「自分の好きな時間や期間を選んで働ける」「正社員と比べると、プレッシャーが少ない」など、自由度の高さや負担の少なさが魅力の派遣社員。経験や専門性を評価される仕事では時給も高く、20代なら正社員よりも月収が高くなることもあります。

その一方で、有期雇用のため継続して働けるとは限らないうえボーナスや昇給がないので、生涯年収では正社員と大きな差がつくというデメリットも存在します。派遣社員からキャリアアップしていくためには、何が必要なのでしょうか。押さえておきたい4つのポイントを紹介します。

１．将来の目標を設定する

26歳までに海外留学の費用を貯めたい、30歳までに正社員になりたい、40歳で自分の店を持ちたいなど、いつまでにどうなりたいかという具体的な目標を設定しましょう。プライベートとキャリア、どちらの目標でも構いません。

その目標から逆算していくと、身につけておくべきスキルが明確になります。仕事選びもスムーズになり、着実にキャリアアップしていく道が見えてくるでしょう。

目標達成のために、必要な資格・スキルは派遣社員のうちに手に入れておくことをおすすめします。派遣は残業がない求人が多く、自分の時間を確保しやすいためです。資格があれば、時給アップ交渉が成功したり、契約更新してもらえたりする可能性が高まります。

２．さまざまな企業・職種を経験しておく

派遣社員が同じ職場で働き続けられるのは、3年までと法律で決まっています。そのため、短期間でさまざまな企業や職種を経験することが可能です。同じ仕事でも、会社によってやり方が違うことがあり、業種によっては専門的な知識を得られることもあります。

豊富な経験があれば、即戦力として評価され、好条件の仕事を紹介してもらいやすくなります。派遣の仕事で培った専門性は、正社員採用の時にもしっかり評価されるはずです。

３．正社員、フリーランスなど、派遣以外の働き方をイメージしておく

2020年4月に改正された労働者派遣法で「同一労働同一賃金」が導入され、派遣社員の待遇は改善されました。現在、派遣求人数も多いため、派遣社員として長く働き続けることも可能です。

ただし、特定のスキルを高めることなく漠然と働き続けていくと、強みがない人材と評価されてしまい、キャリアの選択肢が狭くなる可能性があります。また、高時給の求人は専門性の高い業務が多いため、年齢を重ねても時給が上がらないという事態に陥りかねません。

派遣社員として業界の経験を積んで正社員をめざす、特定のスキルを強化してフリーランスで働けるようになるなど、派遣社員以外の働き方もイメージし、仕事を選びましょう。

４．正社員として必要な人間力を理解し、磨いておく

ティンワークが多い派遣社員に対し、正社員には業務管理スキルや判断力が求められます。チーム、他部署、取引先などさまざまな立場の人と関わりながら業務を遂行していくことも多く、コミュニケーション力は必須です。

また、長期雇用が前提となるため成長意欲や自分で仕事を生み出す力が求められるほか、異動や転勤もあるので新しい環境や業務にスムーズになじめる柔軟性も求められます。

特にコミュニケーション力はどの業界・業種においても必須のスキルです。さまざまな職場で働いていくなかで、提案力や交渉力、ニーズを汲み取る力を高めておきましょう。

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20代で多様な業務を経験しておくことは、その後のキャリアにとって大きなメリットがあります。「派遣なび」は、アパレル・ファッション業界の求人が豊富で、未経験からさまざまな職場を経験することができます。

「いずれは有名ブランドで働きたいけど、正社員の求人はハードルが高そう」と悩んでいる人は、まずは求人が豊富な派遣で経験を積み、キャリアアップをめざすというルートも検討してみてはいかがでしょうか。

アパレルはブランドによってターゲットとなる年齢が異なります。ターゲットの年齢に近い年代の販売員を雇いたいと考える企業が多いため、幅広い求人があるのもメリットです。

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