ファッションが好きでアパレル販売員として働きたい。

アパレル販売員の仕事をめざす多くの人がキャリアアップの目標として掲げるのが「店長」です。

とはいえ、店長の仕事内容を具体的には知らない人も多いのではないでしょうか。

会社の経営者と同じ目線で、ひとつの店舗全体を統括することができるやりがいある仕事です。

さっそく、店長の仕事を詳しくみてみましょう。

アパレル店長の仕事内容

店長は店舗運営の責任者です。店舗に関わることはすべて任されます。

多くのお客様に利用される店を作るために、さまざまな業務があります。

その中でも大きな割合を占めるのは以下の４つです。

・売上の管理
・スタッフの育成
・商品管理と店舗作り
・顧客の管理

この４つは会社経営と共通しており、大きな喜びを感じられる仕事でもあります。

売上の管理

店舗の売上目標をもとに予算計画を作ります。

目標が達成できるよう、繁忙期や閑散期、曜日や祝日、時間帯などを考慮して在庫管理やスタッフの配置など店舗全体の戦略を立てていきます。

また、日々の売上データを確認しながら課題を見つけ、解決していくことも必要です。

売上が数字ではっきりと出るためプレッシャーはありますが、数字が上がればやりがいにつながります。

自分の立てた計画通りに売上を増やすことができれば、評価が高まり、より大規模な店舗や複数店舗の統括をまかせられるようになっていきます。

スタッフの育成

店舗スタッフの教育、トレーニングを実施するのも大切な仕事です。

スタッフが足りない場合は採用もしていきます。

接客、販売といった基本的なことから、店舗運営に役立つスキルまで幅広い指導によって、安心して任せられるスタッフを育てるのも重要な仕事です。

スタッフが気持ちよく働ける雰囲気作りは、仕事の連携や売上アップにも関係してくる重要なポイント。

日々、店舗の雰囲気に気を配りながら、スタッフ一人ひとりとコミュニケーションをとっていきます。

自分が育成したスタッフのさらなる成長や活躍を見ると、大きな充実感があるでしょう。

商品管理と店舗作り

自分の店舗の商品動向を把握し、顧客にマッチした商品を発注します。

数が少ないと売り損ねてしまいますし、多すぎると在庫が増えてしまうので、常に状況を確認しておくことが重要です。

実際の発注作業はスタッフがやる場合も、最終的には店長が責任を持って判断することが必要。

売上に直結するため、データを分析して適切な商品管理を行うよう心がけましょう。

また、商品のディスプレイや陳列も売上に大きく影響します。

自店に効果的な陳列方法を考え、実施し、店舗を作っていきます。

顧客の管理

購入いただいたお客様にダイレクトメールを送ったり、イベントやキャンペーンなどをお知らせしたりします。

実際には担当スタッフが送付しますが、個人情報の管理は店長の責任となります。

顧客の好みや傾向、ニーズなどを把握することで、売上は大きく変わります。

顧客管理がきちんとできている店舗は、お客様の満足度も高まるはずです。

お客様が店舗のファンになってくれて良い関係を築けると、リピーターが増えて売上も上がっていきます。

未経験からアパレル店長になるには

店舗運営に関する多くの仕事を担う店長。

プレッシャーもありますが、自分で判断できることが多く、やりがいや充実感が大きい仕事です。

アパレル・ファッション業界に転職して店長になりたいと思った人は、販売員として経験を積みましょう。

アパレル販売の仕事が未経験でも、派遣社員なら未経験歓迎の求人が豊富にあります。

派遣社員として経験を積み、正社員、そして店長へとキャリアアップするというルートも選択肢のひとつです。

社員になったら、スキルや知識の幅を広げて成果を出し、そのうえで業務改善の提案をするなど、積極的に働きかけていくことがステップアップにつながります。

普段から店長の仕事を意識することで自然と身につくスキルも多いので、しっかり意識して仕事をしてみてください。

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