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今どきの派遣事情

「アパレル派遣からスタートして専門職」人気5職種・なるにはガイド

2024.07.02

「アパレル派遣からスタートして専門職」人気5職種・なるにはガイド

ファッションが好きで、アパレル業界でファッションに関係する仕事をしたいと思っている人が最初に思い浮かべる仕事は販売職でしょう。実際ファッション業界の人気職種をめざす第一歩は、販売職であることが大半です。

販売職やアパレル営業・事務職からスタートしたとして、憧れの専門職になるにはどうしたら良いのでしょうか。「実際にはどんな仕事をしているのか」「どんな経験を積んだら役に立つのか」知りたいことはたくさんあるでしょう。専門職の具体的な仕事内容とどんなルートを経たらいいのかを解説します。

店舗で販売する商品の仕入れや買い付け、商品管理をするバイヤー。なんだかカッコいいと憧れている人も多いのではないでしょうか。

所属している会社、店舗の形態により仕事の幅は違いますが、基本的には国内外のさまざまなブランドやメーカーから、店舗で販売する商品の仕入れや買い付けをして、その商品管理を行います。予算や自社店舗の価格帯、ブランドコンセプトなどを考慮しながら、市場や顧客のニーズをキャッチして商品に反映することが必要です。

買付商品を決めると商談に入ります。価格、支払い時期、返品の条件などさまざまな事項について交渉し、商談を成立させます。商品が納品された後は、その売れ行きを確認し、管理します。在庫が余剰でも、足りなくても、会社の利益に直結しますので、責任は重大です。

市場のトレンドや顧客のニーズが理解できていることが前提のため、未経験では難しい仕事です。現場感覚を身につけることが大きな武器になるため、アパレル販売職として店頭に立ち、店長、エリアマネージャーへとステップアップし、より広い視野でブランドの成長を見られるような経験をすることも役立ちます。

バイヤーアシスタントの募集がある場合も、多くの会社で販売職としての経験が必須です。バイヤーをめざすなら、まずはアパレル販売職として経験を積むのが良いでしょう。アパレル販売職として経験を積みながら、トレンドなどの情報を常にチェックし、売れるものを見極める選択眼、交渉の際に必要なコミュニケーション能力を身につけることを意識したり、海外とのやりとりを見越して語学力を身につけたりすることをおすすめします。

MDという言葉を聞いたことがあり、なんとなく憧れる気持ちがあるにも関わらず、具体的に何をやっているのかわからない人も多いかもしれません。MDは商品の企画から販売までを取り仕切り、戦略を立てる重要なポジションです。

一般的には、消費者が欲しいと思う商品を適切な数量、適切な価格、適切なタイミングで提供するのがMDです。商品の企画・開発、販売やサービス計画の立案、価格設定、予算管理などお客様に商品を買ってもらうためのプランや企画開発全般に関わる業務を専門とする、商品の総合プロデューサーです。

まずは商品を企画する前に、その商品に関連する顧客の動向やトレンドなどの周辺情報をリサーチする必要があります。市場の状況と自社ブランドの売上、ターゲット顧客を意識して企画を立て、それに伴う詳細なプランを作ります。

仕入れや販売価格、販売数量など設定したものが会社の利益に大きな影響を及ぼすので、市場やトレンドなど常に観察を続けながら適切な数値を設定することが求められます。商品の売上が自分の成果として目に見えるため、大きな責任を伴います。プレッシャーも大きいですが、自分の企画が大ヒットすることもあり、結果に伴った評価を受けられるため達成感も大きいでしょう。

会社の業績を左右するため、冷静な判断力と決断力で進める仕事です。そのため情報収集能力や情報を読み解く分析力が必要で、さらにはコミュニケーション能力、アパレル業界についてよく理解していることが大切になります。専門性、幅広い経験と能力が求められるため、未経験から採用されることは難しいでしょう。

MDの第一歩として、アパレル販売職として現場の知識を身につけながら経験を積むのも良いでしょう。社内でMDに異動したり、中途採用でMDになったりする道がありますが、未経験の場合はMDアシスタントとしてキャリアをスタートさせるのが近道になります。

自社工場で生産を行っていないアパレル企業において、商品の生産工程を全て管理するのが生産管理の仕事です。目立ったり、有名だったりする仕事ではありませんが、生産管理がいないと商品が出来上がらない重要なポジションです。

アパレル企業の多くは自社で縫製工場を持っていません。そのため、MDが立案した商品の販売計画を基に商品の生産計画を作成して工場を選定。生産、納品から流通までの全工程を管理します。具体的な流れは、「生産計画を立てる」「縫製工場を選定する」「素材を決め調達する」「サンプルを作成する」「製造開始から倉庫へ納品までの進捗管理」となります。

一見すると、計画を立てて指示を出すだけの仕事のように映るかもしれませんが、生産管理は非常に専門性の高い仕事です。例えば、「素材を決める」とひと言でまとめても、洋服1枚に使用する素材は非常に多岐に渡ります。布地(表地・裏地)、縫い糸、ボタン、ファスナーなどさまざまなパーツひとつずつ、その洋服のデザインを最適に表現できるものを選ぶ必要があります。

さらに、すべての過程において、コストを計算することが必須です。いくら良い素材を使って良い工場で製造したとしても、誰も買えないような価格になる、ほとんど利益がでない価格になるようでは意味がありません。コストを抑えつつクオリティを保ち、発売日に間に合うよう、納期厳守で生産管理していくのです。

