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「業界未経験から派遣で働く」アパレル・ファッションの注目職種ガイド(2)アパレル事務

2024.09.03

「業界未経験から派遣で働く」アパレル・ファッションの注目職種ガイド(2)アパレル事務

専門職として働く人が多い印象があるアパレル業界ですが、実はアパレル業界の中にも「事務」の仕事があります。アパレル系企業で資料の作成や伝票処理、ファイリング、電話応対などさまざまな事務業務を行う事務職は、「アパレル事務」と呼ばれています。

一般企業の事務職と仕事内容は似ていますが、一番の違いは、服装や髪型、ネイルなどが自由な職場が多く、ファッションとおしゃれが好きな人がたくさんいる環境だということでしょう。そのため、一般企業では窮屈に感じる人に大変人気がある仕事です。

アパレル事務は事務職とはいえ、アパレル業界に身に置いているため、普通に仕事をしながら新商品やトレンドに関する情報をいち早く知ることができるところも人気の理由です。

ファッションが好きでアパレル業界で働いてみたいけれど仕事内容は事務系を希望している人、一般的な会社と同じ勤務時間や休日を確保してライフワークバランスを重視したい人、立ち仕事は体力的に不安な人、販売員として働いてきたけれどオフィスの仕事を経験してみたい人などにおすすめです。

今回はそんな人気の仕事、アパレル事務の仕事内容、必要なスキル、将来の姿、未経験からチャレンジする方法などを紹介します。

アパレル企業のバックオフィス業務を担う、アパレル事務。どんな企業でも事務に分類される仕事の内容は幅広く、細かい業務が多くありますが、一つひとつの仕事を遂行し、社内各部署の仕事が円滑にまわるようサポートをすることで会社を支えます。

一言で事務といっても配属される部署によって仕事内容は違います。総務事務、労務事務、経理事務、営業事務、一般事務などが代表的でしょう。しかし、会社の規模や組織編成によって、仕事内容で明確に部署や業務内容が分かれている場合と、事務系業務全般を事務担当者で分担する場合があります。

アパレル事務の場合、会社によって担当業務の範囲が大きく違ってきます。バックオフィス業務全てを「アパレル事務」として募集していることも多いため、応募前に担当する業務内容を確認したほうが良いでしょう。事務の業務で共通するのは、パソコンを使用したデータ入力や書類・資料の作成、備品の管理、電話やメールでの取引先対応や来客の応対、郵便物の仕分けや発送、伝票などの処理とファイリングに加えて雑務などです。

これらの仕事に加え、ECサイトの運営、商品の梱包発送、展示会のサポートや店舗のサポートなどさらに幅広い業務に関わることができるのがアパレル事務の特徴です。では、アパレル事務が行う代表的な仕事内容を見ていきましょう。

事務職はパソコンを使用した作業が多く、1日の大半がデスクに座ってパソコン作業ということもあるのが特徴です。アパレル事務では見積書や請求書、プレゼン資料などの社内外向け資料を作成したり、店舗の売上、在庫、顧客情報などのデータを入力・管理したりします。

会社専用のソフトを使用する場合もあれば、一般的なソフトを使用している場合もあります。どちらにしても基本的なパソコン操作スキルは必要でしょう。

オフィスで使用するあらゆる備品を管理するのも仕事のひとつです。オフィスの家具、パソコン、コピー機、電話、社用の携帯電話、文具、名刺、お茶やコーヒーなどの消耗品に加え、店舗の什器やバックヤードで使用するもの、ショッパー、ノベルティなども含めて、備品の在庫状況を管理します。

トラブルがあった場合は修理の手配、在庫が減ったタイミングで発注を行います。管理する範囲が広いため、慣れるまでは大変ですが、細やかな気配りをすることで社内のみんなが快適に仕事をすることができるでしょう。

会社の代表連絡先に来た電話やメール、郵便物の一次対応を行い、担当部署へ引き渡します。また、取引先などの来客対応も担当します。いずれの場合も、社内で最初にお客様に接することになります。会社・ブランドの顔として見られることを意識し、きちんとした対応を心がけましょう。

会社によって専用システムや専用ファイルなどに数量や金額などを入力し、伝票を処理します。アパレル商品は販売期間が短かったり、天気や気温で売り場の状況が急に変わったりするため、常に最新の数字を正確に把握することが大切です。

そのため、伝票などは溜め込んだりせず迅速に処理する必要があります。当たり前に行なっている日々の処理が、適切な在庫コントロールに繋がり、会社の利益にもつながる重要な仕事です。

見積書、契約書、請求書のほか会社内ではさまざまな書類を使用します。会社で使用する書類は法律や社内規定に則って適切な管理が必要なものが多く、最近増えている電子書類や電子契約書なども含め適切な管理をします。

社内の決まり通りにファイリングしていくことは、ただの整理整頓のように思うかもしれませんが、これらは法律で定められた業務です。この作業が疎かになっていると国からペナルティを受けるなど、大きな問題につながる可能性があるため大事な仕事です。

ネットショップを運営するのが一般的になってきた近年、ほとんどのブランドがECサイトを持っています。自社でECサイトを運営している場合、自社内で梱包・発送することもありますが、倉庫業者などに委託している会社が大半でしょう。

しかし、ECサイト運営にまつわる発注業務やメールや電話でのお客様対応、サイトの情報更新などは事務作業の一部として自社で行う会社が大半です。

アパレル企業は、催しや行事、イベントが多く開催されます。来季の商品発表をする展示会やポップアップイベントなどブランド運営に関わるものから、入社式、社員旅行、株主総会など会社運営に関わるものまで大小さまざまなイベントが行われます。

