派遣なびコーディネーターブログ
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仕事のお悩み相談室
将来のキャリアを考えたい アパレル販売員から副店長・店長をめざすには?
2024.01.09
アパレル販売員を続けていくと、「このままでいいのかな?」と不安になる時があるでしょう。また、他業界の友人たちとの会話の中で、「年齢相応にキャリアアップができていない」「将来が見えてこない」と感じることもあるかもしれません。ファッションのブランドはターゲット層やコンセプトが決められているため、長く働いているうちに、自分の年齢とズレてしまい居心地が悪くなったという声もときどき聞きます。
年齢に応じてキャリアアップがしたい、それなりのポジションに就きたいと思っても、販売員では実現できないと思っていませんか。実際は、そんなことはありません。販売員の経験を通して、副店長、店長、さらには複数の店舗を管理するエリアマネージャーへとキャリアアップをしていくことが可能です。
では、どのような経験やスキルを得たら最短でキャリアアップが実現できるのでしょうか。詳しく解説します。
副店長・店長の仕事
一般の販売員が行う接客、レジ対応、清掃などに加え、売上や在庫管理、シフト作成、スタッフの育成・採用といったマネジメント業務が加わります。店舗運営の責任者となるため責任は重大ですが、やりがいと収入はアップします。副店長は店長のサポートとして活躍し、店長不在時には店長代理として働きます。店舗によっては複数の副店長が存在し、業務を分担していることがあります。
店長のミッションは店舗の売上目標達成です。ある程度本部からの指示はありますが、どのようなお客様が来店するのか、どのようなコーディネートが好まれるのかといった詳細な情報に一番詳しいのが店長です。
そのため、どの商品をどのくらい店舗に入れるか、どこに置くかはある程度店長に裁量権があります。店長になると自分なりの店舗を作り上げられるという喜びを感じられるでしょう。また、スタッフの採用、育成も店長の仕事です。特に自分が育てたスタッフが大きく成長し、活躍している姿を見た時は大きな達成感を得られます。
店長になるには、働いている店舗で副店長を経験して店長に昇格する、同じブランドの他店舗に店長として異動するパターンが一般的です。複数のブランドを展開しているアパレル企業では、他ブランドに異動して店長になる場合もあります。
基本的に店舗ごとに店長はひとりなので、空きがなければ店長に昇格することはできません。働いている店舗、アパレル企業で店長になるのが難しいと感じた場合は、全く異なるアパレル企業の店長職求人に応募するという手もあります。
店長になると給与アップが期待できるほか、権限や裁量が増えるためやりがいもアップします。スタッフが一丸となって取り組み、売上目標を達成できた時は、大きなやりがいと喜びを感じられるでしょう
店長になるために必要な経験・スキル
最短で店長をめざしたい、有能な店長として実力を発揮したいという人は、販売員時代から店長に求められる経験を積み、スキルを磨いておきましょう。
・店舗全般業務の高いスキル
店長はスタッフに指導するため、接客、レジ対応、清掃など全ての業務を高いレベルで行える必要があります。販売員として働きながら、全ての業務の能力を高めておきましょう。
店舗全体のレイアウトやディスプレイは、本部から方向性が示されるのが一般的です。基本的に本部の指示に従いますが、細かな点は店長に任されています。店舗にディスプレイ担当がいる場合もありますが、最終的な決定権は店長にあります。ディスプレイ担当から相談を受けた場合は最適な決断を下す必要があるため、販売員時代からレイアウトやディスプレイのセンスを磨いておきましょう。
また、お客様が楽しく買い物ができるような声掛けやレイアウトの提案、スタッフの働き方改革など改善案がある場合は、店長に報告しましょう。仕事に前向きな人、店舗を俯瞰して見ることができる人として評価され、次期店長に推薦してもらえる可能性が高まります。
・さまざまなお客様に対応できる接客力
