将来の働き方を考えた時に、アパレル販売員のスキルはどのように活用できるのでしょうか。

「販売員は、接客のスキルしか身につかないからつぶしが効かない」と思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

販売員には商品の知識はもちろん、基本的なビジネスマナーやコミュニケーションなど、さまざまな業界、職場で活かせるスキルが身につきます。

また、選べるキャリアパスも増えていきます。今回は、アパレル販売員がスキルを磨くことで広がるキャリアプランを紹介します。

コミュニケーション力や接客スキルを活かして営業職へ

アパレル販売員は、さまざまなお客様と接するため、自然とコミュニケーション力が磨かれます。

初対面の方に話しかける積極性、相手の話を聞く傾聴力、商品を勧める提案力、正しい言葉遣いやマナーなどは、一朝一夕で身につくものではありません。

販売員が当たり前として行なっている「ニーズを聞き出し、適切な商品を提案する」ことは、営業力にもつながります。

販売員として働いているだけで、自然と営業力も身につくため、営業職の転職にも有利になり、今度のキャリアにも活かすことが可能です。

ITやWebのスキルを身につけてECサイト運用へ

近年、多くの業界では「ITリテラシー」が重視されるようになりました。

ITリテラシーとは、ITで情報を扱う時に必要とされる知識やスキルのこと。

そのため、豊富にある情報から適切な情報を取捨選択することが求められます。

デジタル端末を扱える、SNSを使って情報収集ができる、ITツールを使いこなせるなどのスキルがあれば、EC運用を行うことが可能。

ファッションが好きな人は、アパレル販売員の知識を活かしながらからアパレル関連のEC運用に携わるキャリアプランを描けます。

情報収集力やマーケティングの知識を磨いてWebディレクターへ

Webディレクターとは、Web業界でプロジェクトを監督・指揮・管理する仕事で、Webコンテンツ制作の責任者でもあります。

アパレル販売員として働いていると、接客をしていることでお客様を通じてさまざまな情報に触れられるため、情報収集能力や分析能力が身につきます。

また、サイトやSNSからあらかじめ情報収集し、来店するお客様も増えており、販売員も雑誌、クチコミ、SNSといった多様な媒体から情報を集めておかなければなりません。

情報収集力は誰もが持ち合わせているものではなく、知りたい情報を配信しているメディアやSNSをチェックするなど、経験していくうちに身についていくものです。

このように、アパレル・ファッションについて調べていけば、世の中のトレンドを収集・分析するマーケティングの知識も身につくはずです。

情報収集力やマーケティングの知識を得ることで、Webディレクターの道も開かれるかもしれません。

マネジメントスキルを活かして飲食・小売の店長へ

アパレル販売としてのキャリアアップとして真っ先に思い浮かぶのは副店長や店長。

店舗運営やマネジメントを行う仕事で、接客・販売、商品管理、店舗のディスプレイ、スタッフ管理などさまざまな知識・スキルが身についていきます。

アパレル以外の業界に転職する際も、店長候補として評価されるでしょう。

さまざまなスキルを磨けるアパレルの仕事は派遣なびで見つけよう

今回紹介したように、アパレル販売員は多様なスキルを磨けるのが魅力です。

将来何をしたいのかがはっきり決まっていなくても、複数のスキルを身につけることで、キャリアの選択肢が広がります。

販売員の雇用形態はパート・アルバイト、派遣、正社員など、さまざまですが、未経験なら派遣社員からスタートしてみるのもいいでしょう。

「派遣なび」では、アパレル業界に精通したスタッフが丁寧にサポートします。

アパレル業界について知識がない、派遣は初めてという方も大歓迎です。ぜひお気軽にお問い合わせください。