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売る・作る・伝える・揃える タイプ別・アパレル&ファッションのお仕事図鑑2025【販売の仕事】

2025.04.01

売る・作る・伝える・揃える タイプ別・アパレル&ファッションのお仕事図鑑2025【販売の仕事】

アパレル・ファッションが好きで「アパレル業界で働いてみたい!」と思っていても、どんな仕事があり、自分がどんな職種に向いているのかわからないという人もいるでしょう。

このシリーズでは、アパレル・ファッションに関わる仕事を「売る」「作る」などのタイプ別に紹介していきます。

アパレル業界の仕事について詳しく知りたい人、自分に合う仕事を選びたい人はぜひ参考にしてください。

今回は、店舗で商品を売ることに関わる「販売の仕事」について紹介します。アパレルの販売といえば、ショップ販売員が思いつくかもしれませんね。

ですが、実際には販売員以外にも「売る」ための仕事はたくさんあります。では、どんな職種があるのか一つずつ見ていきましょう。

販売職は、店舗を訪れたお客様に商品をご案内し、購入していただく仕事で、接客スキルや商品知識が必要になります。

勤務地は、百貨店や路面店、ファッションビル、ショッピングモール、アウトレットなどで、早番・遅番のシフト制で働くことが多い仕事です。

未経験でも始められる仕事なので、資格や経験がなくてもチャレンジできます。販売職で経験を積んだ後、アパレルの他の仕事にキャリアアップすることも可能です。

アパレル業界での仕事の第一歩といわれている「販売員」。働いている人数が多く、買い物に行ったときに関わることも多いため、最も身近な存在といえるでしょう。

販売員は主に店頭に立ち商品を販売するのが仕事ですが、販売するだけではなく、ブランドのコンセプトやイメージをお客様に伝える役割を担っています。

自分が広告塔としてファンを増やし、「服を買うならこの人から買いたい」と思ってもらうためのブランディングも欠かせません。

商品を販売すること以外に、在庫管理、売り場作り、顧客管理など、店舗運営に関するさまざまな業務も行います。

販売員は接客業なので、来店されたお客様に商品の説明・提案を行います。そのため、コミュニケーション能力や観察力、提案力、基本的なビジネスマナーが求められます。

また、基本的に立って動き回る仕事であり、商品の在庫を管理するバックヤードでの業務は想像以上に体を使うため体力も求められます。

未経験でも採用してもらえることが多い仕事ですが、人気ブランドやハイブランドの場合は経験者採用が多くなる傾向があるようです。面接では、コミュニケーション力や熱意、意気込みなどを問われます。

他業界で販売・接客経験がある人も評価されやすく、経験ゼロからめざす場合は、アルバイトや派遣社員からスタートするという道もあります。

副店長は販売員が行う業務に加え、シフトの作成やスタッフ育成などのマネジメントを行います。接客では、販売員の見本になるように率先して売上を作っていかなければなりません。店長不在の時は店長の代理として店舗を運営することもあります。

キャリアアップの第一歩として、マネジメント業務を身につけるためのポジションともいえるでしょう。店舗運営が円滑に進むよう、スタッフと店長の間でつなぎ役として働きながら経験を積み、店長をめざしますが、会社によっては副店長という役職がないところもあります。

副店長はスタッフを指導することもあるため、スタッフのモチベーションを高める力が必要になります。また、お客様やスタッフ、店長などと円滑にコミュニケーションを取る力も求められるでしょう。店長の代わりに店舗運営を行うこともあるため、問題解決能力も欠かせません。

副店長になるには、販売員として経験を積むのが一般的です。副店長になるまでの期間はショップの在籍人数や売上規模、会社の運営する店舗数によって異なります。会社によって昇格の判断もさまざまで、販売員として働き始めたら確認しておくといいでしょう。

アパレルにおける店長は、店舗の運営全般を任されます。商品の販売状況や仕入れ、在庫などの数値を管理し、担当する店舗の売上UPをめざす役割です。

本社のメンバーと店舗運営に関して話し合う機会も多く、会社・ブランドの方針を店舗に反映させて現場を動かしつつ、新人スタッフの面接業務を担当することもあります。

店長は店舗をとりまとめてスタッフを導いていかなければならないため、マネジメント力やリーダーシップが必須です。

同じブランドの店舗でも、店長によって雰囲気が変わるのは、店長のスキルや資質が大きく反映されるからでしょう。自分のカラーを打ち出した店舗運営が可能なブランドなら、やりがいも大きくなります。

基本的に販売員を経験してから、その店の店長にステップアップすることが多い傾向がありますが、別ブランドの店舗運営経験があれば店長として転職することも可能です。

担当する複数店舗で、売上管理、店長やスタッフのマネジメントを行うのがスーパーバイザーの仕事で、エリアマネージャーと呼ばれるケースもあります。

仕事内容は、店舗を巡回しながら改善点を洗い出してアドバイスするなど、さまざまな施策によって店長や販売員をバックアップすることです。

本社と店舗の間に立つ重要なポジションで、経営視点・現場視点の両方が必要です。店長や販売員と円滑にコミュニケーションを行い、会社の売上向上をめざします。

本社の意向を店舗に徹底させつつ、店舗からあがる声を本社に届けるパイプ役にもなり、会社全体の運営に深く関わります。

スーパーバイザーには戦略的思考とバランス感覚、マネジメントスキルが求められます。それらを適切に発揮できれば、担当するエリアの業績向上が期待できるでしょう。

スーパーバイザーになるには地道に現場経験を積み、スキルを身につけることが必要です。アパレル店長の経験があり、専門知識を持ったベテラン社員が就任するケースがほとんどです。

