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「業界未経験から派遣で働く」アパレル・ファッションの注目職種ガイド(3)Webサイト運営スタッフ

2024.09.06

「業界未経験から派遣で働く」アパレル・ファッションの注目職種ガイド(3)Webサイト運営スタッフ

近年、ネット通販を行うアパレル企業、複数のブランドが集まるショッピングモールのECサイトなどが増え、インターネットを利用して買い物をする人が増加しました。

それに伴い、アパレルのWebサイト運営スタッフの求人も増加しています。業界未経験のアパレルの仕事といえば、販売職やアパレル事務などがありましたが、派遣社員ならWebサイト運営スタッフとして未経験で働くことができます。

今回は、Webサイト運営スタッフの仕事内容や必要なスキル、向いている人・向いていない人、将来の姿、未経験からチャレンジする方法を紹介します。アパレル業界でWebの仕事に携わりたい人は、ぜひ参考にしてください。

アパレルのWeb運営スタッフは、主にECサイトや公式サイトの運営を行います。ECはEコマースのことで、インターネットで商品を販売する仕組みのこと。「インターネット通販」「ネットショップ」「オンラインショッピング」など、さまざまな呼ばれ方をしています。

来店しなくてもスマートフォンなどで簡単に購入できる気軽さから、インターネット上でアパレル商品を購入するお客様は一気に増加しました。ただし、お客様にとっては、店頭のように試着したり、触って質感を確かめたりできないというデメリットがあります。

また、検索結果に類似商品が多く表示されるなど、自分に合った商品を見つけ出すのに時間がかかり、途中で諦めてしまうお客様もいます。そうならないために、お客様が手間をかけずに商品を選べるよう、より良い提案を行うのが、Webサイト運営の仕事です。

主な仕事内容は、大きく分けるとWebページの作成、データ管理、予算策定、企画・仕入れ、販売促進、受注・発送、カスタマーサポートなどです。ただし、企業によって業務内容は異なります。ここからは仕事内容を一つずつ見ていきましょう。

Webサイトでは、商品のページがとても重要です。店舗のように対面で接客できないため、ページ上でいかに商品を魅力的に見せるかが求められ、それが売上にも大きく関わってきます。

会社によっては、Webデザイナーではなく、サイト運営者がデザインを作成するところも。販促企画のページや、ランディングページの作成など、仕事内容は多岐にわたります。また、ワイヤーフレーム作成や制作進行管理といった業務を行うケースもあります。さらに、ファッションサイトにふさわしくない画像は修正・加工などを手がけます。

その中でも、商品撮影は大きなウエイトを占めるもの。試着ができないため、サイズや商品情報を正確に記載する必要があります。販売する商品のデータ登録や、写真撮影や加工、採寸、商品説明の原稿入力など、正確で効果的な説明を記載しなければなりません。

商品撮影はデザイナーや撮影担当、コピーは営業担当が行う場合もありますが、お客様の視点からのチェックはWebサイト運営スタッフが行うことが多いでしょう。

Webサイト運営スタッフは売上数値の管理や分析、在庫管理を行います。売上や各商品ページのPV数、購入率など、日々データを集計し、レポートにまとめるのも仕事のひとつ。それらを基に、数値の分析をして、売上がアップするような施策を行います。数値の分析はECモールでどのくらい売上があるのかを把握するためにも重要な仕事です。分析結果によって、商品の追加を決めることもあります。

また、在庫管理として、売れ切れた商品をサイト上から削除する、入荷した新商品を登録するなどの在庫登録業務も行います。地道な作業ですが、商品を販売するためには欠かせない仕事です。

予算策定とは予算を設定すること。Webサイトには実際の店舗はありませんが、実店舗と同じように、どのサイトでいくらの売上を獲得したいのか、目標を設定して予算を組みます。ECモールによって売上規模は異なるため、モール全体の規模を把握することも必要です。この予算策定によって、商品の仕入れ数などが決定します。

「店舗とECサイトで同じ商品を売れば良いのでは…?」と思う人もいるかもしれません。しかし、両者で同じ商品が売れるとは限りません。ECサイトは店舗よりも客単価が安くなる傾向にあり、同じ商品ではお客様に受け入れられない可能性があるからです。トレンドや季節感はもちろん、慎重に価格設定をして企画を検討することも重要。一から商品を企画するケースもあれば、仕入れを行うケースもあります。

実店舗がなく、ECサイトのみで販売をしている企業もあるでしょう。その場合は、期間限定で開催するポップアップストアの企画や準備に携わることもあります。

Webサイト運営では、どのサイトで、どの商品をどのくらい多く仕入れるかが重要になってきます。ECサイトやECモールによって売れる商品が異なるので、その理由や特色を見極める力が求められます。

Webサイト運営では、売上がアップするコンテンツのアイデアを提案し、実行に移すことも求められます。ECサイトやECモールでは、クーポンやセールなどのキャンペーンが多く発生するため、時期や施策方法、実施方法を考える必要があります。シーズンごとの企画やセール時などは、メルマガやブログ、SNSを使って販売を促進することも。誤字・脱字に気をつけて、配信や投稿をするのはもちろん、顧客リストの更新などにも対応します。

購入したお客様へ受注メールを送信、商品の発送業務を行うこともあります。在庫を確認して商品があれば素早く準備をします。商品がお客様の手元に到着するまでには時間がかかるので、スピーディーな対応を心がけることがお客様満足度につながります。受発注管理業務は基本的に商品の管理、お客様からの受注の受付、配送までの業務です。

