どんな仕事にも悩みはつきものです。アパレル業界で働きたいという人にとって、販売員がどんなことで悩んでいるのかは気になるところでしょう。今回は、接客やキャリア、人間関係や健康面など、実際に販売員が抱えるありがちな悩みと処方箋20を【仕事・接客編】【人間関係・生活編】 の２回にわけて紹介します。

第1回は【仕事・接客編】として仕事や接客に関する悩みや解決方法について解説します。【人間関係・生活編】と合わせて参考にしてください。

１．商品が覚えられない　⇒　都度メモする

アパレルショップでは数多くの商品を扱います。商品の特性やデザインなど、教わった内容はその都度メモし、店舗で強化しているアイテムを優先的に覚えるようにすれば効率的に商品を覚えられます。

２．声かけのタイミングに迷う　⇒　お客様をよく観察してタイミングを見る

声がけは早すぎても遅すぎても良くありません。お客様が店内を見終わった後や、同じアイテムを何度もチェックしていたり店員を探していたりする時がチャンスです。お客様をよく観察して、ベストなタイミングを探すのがポイントとなります。

３．お客様の反応が薄い・無視される　⇒　慣れれば適切な対応ができるように

声がけしてお客様に無視されてしまうのは落ち込みますが、本当に聞こえていないこともあます。慣れれば適切な対応ができるようになるので経験を積みましょう。笑顔で明るめの大きな声で声がけし、「はい・いいえ」で答えられる質問にすることで相手も反応しやすくなります。

４．会話が続かない　⇒　トークスクリプトを作る・話題をストックする

何を話せばいいかわからない…そんな人は接客トークのパターンを記載したスクリプト（手書きメモ）をいくつか作ってみましょう。あらかじめお客様に聞くことや話す内容を考えておけば、スムーズな会話につながります。ファッションだけでなく、日ごろからさまざまな話題をストックしておくのも効果的です。

５．自信を持って接客できない　⇒　商品知識を深めることが自信に

接客に自信がないという人に効果的なのは、商品知識を深めること。知識が増えれば、一人ひとりに合わせた提案ができるようになります。お客様に喜ばれることで自信につながります。お客様からの質問やクレームにもきちんと対応できるようになり、お客様に安心感を与える接客ができるようになるでしょう。

６．売上が上がらないスランプ　⇒　接客を見直す・気持ちを切り替える

どんなに接客をがんばっても売上が上がらないスランプに陥った時は、売ることに固執しないで自分の接客を振り返りましょう。反省点や改善点をチェックして、できることから改善します。気持ちに余裕を持って、ポジティブに切り替えることも大切。

７．残業がある　⇒　派遣販売員で働けば残業は発生しない

アパレル業界では、繁忙期に残業が発生することもありますが、最近では多くの企業が極力残業をしない取り組みを行っています。さらに派遣販売員として働けば、就業時間が決まっているので残業はほぼありません。

８．キャリアアップできない　⇒　周囲にアピール・人事権を持つ人と関係を築く

アパレル業界のデザイナーやパタンナーなどの専門職、プレスやバイヤーのようなキャリア枠は、人気があっても採用数が少ない傾向です。めざすポジションや職種があるなら、まずは周囲にしっかりとアピール。人事に関わる人を把握して、積極的に良い関係を築きましょう。評価されるためには、必要な知識を身につける、勉強するなど努力も大切です。

９．給料が上がらない　⇒　他ブランドへの転職も視野に入れる

そもそもアパレル業界の平均年収は決して高くはありませんが、やりがいやファッションへの情熱で働く販売員も多いもの。結果を出しているのに給料が上がらないなど、給料アップ重視なら他ブランドへの転職も視野に入れてみましょう。

10．以前よりお客様が減った　⇒　今自分にできることに注力する

コロナ禍以降さらに厳しくなっているアパレル業界ですが、嘆いても何も変わりません。SNSの運用に本格的に取り組むなど、自分にできることは何かを考え、今できることに注力しましょう。最近では来店前にSNSで情報を収集するお客様も多いため、状況も変わってくるはずです。

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業界や派遣が未経験なら、不安や悩みがあるのは当然です。さらに、初めての派遣で希望の仕事を見つけるには、どこの派遣会社にするかも重要。アパレル業界に強い「派遣なび」なら、就業前だけでなく就業中の悩みや不安があっても業界に精通したアドバイザーの適切なサポートが受けられます。

まずはサイトで求人情報をチェックしてみてください。次回の【人間関係・生活編】では、販売員のプライベートなお悩み解決法も解説していきます。