派遣なびコーディネーターブログ
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毎日の靴選びが楽しくなる。アパレルとは一味違うシューズ販売のお仕事
2024.03.05
「おしゃれは足元から」という言葉もあるように、ファッションにおいて靴は重要なポイント。
とにかく靴にはこだわりたい人も多いようです。
長いお付き合いとなることが多い靴の販売を担当すると、せっかくならよいものを選んでもらいたいという気持ちが強くなり、売上が伸びるにつれて接客にやりがいを感じます。
仕事をしていくうえで、身につく知識は自分の靴選びにも役立ちます。
シューズ販売員はアパレル販売員と似ている点が多いものの、実は異なる点が多数あります。
アパレル販売とは違った難しさがあるシューズ販売、ひとつのことを掘り下げたい人に向いている仕事です。
シューズ販売ならではの仕事内容、シューズ販売員のメリット・デメリット、さらに接客のポイントを解説します。
シューズ販売員の仕事内容
靴量販店や靴ブランドの店舗、百貨店など、シューズ販売員の働く場所は数多くあります。
洋服と靴のトータルコーディネートを提案したい人には、セレクトショップがおすすめです。
シューズ販売を極めたい人はハイブランドの靴専門店や個人のオーダーメイド靴販売店、スポーツに興味のある人はスポーツ用品店やスポーツブランドの靴売り場で活躍できます。
ここでは一般的なシューズ販売員の仕事内容を見ていきましょう。
・接客
靴を買う目的や使用目的、ニーズ、デザインの好み、サイズなどをお客様に聞きながら、最適な靴を提案・販売するのが主な仕事です。
お客様が「24cmの靴」を探していても、メーカーやブランド、デザインによって、少しずつサイズは異なります。自分の持っている知識や、自分が試着した時のイメージなどから提案します。
お客様の足の形は人それぞれです。自分の足の正確なサイズがわかっていないお客様も案外いるものです。
履きやすい靴を選ぶには、足の形、サイズ、足幅や甲の高さなどを考慮した提案が必要です。
意外かもしれませんが、靴をプレゼント用に購入する人も多いそうです。
来店されたお客様自身が履くのか誰かへのプレゼントなのか、最初にしっかり確認するようにしましょう。
お客様との会話の中で、使用目的や履くシーンがわかるとより良い商品提案が可能になります。
ビジネス用だとしても、通勤時だけ履くのか、一日中履いているのかで違います。
営業職で毎日歩き回ることが多い場合はさらに提案が変わってきます。
また、パーティーやお呼ばれの時に履くのなら違う視点で選ぶことになります。
足の形はみんな違います。接客の中で、靴を履いていると痛くなりやすいところや気になる箇所など、お客様の率直な意見を聞くことが大切です。
お客様の好みと足の特徴を見極めて、ぴったり合うデザインをお勧めします。
長期間履いているとどのような変化があるのかなど、販売員のアドバイスを参考にして購入するお客様が多いので、常に知識を更新する必要があります。
お客様が購入を考えている靴の使用感や履き心地など、実際に履いていないとわからないようなポイントを説明できるとお客様は喜びます。
靴擦れはしなさそうか、当たりやすい箇所はないか、履きやすいポイントと履きづらいポイントなど、自分で体感しておくことが大切です。
そのためにも、入荷した靴をひと通り試し履きして、サイズ感などを把握しておくことが役立ちます。
自分で履いて把握したその靴の特徴を自分の言葉で伝えられると、お客様の参考になります。
お客様に試し履きをしてもらいながら、デザインやサイズ、予算にぴったり合う靴を提案します。
全ての条件にぴったりフィットする靴を見つけるのは意外と大変です。
お客様のニーズに応えられる接客スキルが求められます。
それだけにお客様が求めていた靴が見つかったときの喜びは大きいといいます。
購入する商品が決まったら、靴の素材にあわせたお手入れ方法を伝えます。
シューズ販売員は靴を好きな人が多いこともあり、日常的にお手入れを行なっている人が多いでしょう。
しかし一般的には、靴のお手入れ方法をきちんと知らない人もたくさんいます。
せっかく購入してもらうのですから、長く履けるようにお手入れ方法まで説明すると喜ばれるでしょう。
