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アパレル業界&求人ニュース
アパレル・ファッション業界志望なら知っておきたい。サステナブルファッションって何?
2022.07.15
SDGs(持続可能な開発目標)をきっかけに、日本国内でも「サステナブルファッション」への関心が高まっています。SDGsにある17個の目標のうち、目標12「つくる責任、つかう責任」はサステナブルファッションにも関わるものです。
この記事では、サステナブルファッションとは何か、なぜ注目されているのかに加えて、最近の消費者意識の変化についても解説します。アパレル・ファッション業界で働きたい方は、ぜひチェックしてください。
サステナブルファッションとは
サステナブルは日本語で「持続可能な」という意味です。自然環境や生態系、資源を守る施策によく使われる言葉ですが、対象は環境だけではありません。社会や経済が安定的にまわること、労働者が安全に働けることも、サステナブルの一環です。
つまり、サステナブルファッションとは、自然環境にやさしく、関わる人々が働きやすく、続けやすい環境で作られたファッションアイテムのことを指します。
2019年8月のG7サミット(主要7ヶ国首脳会議)にて、欧米のブランドを中心に、アパレル業界の環境負荷を減らすことを目的としたファッション協定が発表されました。気候変動、生物多様性、海洋保護を3つの柱としており、世界中でサステナブルファッションの取り組みが加速しています。
企業だけでなく、消費者にもサステナブルファッションへの理解や、エコなファッションを積極的に取り入れることが求められています。
サステナブルファッションが生まれた背景
原材料の調達から製造段階(紡績・染色・裁断・縫製・輸送)に至るまで、アパレル業界は環境にさまざまな負荷をかけています。環境省によると、業界全体で1年間のCO₂排出量は約90,000kt、水消費量は約83億m³、製造時に発生する端材等排出量は約45,000tです。
1着の服に換算するとCO₂排出量は約25.5kgで、500㎖ペットボトル約255本分の製造量に匹敵します。水の消費量は約2,300ℓとなり、浴槽約11杯分です。
ファストファッションの流行により大量生産・大量消費を推し進めた結果、製造にかかるエネルギー使用量は膨大となりました。アパレル業界は環境負荷が非常に大きく、国際的な課題とされています。
環境破壊を引き起こすのは製造過程だけではありません。大量生産で発生する余剰在庫の多くは廃棄されるため、焼却によって大量のCO₂が排出されます。衣類のライフサイクルが短くなれば、本来は着られるものが廃棄されてしまうことになります。
これらの状況を背景に生まれたのが、サステナブルファッションという考え方です。
サステナブルファッションの条件
サステナブルファッションの定義は特にありませんが、以下の視点が大事にされています。
・環境に配慮された素材で作られているか
生産過程での二酸化炭素排出量が少ないことはもちろん、リサイクル可能な繊維であることも求められます。代表的なものが、農薬や化学薬剤を使わずに栽培されたオーガニック素材です。オーガニック素材は生産者の雇用や健康にも配慮されているため、取り入れる企業が増えてきました。
海洋汚染に配慮し、マイクロプラスチックが出にくい生地の開発も進んでいます。
ファッションに使われる毛皮やレザー、フェザー、ウールなどを確保する際に、動物を殺処分することも問題視されています。最近ではエコファーやベジタリアンレザーなどで代用したファッションアイテムも増加中です。
・長く使い続けられるか
色落ちしにくい染色技術や丈夫な生地、ほつれにくい縫製技術、成長に合わせて袖丈と裾丈を伸縮調整できる子ども服など、服を長く着続けられる工夫をこらした技術やアイテムが登場してきています。
・生産する人たちの労働環境が健全か
日本の小売市場で売られている衣料品の約98%は海外からの輸入品です。低価格を実現するために、発展途上国の工場で低賃金や長時間労働を強いられるのは、フェアトレードの観点からも問題になっています。
・リサイクル・リユース・リセールに配慮しているか
再利用しやすい素材選びや分解しやすいデザイン、再生ポリエステルの利用、リペアサービスの提供、生産量の適正化、アパレル企業による古着の回収や販売など、廃棄される衣服を減らす「循環型モデル」が推進されています。
変わる消費者の視点
アパレル企業が変わっていく一方で、消費者の意識にも変化が生じています。
オーガニックなど環境負荷の低いアイテムや長く着られるデザインを選ぶ、古着を活用する、製造工程のこだわりを調べる…。買った服を簡単に捨てず、大事に着続ける意識が高まっています。
「サステナブル」の視点から企業を選んでみては?
ブランドや立地、給与、働き方など、アパレル求人を選ぶ基準は人それぞれですが、「サステナブルに取り組んでいるか」という視点から選んでみるのもおすすめです。
アパレル業界の派遣求人が豊富な「派遣なび」は、さまざまな視点で企業やお仕事を選べる求人検索&転職サポートサービス。経験豊富な派遣コーディネーターのアドバイスで、スムーズに転職できたという声を多数いただいています。
ブランドにもこだわりたい、共感できる企業で働きたいという方は、「派遣なび」の求人情報をぜひチェックしてみてください。
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