店長も接客を行いますが、どちらかと言えば管理業務がメイン。接客数は販売員よりも少なくなります。
しかし、ひとつだけ増える接客があります。それは、販売員では対処しきれないようなトラブルやクレーム対応です。こういうときは、店長が責任を持って解決する必要があります。ミスは真摯に謝罪するものの、理不尽な要求は受け付けないといった毅然とした対応が求められます。
販売員としてさまざまなお客様と接するなかで、トラブルへの対応も上手になっていくでしょう。店長の対応を見て、勉強しておくのもおすすめです。
・マネジメント力
店長はスタッフを率いて、売上を拡大する必要があります。スタッフが快適に働けるよう、マネジメント力が欠かせません。店長の雰囲気が店舗全体の雰囲気にも影響すると言われるほど、店長の存在は重要です。
マネジメント力は意識して伸ばす必要があります。店長に相談して、リーダーや新人スタッフの教育など、マネジメント業務を担当させてもらえるよう相談してみましょう。店長にこまめに相談しながら実際にマネジメントを行うことで、伸ばしていくことができます。
・コミュニケーション力
マネジメントをスムーズに行うには、スタッフとのコミュニケーションも欠かせません。コミュニケーション力は接客や販売員としてチームで協力しながら働いているうちに自然と身についていきます。ただ、意識して伸ばそうとすると、さらに効率的にスキルを高めることができるでしょう。
お客様の様子を観察しニーズを把握するスキルは、スタッフ間でも役立ちます。疲れていたり、不安そうにしたりしているスタッフには積極的に声を掛けるなど、店長はスタッフの様子にも気を配る必要があります。
また、店長になるとエリアマネージャーを始めとする本社の人々と頻繁に連絡をとる必要があります。同じブランド内であっても、職種が異なると視点が異なります。店長は本社職であるエリアマネージャーの言葉を、店舗のスタッフにわかりやすく伝える力が求められます。
さらにお客様、スタッフ、エリアマネージャーとコミュニケーションを取りながら仕事を進めていく必要があるため、コミュニケーションを取るのが苦にならない方には適性があります。販売員として働きながらコミュニケーション力を高めておくと、店長になった際に有利になるでしょう。
・情報収集力、分析力
販売員はトレンドを収集し、お客様にあった最新のコーディネートを考えて提案するという業務を繰り返し行っています。毎日、お客様に好みやスタイルに合ったトレンドの取り入れ方、お客様が購入したくなるようなトーク術など、自分なりにさまざまな営業スキルを分析、実践してきたことでしょう。この情報収集力や分析力は、店長にも必要なスキルです。
店長は、店舗の立地、顧客層、他ブランドの情報など、さまざまな情報を集めて分析し、売上目標達成のための戦略を立てます。
情報収集力や分析力は身につくまでに時間がかかります。接客をしながらお客様の傾向やトレンドを分析し、自分ならどのような営業戦略を立てるかという、店舗運営のシミュレーションをしておくと良いでしょう。時には店長に自分の考えを伝えてみるのもおすすめです。
・目標達成に向けた行動力
情報収集・分析を行って目標を立てたら、実現に向けて行動していくようにしましょう。店長は店舗全体の売上責任を負っているため、スタッフ全員を巻き込み、リーダーとなって推進していく力が必要になります。
販売員として、今まで以上にブランドの世界観を魅力的に伝えられるディスプレイの提案、お客様が買い物をしやすいようなレイアウト設計、SNSを活用した集客方法など、自分の意見を店長に提案して結果を出すという経験をしておくとよいでしょう。
・臨機応変な対応力
スタッフを計画通りに配置していたとしても、予期せぬ事態が起こるのが店舗というもの。しかし、営業時間中はお客様に迷惑をかけることはできません。店長はどんな事態が起きてもヘルプに入れるよう、臨機応変な対応力が必要です。
また、急な欠勤などで人手が足りないときは、店長・副店長が代わりに勤務することもあり、フットワークの軽さも求められます。
店舗で販売員をしているうちに、さまざまな経験をするでしょう。大変なこと、つらいことがあったとしても全てが糧となります。店長への布石と思えば前向きに乗り越えられますね。