一般的な革靴の場合、ブラシで汚れを落とし、クリーナーで汚れを拭き取ります。
その後、クリームを塗って栄養を与え、全体を磨き上げます。
汚れ予防と革の保護のために防水スプレーをかけて完了です。
説明する際には、工程ごとにちょっとしたポイントを付け加えるとよいでしょう。
また、週に一回などお手入れのペースを伝えることも必要です。
お手入れに使うグッズも一緒に紹介するお店もあります。
・バックヤード業務
バックヤードの仕事も、アパレル販売とは少し異なります。
靴は箱に入っているため、バックヤードも広い場所が必要です。
サイズ別やモデル別に整理整頓しておかないと、どこに何があるのかわからなくなります。
データ上ではあるはずの靴が倉庫にないということが発生しないよう注意しましょう。
商品をお客様に出す時間を短縮するためにも、バックヤードの整理整頓は欠かせません。
バックヤードの整理の際は、箱に書いてある靴の種類・サイズと同じものが入っているか確認を行います。
忙しいときに、複数のサイズをお客様に試し履きしていただいた後、箱の表示と異なるサイズの靴を入れてしまったり、右足と左足のサイズがそろっていない状態で入れたりするなどミスを起こしがちです。
こまめなチェックと整理整頓が、スムーズな接客や店舗運営につながります。
・店頭ディスプレイやPOP
新商品やおすすめしたい商品が魅力的に見えるようにディスプレイします。
店舗によっては指示通りのディスプレイをしなければいけない場合もありますが、商品の売上動向によって変えていくことも多いようです。
さまざまな角度から見えるように工夫して、その靴の魅力を伝えます。細部まで考えながらディスプレイをしましょう。
良いディスプレイができると、通りがかりのお客様が足を止めてくれたり、手に取って見てくれたりと反応があるので、やりがいを感じられる業務のひとつです。
手書きのPOPなどを設置することもあります。作成する際には、他の靴との違いや、独自のアピールポイントが伝わるようにします。
また、その靴の雰囲気に合わせたPOPにするとより伝わりやすいでしょう。
混雑している時には、POPを見て反応するお客様が増えます。
コミュニケーションのきっかけになるようなPOPも効果的です。
シューズ販売員のメリット
毎日多くの靴に囲まれて仕事する中でメーカー・ブランドごとの特徴や形についての知識が身に付きます。
靴が好きであれば、楽しんで学んだことが接客でも発揮できるでしょう。
店舗で取り扱う靴を履いて接客するよう指示がある場合は、社販が適用され靴を安く購入できます。
靴好きの方にとっては、仕事と趣味が両立する最大のメリットといえるでしょう。
また、入荷した新作の靴をいち早く試着できるのも働くメリットのひとつです。
靴のお手入れ方法にも詳しくなれます。正しい磨き方や靴の状態に合わせたケアの方法を取得し、実践することでお客様にも適切に伝えることができます。
シューズ販売員が身につけられる独自のスキルに「靴のフィッティング技術」があります。
基本スキルとしてまず覚える技術ですが、フィッティング技術が高いと店舗からもお客様からも重宝される存在になるでしょう。
フィッティング技術は日々高める努力が必要です。
お客様が試し履きしてフィットしない場合にサイズを変えたり、中敷きを入れたり、似たデザインで違うブランドにしたりなど瞬時に判断して対応できるようになると信頼されます。
フィッティングは奥深い技術なので習得するのは大変ですが、経験を積んでいくと自分なりの感覚を掴むことができるでしょう。
自分の知識と経験を証明したいと思ったら、「シューフィッター」の資格取得に挑戦するといいかもしれません。
シューフィッターは靴のフィッティングのスペシャリスト。
プライマリー(初級)、バチェラー(上級)、マスター(修士)の3つのグレードがあり、初級から順番に取得していきます。
通常シューズ販売員に資格はいりませんが、シューフィッターの資格を持っていると店舗内での待遇が変わったり、転職時にアピールできたりできます。
シューズ販売員のデメリット
試し履きする靴をお客様の足元に用意したり、フィッティング状況を確かめたりする際には、しゃがむ必要があります。
片足は立て膝、もう一方の足は膝を地面につけるのが基本。立ったり座ったりを繰り返すので意外と体力を使います。
