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子ども好きにはたまらない?「子供服販売」の仕事とその魅力

2024.01.16

子ども好きにはたまらない?「子供服販売」の仕事とその魅力

子どもが好きで子どもに関わる仕事がしたい人で、ファッションに興味がある人におすすめなのが子供服販売の仕事です。アパレル販売職というとレディース・メンズといった大人向けを思い浮かべるかもしれませんが、もちろん子供服販売の仕事もあります。

今回は、大人向けアパレルとは異なる魅力が満載の子供服販売の仕事を紹介します。仕事内容や特徴、魅力・メリット、向いている人、資格、スキル、覚える必要があることなど、さまざまな点を解説するので、子供服販売の仕事に興味がある方、転職したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

子供服販売の仕事内容

まずは、子供服販売の仕事内容から見ていきましょう。子供服販売の仕事内容は大人向けのアパレル販売と大差はありません。基本的に、接客、清掃、バックヤードの管理などを行います。ただし、子供服販売ならではのポイントもあります。

・接客

子供服店の仕事も、通常のアパレル店員と同じように接客業務が中心です。とはいえ、レディースブランドのように接客に注力して服を売るというよりも、見守る姿勢でいることが求められます。サイズの案内や在庫状況について声をかけたり、コーディネートの相談に乗ったりするなど、買い物に来た人にアドバイスをする接客方法が適切です。

やり方としては、まず買い物に来た人のニーズを探り、何点か勧めながら試着を促します。試着は1点ではなく、複数の商品を勧めるのがポイントです。最後に、買う人とお子様の両方に購入の打診を行います。

・品出し・ディスプレイ

通常のアパレル店員の業務と同じように、納品された商品を検品してから店頭に品出しをします。子供服には多種多様なサイズ展開があるため、陳列の際はサイズ別に並べておくと、お客様がスムーズに選べます。

服を畳み直す際などには、別のサイズの場所に戻さないよう、こまめにチェックしましょう。また、子どもサイズの小さなマネキンに服を着せ、コーディネートの参考になるようなディスプレイを作り上げるのも仕事のひとつ。小さくて繊細な作りの商品もあるため、丁寧に作業する必要があります。

・清掃

店内は子どもが出入りすることが多く、汚れやすいため、念入りに清掃しなければなりません。床に座り込んだり、ハイハイをしたりする子どももいるため、ホコリやゴミが落ちていることのないようにする必要があります。子どもは什器やガラス棚などもよく触るため、床以外のポールやガラス棚などの拭き掃除も必須です。キッズコーナーが設置されている店では、おもちゃの除菌や片付けなども行います。

・バックヤードの管理

商品の出し入れを日々行なっていると、在庫状況がわからなくなることがあるかもしれません。しかし、それでは商品の販売をスムーズに行えず、売上が下がってしまう恐れがあります。そうならないためには、適正な在庫管理が必要です。子供服はレディースやメンズに比べてサイズ展開が多いので、より管理に気を遣う必要があります。

子供服販売ならではの特徴

子供服販売ならではの特徴といえば、服を着用する「子ども」と購入する「親(大人)」の両方を接客すること。子どもが「この服がいい」と言っても、親がOKしなければ購入してもらえません。

最終的な決定権は子どもではなく、大人にあります。とはいえ、親が買ってあげたいと思っても、子どもがデザインを気に入らないなどの理由で、購入につながらないこともあります。子どもと大人の両方の購入意欲を高めるためには、大人だけではなく子どもとも上手に会話するテクニックが必要になるでしょう。

また、子供服販売ではギフト需要が高く、ラッピングを依頼されることが多い傾向です。そのためラッピングができるように練習をする必要があります。

子供服販売店に来店する人の特徴

レディースやメンズの店には、本人が来店するのが一般的です。しかし、子供服を選ぶ際には、子どもだけではなく、その親御さんが一緒にくることが多いでしょう。さらには、友達が出産祝いなどのプレゼント用に買いに来る、祖父母が孫の洋服を選びに来るなど、幅広い人が来店するのが特徴です。

子供服販売の魅力・働くメリット

子供服販売には、レディース・メンズ販売とは異なる魅力やメリットがあります。

・出産や子育ての経験を活かせる

出産や子育ての経験を活かして働けるのが、子供服販売での最大のメリットといえるでしょう。子供服のサイズ感や着心地、親から見た着せやすさや取り扱いやすさなどは、出産や子育て経験がないとなかなかわからないもの。経験があると実体験からアドバイスができるため、お客様から重宝されます。

出産や子育てをしていてブランクがある方でも、子育て経験を活かしながら、アパレル販売職として働けるのはうれしいポイントですね。

・子供服を安く購入できる

子どもを育てている人にとって大きなメリットなのが、社内割引価格などで子供服を安く購入できることです。周りで出産する友達などが多く、出産祝いを贈ることの多い年齢層の人にも魅力でしょう。

・子どもと触れ合える

子供服の店舗には、大人だけではなく子どもも訪れます。接客は購入をする親(大人)だけでなく子どもに対しても行うため、どんな服がいいのかを聞いたり、試着を手伝ったりする機会も豊富。子ども好きな方にとって日常的に子どもと触れ合えるのは、大きなメリットといえるでしょう。

・感謝される

来店した子どもから「ありがとう」と声を掛けられるなど、感謝の言葉を直接受け取れるのも魅力のひとつです。

・子どもの成長を感じられる

常連さんともなれば、シーズンごとに子どもの成長を感じられるなど、親と共に成長の喜びを味わえるのが醍醐味です。場合によっては、50cmのサイズを着る新生児から150cmサイズを着る小学生まで通ってくれることもあるかもしれません。自分の子どもではありませんが、大きくなったと実感することができ、やりがいを感じられるでしょう。