また、長い工程の1箇所でトラブルがあった場合、その後の全工程に影響が出ますので、全体を見通して臨機応変に調整をするなど、判断力に加え、視野の広さと細やかさがあるとよいでしょう。

アパレル・ファッション製品がどのように作られるのか、アパレル業界の仕事の流れなど基本的な知識は必要です。工場や素材メーカーなど多くの人と協働する上で、高いコミュニケーション能力が求められます。

縫製工場の機材や縫製技術、さまざまな素材に関する知識など、高い専門知識を幅広く身につけ、常にアップデートする意欲は必須で、どの過程においてもプロフェッショナルな専門性が求められる仕事です。幅広い専門知識が前提となるため、未経験から働くのは難しく、通常はアシスタントとして数年働いてから、ひとり立ちします。また、海外の工場や素材会社とのやりとりも増えていますので、英語をはじめ語学スキルも役立つでしょう。

アパレル業界で商品の流通に欠かせない仕事がディストリビューターです。あまり馴染みがない人も多いかもしれませんが、ブランドの売り上げを左右するとても重要な仕事です。

バイヤーやMDが発注した商品を各店舗に分配するのがメインの仕事です。ただ店舗に均等に分配するわけではなく、各店舗の規模や特性、売れ筋、地域性や立地による客層、気温などの天気傾向、さまざまな要素を勘案した上で、確実に売れて、かつ売れ残らない数量をめざして分配します。

商品在庫とひと言でいっても、1つの商品には複数の色柄と複数のサイズがあります。1商品として見るのではなく、その商品の何色の何サイズと細分化して把握する必要があります。EC展開している場合はEC用の在庫も分配します。また、状況の変化に応じて店舗間の在庫を移動させるなど、臨機応変に動く必要があります。

ブランドの規模や店舗数などにより変わりますが、一般的に週の大半は本社のオフィスで在庫数や売り上げを分析しながら計画を立てるなど、デスクワークが中心になります。しかし、週に数回は実際に店舗に出向き情報収集を行ったり、自社の倉庫へ行って商品や倉庫の状況を確認したりします。

そのため出張が比較的多く、関連する部署や実際に会うスタッフがたくさんいるので「社内のつなぎ役」ともいわれています。ディストリビューターの商品コントロールは企業またブランドの売り上げを左右する非常に重要な仕事です。このようにブランドの商品在庫を最適になるような分配を指示することから、「司令塔」と評されることが多いようです。

ディストリビューターは各店舗の売れ筋や特性とともに、商品の詳細な違いを把握し振り分け指示をする必要があります。実際の店舗がどのように運営されているのか実情を把握していると役立つでしょう。そのためにはアパレル販売職の経験が役立ちます。まずは販売職として店舗での商品の入れ替わりや店舗運営の流れなどを現場で体感しながら身につけましょう。店舗スタッフとして実績を出すことで、社内公募や人事異動などでディストリビューターをめざす道が開けます。

ディストリビューターに必要なスキルには、データを分析して商品を配分するための「情報収集・分析能力」、関連する多くの人と円滑にコミュニケーションをとりながら仕事を進めるための「コミュニケーション能力」、さまざまな事象が発生したときに瞬時に計画を変更して最善をめざすための「柔軟な対応能力」があります。

いずれのスキルもすぐに身につくものではありませんので、販売職で経験を積みながら、これらのスキルを身につけることを意識しながら働くと良いでしょう。

企業、ブランドの顔として集客や売り上げアップのため商品の広報や宣伝、イベント企画、メディア媒体の対応などを行います。メディアやSNSに登場するなど華やかに見えることもあり、人気の高い仕事です。

商品やブランドの広報に携わる専門職です。雑誌やテレビ、新聞などのメディアに対して商品を宣伝したり、プレスリリースを作ったり、カタログを作ったり、展示会やファッションショーなどのイベント運営をしたり、SNSを活用して商品を紹介したりすることもあります。

ひとつの記事が公開されるまでに煩雑な業務がたくさんあるため、外からは華やかに見えても地道な下準備や手配などをきちんとこなす必要があります。そのため業務内容は幅広くなります。会社の顔、ブランドの顔として対外対応をするので、身だしなみやマナーが身についていることや細やかな気遣いが必要です。

会社によっては、社内にプレス・広報の部署がなく、業務を専門会社に委託している会社もあります。自分がめざすブランドがプレス・広報業務を自社で行っているのか調べておくと良いでしょう。

自社のブランド、商品への相応な知識が必要です。そのため、アパレル販売職の経験も役に立つでしょう。人気の高い職種のため、未経験での採用は難しいかもしれません。アパレル関係の仕事をしながらさまざまな知識を身につけ、経験を積み、徐々にステップアップ、キャリアアップをしていくことで道が開けるでしょう。

また、プレスアシスタントとして実務経験を積むのもよいでしょう。その場合も、アパレル販売職の経験は役立ちます。海外展開をしているブランドの場合、語学力も武器になります。

アパレル・ファッション業界の専門職の中に興味のある職種、チャレンジしたい職種はありましたか。どの職種をめざすにも、アパレル販売職の経験を活かすことができます。

まずは未経験歓迎の求人が多数ある派遣社員からアパレル・ファッション業界に入ってみてはいかがでしょうか。派遣社員としてアパレル販売職の経験を積んで正社員にキャリアアップできれば、そこから店長や専門職をめざせます。また、アパレル販売職以外にも、営業や事務などアパレル関連の仕事はたくさんあります。どんな経験を積みたいのかを考えて、身につけたいスキルや目標に合う仕事にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

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