また、地面につける方の膝部分は擦れやすく、パンツに穴が開きやすいので、注意が必要です。
靴は基本的に箱に入っていてかさばるので、売り場近くの倉庫に保管されていることがほとんど。
お客様からのリクエストを受けると、靴の入った箱をいくつも抱えて店頭と倉庫を往復することがあります。
シューズ販売員は、ほかのアパレル販売員に比べると、体を動かすことが多くなりがちです。
接客のポイント
・明るい挨拶と雰囲気づくり
靴を購入する際には購入目的やサイズを伝えてもらうことが必要です。
また、試し履きした際のフィット感など感想が大切な情報になります。
情報が多いほど提案のヒントが増え、より良い靴の提案・購入につながります。
そのためには、お客様が来店された時点で明るい声と笑顔で挨拶をしましょう。
話しやすい、親しみやすい雰囲気を伝えることが重要です。
・シューズ販売の特徴的な動き
お客様から試し履きの希望があったら、サイズを聞いて在庫を確認します。
バックヤードに取りにいく必要がある場合は「お持ちしますので、少々お待ちください」など声をかけて向かいます。
必要に応じて、お客様の希望サイズの前後のサイズのものも一緒に持ってきます。
シューズ販売の特徴として、必ず椅子に案内し座ってもらいます。立ったままでは転倒などの危険があります。
椅子に座って試し履きをする際には、上から見下ろさないよう注意します。
また、お客様の足の形や履いた様子を確認するためにも、しゃがんだ姿勢を保ち近くで見極めます。
・お客様との会話で気をつけたいポイント
売上を上げたい、販売目標がある…そんな時でも、お客様にピッタリくっついて話しかけ続けるのはやめましょう。
お客様がゆっくり商品を見ることができないと、購入にはつながりません。
商品を手に取った時など適切なタイミングで話しかけましょう。商品情報を交えながらのアプローチが最適です。
接客の際は、ただ知識を披露したり購入を促したりするのではなく、お客様が何を求めているのかしっかりと聞き出すような会話を心がけましょう。
お客様に寄り添った提案を行うことが売上につながります。
お客様にあった靴を提案したい気持ちは良いのですが、問い詰めるように質問攻めにするのは逆効果です。
自然な会話の中で、靴の使用目的、ニーズ、デザインの好み、靴や足に関する悩みなどを聞き出すようにしましょう。
また、お客様に提案する際は、お客様の足形の特徴、靴の特徴を説明した上で、お勧めの靴を紹介しましょう。
なぜお勧めなのか理由がわかるとお客様も提案を受け入れやすいです。
・情報をプラスしてイメージを具体化
靴を選ぶ上で、使用目的、ニーズ、お客様の足形に合っていることは基本です。
その靴がどんなファッションに似合うか、履くとどのようなイメージに見えるかなども伝えることができるといいでしょう。
トレンドの色や形などの情報も知っているとあわせて説明することができます。
ファッションとの組合せを提案すると、お客様が購入後の自分の姿を具体的にイメージしやすくなります。
・蓄積したスキルが役立つ
シューズ販売員は靴に関する基礎知識やフィッティングの手法などを身につけると長く働くことができます。
靴の製法、メーカーやブランドの歴史とこだわりのポイント、靴の特徴とフィット感などの知識は働くうちにどんどん蓄積され、自分の武器になります。
お客様の足の特徴、選んだ靴の特徴、靴選びのポイント、購入後のお手入れなど、さまざまな情報を伝えながらお客様のニーズに寄り添う接客は転職しても役立つスキルです。
シューズ販売員を始めるなら「派遣なび」で!
ファッションに強い「派遣なび」では、シューズ販売員の求人を多く扱っています。
専門的な知識は仕事をしていく上で覚えていくので、最初はわからなくても大丈夫です。
派遣社員としてさまざまなシューズ販売を経験した後、シューズ販売のプロフェッショナルとして正社員として転職することも可能です。
派遣社員は未経験OKのブランドや企業も多く、チャレンジしやすい働き方といえるでしょう。
フィッティング方法やさまざまな知識など奥深いシューズ販売。
ひとつのことをとことん掘り下げたい人に向いています。
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