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「アパレル」と「ファッション」言葉の意味は同じ?違う?

2024.12.20

「アパレル」と「ファッション」言葉の意味は同じ?違う?

「ファッション好き」「アパレル店員」など、「アパレル」「ファッション」という言葉は日常生活でもよく耳にします。どちらも服飾や衣料品に関係する言葉ですが、この2つに違いはあるのでしょうか。「言い方が違うだけで何となく同じ意味だと思っていた」という人は案外多いかもしれません。

服飾に関する仕事をしたい人や服に興味がある人なら、しっかりと理解しておきたいところですね。この記事では、「アパレル」「ファッション」の言葉の意味や違いはあるのか、さらにそれぞれの言葉の語源や使い方などをわかりやすく解説します。

まずは、それぞれの言葉の語源を見てみましょう。

辞書を見てみると、アパレルとは「衣類・衣服・服装・装い」のこと。日本語の「アパレル」という言葉は英語の「Apparel:衣服、衣服を着せる」から来ています。

王侯貴族の儀式や神官が祈祷する時など、特別な場面で着用するために前もって準備された衣服に由来するラテン語の「apparare:準備する」が語源です。もともとのラテン語apparareには、普段着や平服は含まれておらず、主に装飾性の高い表着(外着)を表し、外観を整えるものでした(諸説あり)。

そこから同じラテン語の「appariculare:(ある状況に)適合したもの」に派生し、さらに「appreiller:適合する、服を着せる、着飾る」というフランス語を経由して英語のapparelになったといわれています。

一方、辞書でファッションとは「流行・はやり・流行の服装または時代・集団の習慣や作法、音楽、スポーツ、娯楽などの行動様式の特徴」という意味です。日本語の「ファッション」も英語の「fashion:流行や流儀、仕方(など)」から来ています。

この英語のfashionは、フランス語の「façon:やり方、流儀、仕立て(など)」、ラテン語の「factio:作る・用意する」に由来するといわれています。もともとは上流社会のマナーや生活・風習などを意味しており、実は衣服に直接関わる言葉ではありません。

それでは、現代ではどのように使われているのでしょうか。

衣服を指す英語には、日常的に着る衣服全般を指す「clothes」、特定の機会や目的に合わせたひとそろいの服を指す「outfit」、特定の場面やイベントに適した服装を指す「attire」、体を覆うために作られたさまざまな種類の衣服を指し、製造業やファッション業界でも使われる「garment」など、apparel以外にも衣服を指す言葉はいくつかあります。そのなかでも、アメリカで大量生産される衣料のことをapparelと呼ぶようになったことから、アパレルは布から作った既製服のことを指すようになりました。

そのため、一般的にアパレルにはアクセサリーや腕時計などの小物などは含まれません。家庭着や作業着、スポーツウェアや下着なども含む製品としての衣服や既製服、その関連製品を指します。着物などの和服は反物を選んで購入し、それを仕立てるため厳密には既製服ではありませんが、現在では和服も含まれます。

一方、同じく英語の「fashion」から来ている日本語の「ファッション」ですが、本来の英語のニュアンスとは少し違ってきます。もともとファッションという言葉は、服自体を指すわけではありません。「服」は誰もが身につけ、時代を反映して変化する流行の代表ともいえるだけに、流行の象徴ともいえる衣服そのものも含むようになったようです。

同時に衣服だけではなく、ファッションにはヘアスタイルやメイク、アクセサリーや小物なども含まれます。もっと広い意味では、音楽やインテリアなど、ライフスタイルまでも含めてファッションという場合もあります。総合的なライフスタイルを体現化するもの全てが、もはやファッションと呼べるのかもしれません。

一般的に「アパレル」はビジネス要素が強く、「ファッション」はクリエイティブの要素が強いといわれます。

アパレルの場合は多くの人に、よりたくさん売ることを意識した製品が作られ、製品の品質や効率が重視される傾向です。トレンドに合わせて消費されるものも多く、生産して利益を出すことが重要視されます。

一方、ファッションの世界では表現力や全体の雰囲気、センスなどが重要です。ファッションセンスという言葉は耳にしても、アパレルセンスとはいいません。特定のアイテムを指すのではなく、コーディネートやトータルバランスなどでライフスタイルを表現するのがファッションです。

世界産業分類基準(GICS)では、一般消費財・サービスセクターによって耐久消費財・アパレルという産業グループの分類があります。これにより、衣服の製造業および流通業は「アパレル産業」に分類されています。さらに衣服の企画・製造・卸売りを行う企業は「アパレルメーカー」と呼ばれます。ファッションは衣服に限定されないことから、ファッション産業の一部がアパレル産業であるともいえるでしょう。

アパレルメーカーは繊維業から素材を仕入れ、既製服を製造します。さらに流通業に製造した製品を提供し、小売業から消費者に販売されるというのがアパレル産業の一連の流れです。最近ではあまり使われませんが、アパレルの流通過程は、川の流れにたとえて川上・川中・川下の3つに分かれます。

