第二新卒は転職に不利と捉えられがちですが、実は有利な面も多く、未経験に近い若年層の採用に力を入れている企業も増えています。

今回は第二新卒の条件をあらためて確認し、企業から注目される理由、第二新卒の転職で派遣を選ぶメリットについてみていきます。

そもそも第二新卒とは

第二新卒は学校を卒業した後1～3年程度社会人として働き、転職または就職を希望する若年者を指します。4年制大学を卒業した人は25歳前後、高校卒業なら21歳前後です。

20代前半の有効求人倍率は他の年代と比較しても圧倒的に高く、3人に1人が第二新卒で転職しているというデータがあるほど市場も活発化しています。「新卒で入った会社がなんとなく合わない」「このままでは希望するキャリアが描けそうにない」「新卒の就活でうまくいかなかった」「憧れのあの会社で働きたい」と感じたときは、第二新卒といわれる期間に転職をした方が有利になるケースもあります。

第二新卒が企業から注目される3つの理由

① 新卒に比べて教育コストと時間がかからない

第二新卒は数年とはいえ、社会人経験があります。そのため電話応対や名刺交換の仕方、敬語の使い方など、社会人としての基本的なビジネススキルやマナーが身についています。
新卒採用のようにゼロから教える必要がないため、企業側の負担が軽減できます。

② 特定の業界や職種に染まっていない

ある会社での経験が長くなると、どうしても考え方が固まってしまいがちです。しかし第二新卒の場合、固定観念が少ないため新卒同様の素直な気持ちで会社に貢献してくれると判断されるようです。素直さと柔軟さが第二新卒の大きな市場価値です。

③ ポテンシャルに期待できる

第二新卒以降の中途採用では社会人としての経歴や実績を評価され、即戦力となることが期待されます。一方第二新卒の場合は、新卒と同様にポテンシャル重視の採用が行われます。未経験の業界や分野に挑戦しやすく、大きなキャリアチェンジも実現可能です。

第二新卒で派遣を選ぶメリット・注意点
第二新卒で転職する際に、派遣社員を選ぶ人が増えています。最大の理由はワークライフバランスを重視した仕事選びができること。「働きながら資格を取りたい」「お金を貯めて留学したい」といった夢や目標も実現できます。

また短期間でさまざまな仕事を経験できるため、自分に合った職種や業界を見つけるきっかけにもなりえます。正社員として就職するのが難しい大手企業や有名企業で働けるチャンスもあります。

一方、デメリットも存在します。派遣社員の場合、時給で給与が支払われることがほとんどです。第二新卒ぐらいの年齢では派遣の方が正社員より年収が高くなるケースもありますが、年を重ねるごとに昇給や賞与の有無、経験の違いなどで正社員との生涯賃金の差は大きくなっていきます。

派遣社員は有期雇用のため、契約期間満了後すぐに希望する職場が見つかるとは限らず、空白期間が生じてしまうリスクもあります。

派遣で働く際のポイント

派遣社員として快適に働けるかは、派遣会社次第です。希望条件に合った求人を探すだけでなく、派遣会社選びもしっかり行いましょう。

派遣会社は特定のジャンルに強い、若手向け、ベテラン向けなどそれぞれの強みがあります。派遣社員は派遣会社の社会保険や福利厚生を利用するので、サポート環境は重要なポイントです。複数の派遣会社に登録し、中身をチェックして納得のいく派遣会社をみつけるとよいでしょう。

中には第二新卒に強い派遣会社もあります。一定期間派遣で働いた後正社員に切り替える紹介予定派遣を狙う場合は、直接雇用をされた人の実績を確認しておくと安心です。

転職者向けの求人は4月、9月に多くなる傾向があるため、それぞれ数ヵ月間前から登録しておくとスムーズな転職につながりやすくなります。

「派遣なび」の求人の大部分は「新卒・第二新卒応援」

アパレル・ファッションに強い「派遣なび」は第二新卒歓迎の求人が充実しています。派遣コーディネーターも第二新卒のフォローに慣れているため、希望にあった職場やブランドを紹介できます。紹介予定派遣も扱っており、社会保険や福利厚生も完備しています。

第二新卒として転職を検討している方は、ぜひ「派遣なび」に登録してみてください。