カスタマーサポートは、電話やメール、チャットなどを使い、お客様の質問に答える仕事です。商品に関する質問から発送に関する問い合わせなど、幅広い業務に対応します。販売後に商品に不備があった場合の対応も行います。

ここからは、Webサイト運営に必要なスキルを5つ紹介します。

アパレル業界で働くにはファッションが好きという気持ちが大切ですが、Webサイト運営に携わる場合はPCを使って業務を行うため、基本的なPCスキルが必須です。たとえば、WordやExcelといった基本的なソフトは使えるようにしておきましょう。特にデータ分析に必要なExcelは欠かせません。

派遣社員の場合は、WebデザインやHTMLといった専門的な知識は求められないことが多いです。しかし、PhotoshopやIllustratorを使えたり、HTML、CSSを理解できたりすれば、仕事の幅が広がります。興味のある方は積極的に学んでおくと良いでしょう。

若者向けのブランド中心に、SNSを使った販売促進に力を入れている企業が増えています。SNSごとの特徴を把握し、適切に使いこなせるようになれば、アクセスアップも実現可能。SNSは仕事以外でも利用できるので、あらかじめ使えるようになっておくと良いですね。

Webサイトは店舗とは違い、直接商品を手に取って見ることができません。そのため、ページ上で商品をどれだけ素敵に見せられるかが重要。写真の良さは売上に直結するといっても過言ではありません。

商品の写真だけではなく、どのような場所で、どのような角度やコーディネートで撮影をしたら商品が一番魅力的に見えるのかなど、ファッションセンスが問われます。また、見せ方のセンスも求められます。アパレル販売の経験がある場合は、スキルや経験を活かして活躍できるでしょう。

Webサイトには大量の商品があり、写真、金額、サイズなどをミスなく登録するのは大変な作業です。そのため、細かい作業を楽しみながら根気よく続けるスキルが求められます。また、各商品の在庫登録を行うなど、地道な業務も多いもの。そういったことが苦ではない人がWebサイト運営に最適です。

Webサイトでは、直接お客様に応対して商品を売るわけではありません。対面せずに商品の売り買いが進んでいくため、接客スキルは必要でないと思うかもしれませんね。しかし、対面ではないからこそ、お客様とのすれ違いが発生しやすいのも事実。クレームにつながったり、購入してもらう機会を失ったりすることも多いのです。そうならないためには、Webサイトでも接客スキルを使いこなすことが求められます。お客様のニーズを理解し、問い合わせの際には丁寧かつ適切な対応をすることが大切です。

Webサイト運営スタッフに向いているのは、学習意欲の高い人、継続力のある人、視野の広い人です。

Webサイトに関連する技術や新しいサービスは進化し続けています。今持っている知識だけではなく、積極的に情報収集し、学び、仕事に取り入れることが求められるため、受け身ではなく自ら学び続けられる人に向いています。また、Webサイト運営では裏側でサポートする作業や地道な作業が多いので、それをコツコツと継続する力も必要です。物事を根気良く最後までやり続けられる人は重宝されるでしょう。

Webサイトではお客様と対面してコミュニケーションをとるわけではありません。お客様の姿が見えないため、ついお客様のことを忘れてしまうこともあるでしょう。しかし、購入してくれるお客様がいるからこそ成り立っていることを忘れず、常にニーズを意識していることが大切です。お客様目線で考えられる広い視野を持っている人はWebサイト運営スタッフに向いているといます。

Webサイト運営スタッフに向いていないのは、単調な作業が苦手な人、情報収集が苦手な人、トレンドに興味がない人、こだわりが強い人、管理するのが苦手な人などです。また、パソコンで業務する仕事なので、パソコン操作が苦手な人や分析業務が苦痛な人も向いていません。ただし、職場によって仕事内容は大きく異なるので、興味がある場合は仕事内容を確認してから応募すると良いでしょう。

Webサイト運営スタッフと働いた後はどうなるのか、どういった将来が待っているのか、気になる人も多いでしょう。たとえば、派遣社員としてWebサイト運営のスキルを身につければ、正社員として転職する道も開けます。すでにWeb関連の専門的な知識・技術を持っている人は、最初から紹介予定派遣を選ぶのもおすすめです。Webページ作成で培ったわかりやすく商品の魅力を伝える力は、店舗における販売職でも活かせるため、他職種への転職も可能です。

未経験者は派遣社員として働くのがおすすめです。EC業界は成長を続けている市場ですが、Webサイト運営スタッフの人数は少なく、慢性的な人手不足に陥っています。そのため、20代前半は未経験でもポテンシャル採用される可能性がありますが、20代後半から30代の場合、未経験での採用は難しいでしょう。企業によって異なりますが、専門的な知識やパソコンスキルを求める会社では経験者を優遇する可能性が高いです。

派遣社員の求人では、Webの専門的なスキルは問われないことがほとんど。「ファッションが好き」「基本的なPC操作ができる」「正確に業務をこなせる」ことを重視する求人が多数あります。

Webサイト運営の知識やスキルがあれば、即戦力として活躍できるため、採用される可能性があります。過去の実績、作成に関わったサイト、持っている資格などを積極的にアピールしてみましょう。

Web関連業務が未経験でアパレル販売職の経験がある人も、採用される可能性があります。接客で得たコミュニケーションスキルや商品のアピール力は、そのままWebサイトのページ作成で活かせます。また、ファッションの知識が豊富なことも強みになります。Web関連のスキルは、働きながら少しずつ覚えていけば問題ありません。

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