それら各イベントにあわせ、会場の手配、予算管理、招待状の送付から出欠管理などの準備を担当します。会社によっては、当日会場に行って裏方としてイベントを手伝うこともあります。

店舗の販売スタッフと連絡を取り、店舗運営のサポートをするのも仕事のひとつです。商品の在庫管理や受発注のほか、ノベルティを店舗に分配して納品の手配をしたり、ショッパーなど店舗備品を発注したりするのも事務の仕事です。

また、本社から全店舗向けに書類の発送業務を行うなど、さまざまな業務を通して店舗が円滑に運営できるようにサポートします。

会社の中にはさまざまな雑務があります。名前がつかないようなちょっとしたことから突発的なトラブルまで、担当者が決まっていない仕事がまず事務職に回ってくるということはよくあります。

取り立てて褒められるようなことは多くありませんが、こういった雑務がこの会社を支えているのだと思えばやりがいも感じるでしょう。

専門スキルや資格などは求められませんが、仕事内容が幅広く多岐に渡るため役立つスキルはさまざまあります。

アパレル事務の仕事は誰かをサポートし、さまざまな業務が円滑に進むために行うものがほとんどです。自分ひとりで完結するのではなく、社内外の多くの人と連携して仕事をするため、コミュニケーション力が必要です。

細かく雑多な仕事を担当するので、すべての業務をひとりでこなせるようになるには時間がかかります。わからないことや知らないことが出てきた時に、関係する人とコミュニケーションを取り、知識を身に付けることでスキルアップすることができるでしょう。

パソコンを使った作業がメインとなるため、基本的なパソコン操作は必須です。また、事務では必ず使用する、Microsoft Excel、Word、PowerPointなどのソフトの使い方も覚えておくと良いでしょう。

全てを使いこなせる必要はありませんが、最低限でも触ったことがあり、簡単な作業ならできる状態にしておくと役立ちます。パソコンスキルが高いとECサイト関連業務などパソコンスキルがより必要な仕事を任せてもらえる場合があるなど、大きな武器になります。

一つひとつのミスはちょっとしたことだとしても、最終的にお客様に迷惑をかけることもあります。細かい業務が多いからこそ、ミスがないようにコツコツ丁寧に仕事を進める業務遂行力が必要です。

また、複数の業務を並行して進行していることが多いため、仕事を同時にこなすマルチタスクスキルがあると良いでしょう。突然やらなければいけない業務が出てきた時に臨機応変に柔軟な対応できれば、高い評価を得られるでしょう。

コツコツ丁寧にスピード感を持って仕事を進めることができる人は、当たり前のことをしているだけだと思いがちですが、実はこういった作業ができない人もたくさんいます。地味で専門性がないと悩む人がいるかもしれませんが、これは自分が持っている強みとなるスキルで、誰もができることではないのだと意識しアピールすることも必要です。

電話やメールの対応のほか、来客の応対をすることが多いので、ビジネスマナーは必須です。特に社外の人に対応する場合は、会社やブランドのイメージを壊さないように良い印象を与えたいものです。事務職をめざす人は、社会人として最低限の敬語やマナーを習得しておきましょう。

派遣としてアパレル事務の経験を積んだら、その先にはどのようなキャリアが考えられるでしょうか。いくつかの会社・ブランドで働き、ある程度の経験を積むと、アパレル事務の多様な仕事の中でも得意な業務がわかってくるでしょう。

アパレル事務のスペシャリストとして業務全般を行なっていきたい場合、正社員へのステップアップをめざすことができます。正社員をめざすには、転職活動をするほかに、紹介予定派遣という仕組みを利用する方法もあります。また、アパレル事務の経験を活かせば、アパレル企業以外のさまざまな業種で事務職として働くことが可能です。

アパレル事務の経験の中から、経理、人事、ECサイト運営など、得意分野でスペシャリストをめざしたい場合は、経験を積み、働きながら関連する資格を取得することで、事務スペシャリストとしての転職も可能になるでしょう。

一般的に事務職は人気の職種で競争率は高めですが、アパレル事務はさらに人気が高く、競争率が非常に高い状況です。資格などが必要ないため応募者がとても多くなる傾向にあるので、アパレル業界未経験から始めたい場合、まずは派遣社員としてスタートするのがおすすめです。

派遣の場合、未経験者歓迎の求人が多く、キャリアをスタートしやすい仕組みになっていますので、まずは派遣としてアパレル事務の経験を積みましょう。

面接ではコミュニケーション力の高さやパソコンのスキルがあることに加え、業務遂行力の高さをアピールしましょう。アパレル業界以外で事務経験がある場合、今までの経験をアピールしつつ、ファッションが好きなことやアパレル業界で働きたい理由を明確に伝える必要があります。

販売職からキャリアチェンジしてアパレル事務の仕事を始めたい場合、販売職から事務職に変更したい理由を前向きに伝えることが必要です。販売職の経験はアパレル事務の仕事にも活かすことができるほか、接客で培ったコミュニケーション力や細かな気遣いは事務の仕事でも役立てることができるでしょう。

アパレル事務の仕事に挑戦すると決めたら、アパレル業界の求人を多く扱っている「派遣なび」に相談してください。「派遣なび」にはアパレル・ファッション業界に精通したコーディネーターが多数在籍しています。

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