ファッションが好きでアパレル業界で働きたい人のなかには、正社員や派遣社員、パート・アルバイトなど、どのような働き方がいいのか迷っている人もいるでしょう。今回は、アパレル業界で派遣社員として働くメリットを仕事内容、働き方、得られる経験の３つに分けて紹介します。

仕事内容のメリット：上司から学びを得られる

アパレル販売員の派遣の仕事内容は、主に接客、販売、レジ精算、商品整理、ディスプレイなどであり、直接雇用のスタッフとほとんど同じです。店舗には正社員である店長や副店長が現場にいるため、仕事上のさまざまな学びを得ることが可能です。

たとえば、ビジネスマナー、接客用語、ファッション用語、ファッション知識、業界用語、接客の基礎知識などが学べると考えられます。また、身近で正社員の働き方を把握できるため、正社員に必要な業務についても肌で感じることができるでしょう。

働き方のメリット：ノルマや残業がほとんどない

アパレル販売員は華やかな仕事として人気がありますが、実際には立ち仕事や品出し、残業などがあり、体力が必要な仕事です。会社によっては売上のノルマが課されるところもあります。

アパレル派遣でも体力が必要なことには変わりありませんが、正社員に比べて自由な働き方ができるため、「週に3日」「1日4時間」など自分の体力に合わせた働き方を選択できます。また、派遣社員は正社員に比べて残業が少ないのも特徴です。

派遣社員の雇用主は派遣会社で、業務内容や勤務時間については契約書に明記されており、急な残業をさせられることはありません。なかには多少の残業が生じる仕事もありますが、その場合は必ず残業代が支給されるのもポイントです。

得られる経験1：未経験からキャリアを積める

アパレル派遣には未経験から働ける仕事が多数あります。アパレル業界では未経験者を採用しない職種もありますが、そのような専門職にチャレンジするために、販売員などから業界・職務経験を積むというステップもあります。

有期雇用である派遣社員は、最長3年で勤務先が変更されるので、さまざまな店舗の業務に関わり、幅広い経験ができます。どのような業界でも活かせるコミュニケーション力が身につくため、現時点で目標が決まっていない場合、まずはアパレル販売員として働いてみるのもいいでしょう。

もちろん、ファッションが好きでアパレル業界で働き、より多くの知識やスキルを身に付けたい、スキルアップしたいという方にも、派遣はひとつの選択肢になりえます。

得られる経験2：大手ショップや有名ブランドで働くチャンスがある

正社員として大手ショップや有名ブランドに採用されるのは、ハードルが高いもの。しかし、アパレル派遣は未経験歓迎の仕事や、専門スキルを必要としない職種が多く、採用のハードルが低いのが特徴です。

そのため、派遣社員なら大好きなブランドや、誰もが知っている有名ブランドなどで勤務するといった夢が叶いやすくなります。大手企業や有名ブランドで働いた実績をアピールできれば、ほかのブランドに正社員で転職する道も開けてきます。何より、憧れの職場で働けるのはうれしいものです。

正社員をめざすなら派遣で経験を積むのがおすすめ

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