アパレル販売員は特別な資格が不要で、未経験者でも採用されやすいため、アパレル業界初心者にオススメの仕事です。ここでは、未経験からアパレル販売員になるために、押さえておくべきポイントを紹介します。

未経験でも採用される理由

アパレル販売員に重要なのは、笑顔でお客様に接することができるコミュニケーション力、ファッションへの熱意、ブランドへの理解です。未経験であっても、意欲があれば問題ありません。

採用にあたっては、ブランドコンセプトやターゲット層となるお客様と合っているかも重視されます。お客様の年齢層と同世代のスタッフは採用されやすい傾向にあります。

多くの求人は未経験OKです。ただ、ラグジュアリーブランド（ハイブランド）や店長・マネージャー候補の求人は、経験者優遇のケースが多くなります。これらを希望する場合は、未経験OKの現場で経験を積んでから、転職をめざしましょう。

未経験者が採用されるポイント

求人に「未経験OK」と記載されていても、必ず採用されるわけではありません。面接では、次の5つのポイントがチェックされます。

1：コミュニケーション力の高さ

接客を行う以上、コミュニケーション力の高さは重要です。面接では、面接官の目を見て、笑顔と明るい声で対応しましょう。販売員はブランドの顔ですが、容姿の美しさよりも親しみやすさが重視されます。

2：協調性や誠実性といった人柄

店舗には売上目標があるため、店舗スタッフは協力して達成を目指します。そのため、協調性の有無も面接ではチェックされます。チームワーク力をアピールできる具体的なエピソードが語れると、説得力は増すでしょう。

販売員は華やかな服を着て、アパレルアイテムを販売するだけが仕事ではありません。在庫の管理やタグ付けなどバックヤードでの作業も行います。一つひとつの仕事に誠実に取り組めるかもチェックされます。

3：ブランドコンセプトに合っているか

販売員は自社ブランドの服を着て接客をする店舗が多く、ブランドのモデルとしての役割も担います。採用にあたっては、年齢や雰囲気がブランドコンセプトに合っている人が優先されます。

面接では清潔感やファッションセンスもチェックの対象です。すべての服を応募したブランドで固める必要はありませんが、ブランドのコンセプトに合った私服やトレンドを押さえたコーディネートにして、ファッションセンスの良さとブランドへの理解をアピールしましょう。

4：仕事への熱意や向上心

ファッションの流行は移り変わりが早く、常にトレンドを追っていかないといけません。また、シーズンごとに新作アイテムが登場するので、アイテムに合わせた着こなしやコーディネートを複数考えておき、お客様のニーズや雰囲気にあったものを提案する必要があります。

そのため、仕事への熱意や向上心が求められ、面接でもチェックされます。

志望動機では、数あるアパレルブランドの中で「なぜこのブランドで働きたいのか」という理由を明確にできると、熱意が伝わるでしょう。ファッションに関する資格取得のために勉強を始めている場合は、面接で伝えてください。向上心をアピールできます。

5：勤務時間や曜日の希望が一致するか

熱意があり、ブランドコンセプトと一致していても、応募者の働きたい時間・曜日や期間が店舗側の希望と一致しない場合は、採用に至りません。アパレル販売員はシフト制で動くため、欠員募集の場合は入れるシフトが限られていることもあります。

働ける曜日や時間が限られている人は、シフトの自由が効きやすいオープニングスタッフや採用人数が多い求人を選びましょう。

不採用になったら、もう一度、企業研究と自己分析を

万が一、不採用になった場合は、念入りに企業研究を行いましょう。ブランドの歴史やコンセプトを学ぶほか、実際にショップに足を運び、どのようなスタッフが働いているのかをチェックします。

同時に、自分のスキルやキャリアの棚卸も行いましょう。コミュニケーション力やチームワーク力がアピールできる経験のほか、接客経験がある場合はそのエピソードなどを思いつく限り書き出し、どの内容が最も強みを表現できるかを考えます。

未経験からのアパレル販売員に不安があるなら「派遣なび」に相談を

少しでも不安に思うことがあるなら、一人で悩む必要はありません。プロの力を借りましょう。

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