本社のバイヤーがスーパーバイザーに異動することもありますが、どちらにしても現場での経験や知識は欠かせません。

MDは商品の企画から販売戦略までトータルで担当します。数歩先のトレンドを常に意識して、市場を分析し、商品の数量や価格を設定、販売方法の戦略を立てて実行に移します。

MDはアパレル業界で人気の職種ですが、仕事の結果が数字ではっきりと表れ、会社の利益に大きな影響を与えることからプレッシャーや責任も重いでしょう。一方で、自分の戦略によりトレンドを作り出せるのは大きな醍醐味といえます。

市場調査やその他のデータをもとに販売戦略を立てるMDには、情報収集能力や分析力が不可欠です。また、トレンドや市場の動きに敏感で、しっかりと観察して予測を立てることも求められます。

自社ブランドの知識はもちろん、マーケティングの知識も必要なため、専門的なスキルがある人や経験者はより活躍できるでしょう。

未経験者がいきなりMDになることはほとんどありません。MDになるには、アパレル販売員や本社で企画系の仕事の経験を積んだり、MDの業務をサポートするアシスタントとして働いたりしながら、知識やノウハウを蓄積して行く必要があります。

企業によって人事の考え方はさまざまですが、社内で能力を認められた人がMDに就任したり、中途採用の経験者が担当するケースが多いようです。まずはアパレル業界で事務系・企画系の仕事を経験するところからスタートするのが一般的です。

VMDは、店舗のディスプレイやレイアウトなど視覚を使ったマーケティングプランを作成し、指示や管理を行います。商品の魅力が際立つようにするのはもちろん、売上が上がる仕組みを視覚的なアプローチで作り出すのが特徴です。

売れ筋の商品をお客様に購入してもらうために、店頭の一番目につくところに陳列するなど、VMDの業務は店舗の売上に直結するといえます。

レイアウト変更などを行い、自らのプランによって売上が伸びると、やる気やモチベーションが高まるでしょう。

VMDには、トレンドや市場の分析をして論理的に組み立てる能力が必要です。お客様の動向や動線のデータに従い、売上につながるプランを考えたり、ディスプレイやレイアウトの指示を出したりする必要があるため、自分の感覚だけではなく専門的な知識や経験が求められるでしょう。

客観的な視点と分析力が必要なため、数字に強い人やデータ解析が得意な人が向いています。

VMDになるには実践的な経験が欠かせません。コーディネートのセンスやウィンドウなどの演出などのイマジネーションは、現場の経験によって培うことができるからです。

まずはアパレル販売員からスタートし、経験を活かして企画系の仕事で活躍してからキャリアアップをめざすという道もあります。

アパレル営業には3種類あります。セレクトショップなどの小売店に自社商品を販売するホールセール営業、デパート・百貨店に対して営業を行う百貨店営業、自社の直営店やECサイトを担当するリテール営業です。

アパレル営業には自社製品の知識やブランドへの理解、提案力、コミュニケーション力が必須です。どのアパレル営業の仕事に就いたとしても、コミュニケーション能力や行動力が求められることは変わりません。営業活動の結果は数字ではっきり表れるため、達成感を得やすい仕事といえるでしょう。

営業は外回りが多いため、フットワークが軽くて体力がある人に最適です。外回りが終わって会社に帰ってから事務処理や資料作成を行う場合もあるため、事務スキルも必要になるでしょう。

ホールセール営業は他社で営業経験があると喜ばれますが、新卒を採用している企業もあります。一方で、リテール営業では自社店舗での実務経験が必要になります。そのため、販売員や店長を経験してからステップアップすることが多いようです。

アパレル営業で働くために必須となる経験やスキル、資格はありません。営業経験やアパレル販売職経験があれば優遇される可能性もありますが、アパレル営業未経験だから採用されないということはありません。

ただし、ファッションやアパレルが好きなことは必須になるため、面接を受ける場合はブランドについて徹底的に調べておくといいでしょう。

アパレルの「販売の仕事」にはさまざまな種類があることを紹介しましたが、共通して向いている人の特徴があります。

まずは、ファッションに興味があることは外せません。ファッショントレンドをいち早くキャッチできるアパレル業界では、ファッションに興味があり、おしゃれが好きという人に最適な仕事です。

次に、アパレル業界は最新情報が集まるため、トレンドに敏感で好奇心旺盛な人も向いています。ファッションが大好きなお客様に提案やアドバイスを求められるため、世の中で話題になっていることや流行について、常にアンテナを張っていられることが大切です。

3つめは、人とコミュニケーションを取ることが好きで、コミュニケーション力がある人です。販売の仕事はお客様やスタッフとのコミュニケーションが欠かせません。自分から話すことが苦手でも聞くことが好きな人ならやっていけるでしょう。

今回は、店舗で商品を売る「販売の仕事」について紹介しました。今まで聞いたことのなかった職種が見つかった人もいるかもしれません。

紹介した職種のなかには未経験では始められないものもありましたが、専門職をめざす第一歩として販売員の仕事で経験を積み、着実にステップアップしていくという道があります。

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