子供服販売で大変な点

子供服販売の魅力・働くメリットを紹介しましたが、一方で子供服販売ならではの大変さもあります。ここでは大変な点を3つ紹介します。

・サイズを覚えなければならない

子供服はサイズ展開が多いため、最初にサイズを覚えることに悩む人もいるでしょう。子供服販売では、5〜10cm単位でサイズ展開している子供服の対象年齢をお客様にしっかり説明できるようにする必要があります。子育て中のママなら想像しやすいかもしれませんが、そうではない人は戸惑うかもしれません。

プレゼント用に購入されるお客様からは「○歳の子に贈りたい。どのサイズがいいのか」といった質問もよくされます。展開しているサイズの多い子供服は、在庫管理やサイズに合わせた陳列も重要です。

・返品や交換対応が多い

サイズが合わなかったなどの理由で返品や交換が多いのも、子供服の特徴のひとつです。混雑している時や処理に慣れていない場合は面倒に感じるかもしれませんが、返品や交換に対応している店舗では、丁寧に対応し、次回の購入時にも選んでいただけるようにする必要があります。

・子どものペースに合わせた臨機応変な対応が求められる

子どもへの接客をする際には、長々とした商品説明はNG。応対時は、子どもが飽きないように簡潔にまとめないといけません。親が子供服選びに時間をかけている時には、子どもの遊び相手になってあげることもあるため、子どもの扱いに慣れていないと苦労することもあります。

あと少しで購入してもらえそうな時に、子どもが急にぐずったり、トイレに行きたくなったりして購入につながらないケースもあるといいます。せっかく接客をしたのに購入につながらないとがっかりしてしまいますが、うまく気持ちを切り替えるようにしましょう。

子供服販売に向いている人

子どもが服を気に入ったり、店で楽しんでいたりした場合、親は次も同じ店舗で買おうと思うものです。そのため、子どもの心をつかめる人、面倒見が良い人ならば、子育て経験がなくても適性があるといえるでしょう。子どもの行動は想像を超えてくることがあるため、臨機応変に対応できる人にも向いています。変化を楽しめる人、とっさに適切な対応ができる人はストレスが溜まりにくいでしょう。

また、子供服販売では、子どもから親、祖父母まで幅広い年齢のお客様が来店するため、どのような年代の方にも対応できるコミュニケーション力は欠かせません。ギフト需要も多いため、ラッピングのスキルがあると重宝されます。

子供服販売に資格は不要

子供服販売のスタッフとして働くための資格はありません。未経験でも働きやすい仕事なのが特徴です。

子供服販売に活かせるスキル

前述したように子供服販売には資格は不要ですが、活かせる資格やスキルはあります。たとえば、販売業の経験があれば、その時に培った接客スキルを活かすことができるでしょう。また、保育士・幼稚園教諭の知識やスキルも子供服販売での接客にぴったりです。子どもの成長過程についての質問にも答えやすく、適切なアドバイスができるため、重宝されるでしょう。

そのほかには、アミューズメント施設のスタッフや各種イベントの企画・運営スタッフだった人も、子ども目線で考えられるため、前職のスキルを存分に発揮できるでしょう。

子供服販売で覚えなければいけないこと

子供服販売のスタッフとして働く際には、次の3つを覚えなければなりません。1つめは、子供服のサイズと年齢です。大人ならS・M・Lなどの表記になっており、お客様も自分のサイズを把握していることが多いですが、成長の早い子どもではサイズが変更することも頻繁にあります。

そのため、接客する際にサイズについて聞かれることが多く、すぐに答えられるようにしておく必要があります。洋服の種類や状況によって、大きめの服を買いたい人、ぴったりのサイズを買いたい人なども分かれるため、お客様の希望に合わせてサイズを提案できることが大切です。

2つめは、子どもへの対応の仕方です。子どもだからといって適当に対応するのはNG。とはいえ、大人扱いをしすぎても子どもには伝わらない可能性があります。子どもと接することに慣れ、適切な対応ができるようになる必要があるでしょう。

3つめは、季節やイベントに合わせた服の知識です。子どもは体温が高いため、冬だといって厚着が良いわけではありません。場合によっては、脱ぎ着のしやすい服を提案することもあります。

保育園や幼稚園、小学校によってはフード付きが禁止されているところもあるため、確認しておくと安心です。学校でのイベントに合わせた服を提案する際には、襟付きシャツをおすすめできるとポイントアップ。子どもたちの流行をいち早くキャッチして覚えることも大切です。

少子化における子供服販売の現在

少子化が叫ばれている現在、子供服販売の売上も落ちているのではないか?将来性はないのではないか?と心配になる人もいるかもしれません。しかし、実は子どもにかける費用は以前に比べて上がっており、子供服市場は拡大しています。

これは両親だけではなく、両祖父母や未婚のおじ・おばが子供服を購入するからです。そのため、少子化とはいえ子供服販売の仕事は今後も需要があると考えられます。

子供服販売の求人は「派遣なび」で見つけよう!

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派遣は初めて、アパレルは未経験という方も大丈夫。子供服販売の経験がなくてもアパレル販売の経験があれば、即戦力として活躍することが可能です。子ども好きな方、子育ての経験を活かしたい方は、ぜひ子供服販売の企業も視野に入れてみてください。

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