副店長・店長のめざし方
店長は売上目標達成を強く求められます。実績が出せなければ異動・降格もあり得るシビアな世界です。
副店長・店長をめざすなら、個人の売上目標を達成して結果を出しましょう。売上に貢献できることを店長やエリアマネージャーにアピールすることが近道です。
加えて、リーダーやマネジメント経験も必須なため、店長をめざすと決めたら早めに店長に相談し、経験を積ませてもらえるよう業務を調整してもらいましょう。売上管理や在庫管理の補佐なども任せてもらえると、少しずつ仕事を覚えることができます。
副店長・店長になるのに資格や検定は不要です。しかし、資格や検定を持っていることで、経験が知識に裏付けされ仕事への自信も深まります。また、店長をめざしているという熱意もアピールできます。
店長をめざす場合、「リテールマーケティング(販売士)検定」なら2級以上、「ファッションビジネス能力検定」なら1級の取得がおすすめです。販売員としても役立つ知識が豊富なため、取得しておいて損はありません。
さらに上のエリアマネージャーをめざす
店長として結果を出し続けると、複数店舗をまとめるエリアマネージャーの道が開けています。エリアマネージャーは各店舗が抱えている問題を把握して、店長と一緒に解決をめざすなど、マネジメントは広範囲に及びます。店長が店舗のスタッフを統率するのに対し、エリアマネージャーは複数の店長をまとめるのが仕事です。
エリアマネージャーは複数店舗を回って店長と一緒に売上達成に向けて作戦を立てる、トラブル対応をする、店長の相談に乗るなど大忙しです。店舗で問題が発生した時はすぐに駆け付け、店長と一緒に問題解決に全力を注ぎます。フットワークの軽さに加え、高いコミュニケーション力が求められる職種です。結果を出すために、時には店舗同士で売上を競わせることもあるなど、戦略家な一面もあります。
さらに、本部のメッセージを店舗に伝える、店舗の意見を本部に伝えるといったパイプ役も担います。異なる職種の人たちとやり取りする機会が多いため、高いコミュニケーション力が求められます。
担当エリアの売れ行きが良くない場合は厳しい叱責を受けるなど、厳しい面もありますが、やりがいも十分にある職種です。エリアマネージャーは本社職になり、給与もアップします。
エリアマネージャーをめざすなら、店長として売上を大きく伸ばしたという実績を作っておきましょう。エリアマネージャーは店長以上に売上目標達成についてシビアです。エリアマネージャーとして実績を積むと、企業によっては部長などの上級管理職への昇進も見えてきます。
アパレル販売員として働きたいなら、まずは派遣からスタート!
派遣社員としてアパレルの経験を積んでから、正社員に転職、副店長・店長とキャリアアップしていくことが可能です。派遣なら未経験歓迎の求人が多いため、気軽に始めることができます。
また、派遣なら3ヶ月から半年程度の契約期間の求人が多く、短期間でさまざまなブランドを経験することができます。アパレルと一口に言ってもカジュアルブランド、ハイブランドといった価格帯の違い、レディース、メンズ、キッズ、靴、バッグなどアイテムの違いにより、それぞれに特徴があります。
自分がどのようなブランドが合っているかわからない、まずは挑戦したいという方にも派派遣社員がおすすめです。
派遣で働くなら「派遣なび」で求人をチェック
アパレル業界で実績がある「派遣なび」では、さまざまなアパレル求人を取り扱っています。まずはサイトで求人をチェックしてみてください。
「派遣なび」では派遣登録前や就業前に、悩みや疑問を直接解決できるサービスを提供しています。自分に向いている仕事を知りたいといった漠然とした悩みから、キャリアアップをめざすにはどのような求人を選んだらいいかといったキャリアのアドバイスまで、親身になって対応しています。
まずはアパレル販売員に挑戦したいという方も、いずれは店長をめざしたいという方も、お気軽にご相談ください。
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