。

交通費が出るからアルバイトにしようかと迷っている人は、安心してアパレル派遣にチャレンジしてください。

今回は、アパレル派遣で「きつい」といわれていること、「楽しい」といわれていることを紹介しました。いかがでしょうか。「きつい」といわれていても、人によっては「向いている」「そっちのほうがいい」と思えることもあると感じた人もいるのではないでしょうか。

「目標やノルマがある働き方は避けたい」「デスクワークは向いてない」という人にとっては、働きやすい仕事です。派遣会社の丁寧なヒアリングとアドバイスがあれば、自分に合った働き方ができる職場が見つかるでしょう。

「派遣なび」ではアパレル・ファッション業界の求人を数多く取り扱っています。求人の紹介だけではなく、就業開始後もしっかりとサポートを受けられるので安心。アパレル派遣に興味がある方は、ぜひ「派遣なび」にご相談ください!

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