「川上」である繊維業、「川下」の小売業の中間に位置するのが、「川中」と呼ばれるアパレルメーカーやアパレル卸商。それらと取引のある縫製メーカーやニットウェアなどの生産専業メーカーも含まれます。

最近ではアパレルメーカー以外にも、小売業者、商社、製造業者なども参入してきていて、ビジネスモデルが多様化しています。川下である小売業者や販売員までアパレル産業に含めることもあり、アパレルの意味合いが変わってきています。

具体的にアパレル業界の仕事・職種には販売員以外にどのようなものがあるのでしょうか。

商品の企画や仕入れ、マーケティング、販売などお客様に商品を購入してもらうための活動全般を指します。
その活動を担う人が「マーチャンダイザー」です。

お客様が商品を見やすく、選びやすい、買いやすい売り場環境を作ること。
またそれを担当するのが「ビジュアルマーチャンダイザー」です。

商品や素材などを買い付けます。

マーチャンダイザーやバイヤーが仕入れた商品を、それぞれの店舗に分配して在庫調整をします。

アパレルにもデザイナーがいます。
商業視点での商品の企画やデザインを担当します。

デザイナーが作成したデザインを基に、型紙を起こす専門職です。

ブランドや商品のイメージアップや認知拡大のために広報・宣伝を担当します。
メディアに登場して商品紹介をすることもあります。

倉庫や物流センターなどで、商品を探してまとめる作業のこと。
アパレル業界を支える大事な仕事のひとつです。

アパレル産業を含むファッション産業。
アパレル以外のファッション関係の仕事にはどんな仕事があるのか見てみましょう。

雑誌やテレビの撮影のために、タレントやモデルのファッション全般をコーディネートします。状況に合った服や小物を選択・収集し、現場でのセッティングをします。著名人などのイメージアップのためのファッションを演出することもあります。

流行のファッション、最新ファッションショーの取材、着こなしのハウツーなど、ファッションに関するさまざまな情報を雑誌やウェブサイトで発信します。

ファッションショーを企画し、ショーコンセプトを決めます。
さらに会場レイアウトや音響などの演出を考え、進行を管理します。

専門店やデパートで、その人に合う洋服選びや小物などコーディネートの仕方をアドバイスします。

服や小物を身につけて、そのアイテムが魅力的に見えるようにショーや媒体に出演したり、撮影のモデルになったりします。手や足だけのパーツモデルも存在します。

文字通り、ジュエリーや靴、帽子やバックをデザインし、製造まで行う場合もあります。

ファッションはアパレルよりも幅広いアイテムを扱い、コンセプトやイメージを形にする仕事が多いのがわかります。

アパレル産業とファッション産業は一見対立関係に見えるかもしれませんが、実際には支え合う関係です。ファッション業界のデザイナーやスタイリストが新しいスタイルやテーマを提案し、デザインやアイデアを発信してトレンドを創りあげます。それをアパレル業界が具体的な商品として製造し、消費者に向けて販売するのです。

また、最近ではお互いの要素を取り入れる動きも出てきています。たとえば、大量生産を得意とするファストファッションブランドはアパレル産業の一部として位置づけられますが、これらのブランドもファッションショーやデザイナーとのコラボレーションを通じて、ファッション産業の要素を取り入れたりもしています。

今後は、アパレルとファッションの境界が変化し、新たな可能性が広がっていきます。ひとつの大きな変化として挙げられるのが、デジタル技術の進化です。3Dプリンティング技術やバーチャル試着システムの普及により、従来のアパレル製造プロセスが大きく変わりつつあります。また、デザイン段階から製造までをデジタルで統合することで、より迅速かつ効率的な商品開発が可能になってきています。

また、ファッションの分野では、大量生産・消費、大量廃棄など製造にかかる資源やエネルギー使用の増加や環境への負荷が国際的な課題になっています。そこで今注目を集めているのが新しい価値観のファッション。サステナブルファッションは、生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて持続可能な地球環境に配慮しています。

環境だけでなく労働問題や社会問題にも配慮したうえで素材を選び、生産・販売するエシカルファッションも注目を集めています。消費者も単なる流行ではなく、環境や社会に配慮した価値観を求めるようになってきているのでしょう。これに応じて、素材の選定や製造プロセスなどを見直す企業も増えてきています。

さらに、新たな形態のブランドやビジネスモデルも誕生しています。たとえば、カスタマイズ可能な商品を提供する企業や、ファッションのアイデアをクラウドファンディングで実現するプラットフォームなど、消費者参加型のアプローチはこれまでにはなかった形態です。

このように、アパレルとファッションはそれぞれ異なる役割を持ちながらも、時代のニーズに応じて変化し続けています。将来的には両者の特性を理解して、それぞれの良さを活かせるようなビジネスモデルが増えていくかもしれません。

トレンドや時代が求めるものに敏感なアパレル・ファッション業界。時代や技術革新にともなって、働く側に求められるものも変わってきています。そんなアパレル・ファッション業界で働きたいなら、ぜひ「派遣なび」をチェックしてみてください。

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