アパレル・ファッション業界用語集

ガーネットとは?

和名は柘榴石(ざくろいし)。ラテン語の「種子」を意味することばに由来する。単一の宝石名ではなく類似の鉱物のグループ名で、また、一般に暗赤色の石を想像するが、青色以外のさまざまな色合いがあり、スター効果や変色効果を示す石もある。ガーネットは大まかに次のようなグループに分類される。①アルマンダイト・ガーネット・・・透明から不透明で、色は濃い赤から黒まである。②ロードライト・ガーネット・・・アルマンダイトよりは明るい色調で、色は赤から紫まである。③パイロープ・ガーネット・・・血赤色のきれいな色が一般的で、茶みの赤もある。④グロッシュラーライト・ガーネット・・・透明から半透明で、透明なものはヘソナイトといい、色は無色、黄金色、褐色、緑などがある。エメラルドに似た緑色のものは特にサボライトともよばれる。⑤スペサルタイト・ガーネット・・・透明で、色は赤橙、赤紫、赤褐色などがある。⑥アンドラダイト・ガーネット・・・不透明で黒色のメラナイトと、透明で緑色のデマントイドがある。希少で評価価値も高く、また特有のインクルージョンもある。これらのうち、サボライト、ロードライト、ハイロープなどに人気がある。